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FXコラム

2018.03.07

イタリア総選挙

著者:松崎 美子


今回のイタリア総選挙は、昨年10月に採用された新選挙制度により実施されたため、議席の3分の2を占める比例代表制の議席数が出揃いましたが、3分の1を占める小選挙区の数字は、連合の数字だけで、党別の数字は出ていません。

*** 連立政権 4つの可能性

まだ最終結果が出ておりませんので確実なことは申し上げられませんが、現時点で考えられる連立の組み合わせは、以下の4つに絞られます。

 

1) 中道右派連合による政権

現時点で、中道右派連合の議席数予想は、260。この数字が290議席に達すれば、他の小政党と組んで316議席の過半数獲得が可能となるそうです。

予想に反して、ベルルスコーニ元首相率いるフォルツァ・イタリアの得票率(14.02%)よりも、同盟(旧北部同盟)の得票率(17.39%)の方が大きくなってしまいました。

この政権の問題点は、選挙前にフォルツァ・イタリアと「同盟」との間で、得票率の高い政党が中道右派連合の首相を選出するという約束をしていることです。つまり、このまま行けば、同盟(旧北部同盟)から首相を選出する運びとなりますが、この党は「反移民・反ユーロ・欧州懐疑派」のため、ドイツやフランスとの確執が心配されます。

 

2) 5つ星運動政権

得票率で断トツ1位となったのが、5つ星運動です。得票率は、32.64% !
開票後の記者会見でマイオ党首は「どの党とも連立を組む気はない。」と語りましたが、政治は生き物であるため、「絶対」は禁物です。

もし、ここが他との連立を組むとした場合、2つの可能性が浮上します。

・5つ星運動と、中道左派の「民主党(PD)」との連立

イタリアで最も購読者数が多いラ・スタンパ紙によると、「もし、5つ星運動が第一党となれば、連立相手として民主党(PD)を選ぶ可能性が高い。」という記事を載せています。

・5つ星運動と、中道右派連合の「同盟」との連立

共に欧州懐疑派という共通点があるため、この2つが連立政権を発足させるという意見もあります。しかし、同盟の党首は「5つ星運動と連立を組む気は一切ない。」と一蹴。いずれにせよ、もしこの連立政権が誕生した場合、欧州統一に大きな影を落とし、ユーロは急落することになるでしょう。

 

3) 連立政権が決まらず、あらたな選挙を実施

どの連合/政党も過半数をクリアーしていないため、連立合意が出来ず、マッタレッラ大統領は新たな総選挙を呼びかけることも、可能性として残ります。

個人的には、これから何度、総選挙を繰り返したとしても、結果は変わらない気がします。5つ星運動は今までずっと、ある意味イジメられてきたというか、他の政党の仲間に入れてもらえず、孤立無援状態が続いていました。しかし、有権者の心はしっかり掴んでいたのです。

この選挙結果を見て、今回の選挙が「新しいイタリア」を映し出していると感じたのは、私だけではないでしょう。

 

本記事は、新イーグルフライから抜粋したものです

松崎 美子

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