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FXコラム

2018.11.26

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic181118-22.gif

前週の当欄では、「今週の焦点は、114.55を抜くことができるかどうか」にあるとした。

その上で以下の様にまとめた。

「確かにドル買い要因も多く、114.55を試す可能性もあるが、仮に週初からそうした展開となった場合、
(ドル買い加熱感の高まりから)ドルの反落リスクが高くなるか。

足型(8日の陽線&9日の陰線)は5日連続の陽線引け(コマ線を含む)となった
ドル上昇相場が息切れし出していることを示唆する。

暫定支持線TS(前週末113.35前後)が下抜けた場合は、112円台前半までの反落もあると見る」
**予測レンジ:112.15~114.55

実際の相場は週前半にドルの上値を試す形となったが、高値は114.21止まりで、週末に112.65まで下落して終えた。

予測レンジの下限112.15までは届かなかったが、総じて予測やストラテジー・アイディアは良好な結果に終わった。

今週は結構難解な週となるが、前週に日々高値安値が切り下がっている点を考慮すれば、
基本的に今週のドルの戻りは113円台後半までと見る。

●これに関連して、主要なドルのネガティヴ要因として以下のものが挙げられる。

(1)中長期的な視点:昨年(2017年)の5月以降においてドルの反発局面は3回あったが、
いずれも114円半ば(最高値は11月の114.73)で止まっている。

そして直近でも、最高値は114.55(10月4日)を抜けず、前週も114.21止まりとなったことで、
114円台でドルの上値の重さが再認識された。

(2)中長期的な視点:(1)に関連することとして、
やはり節目の115円が心理的にもドルの抵抗水準として意識されている。

この点、フィボナッチ水準を導けば、
115.35(76.4%戻し、118.66[トランプラリー最高値]→104.64[今年年初来安値])に当たるため、
115円が長期的にも心理的水準と言えそうだ。

(3)ドルのサポート要因として転換線が基準線を上抜いている
(好転している)ことが挙げられるが、
「好転」後にドルが下落あるいは横這いとなる傾向がある。

この点について、前週の「Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア」で、
「好転するまでに上昇エネルギーを使い果たしているため、
好転以降にドルが下落するか、保ち合い相場に転じている」と説明した。
・・・但し、ドルの反落あるいは保ち合い終了後、ドルが再び上昇しているのが、
年初来安値104.64からの特徴となっている点には注意が必要。

(4)暫定支持線TSを下抜いている

(5)終値で25日MA(前週末112.93)を下回った

(6)ザラ場ながら、一目の雲の上限(前週末112.80)を下回っている

〇他方、依然としてドルに強気な要素もある。

(A)スポットが100日MA(前週末112.04)にサポートされた後、
ドルが反発する傾向にある。

また、その場合のドル上昇期間が長くなる可能性がある。

チャートのグリーン丸に注目!

(B)ドルのサポート要因として転換線が基準線を上抜いている(好転している)ため、
再びドルが上昇する可能性が残っている

(C)111.38(10月26日安値)からの高値114.21までをワンレッグ(一相場)とした場合、
61.8%戻しが112.46、76.4%戻しが112.05となる。

前週の安値112.65は61.8%に支持された格好と言える。

また、「前週末100日MA112.04≒112.05」と考慮すると、
112円台前半が比較的強いサポートとなる可能性がある。

(D)(C)との関連で、一目の雲の下限が112.15(今週を通して)にあるが、
前述フィボナッチ水準や100日MAと重なる。

基本的には上の●ドルのネガティヴ要因を重要視しているが、〇ポジティヴ要因にも気を配りたい状況。

こうした状況下、今週は以下の様にまとめた。

*******まとめ********

上値・下値・終値、これらいずれもが切り下がっているため、下値を試す展開が続くと見る。

その流れで112円台前半を潰す様であれば、10月26日の安値111.38を試す展開もあり得る。

もっとも、111円台はドル需給がタイトになる水準であり、それ以前にドルショートの踏み上げもあるか。

他方、112円台前半も覗けない展開となった場合、113円台後半までの反発はあると見ていいる。

予測レンジ:111.40~113.80

******************

**ドルのネガティヴ要因(上記と一部重複)

(1)10月1日週に、昨年11月の高値114.73や節目の115.00を試したが、2回フェイルしている。

(2)(1)との関連で、昨年4月以降の戻り高値水準である114円台がより強いドルの抵抗帯となっている。

(3)暫定支持線TSを下抜いている

(4)終値で25日MA(前週末112.93)を下回った

(5)ザラ場ながら、一目の雲の上限(前週末112.80)を下回っている

(6)ドルの地合いが悪化してからの相場が若い

(7)9日間RSI(前週末40%)のモメンタムが下向きで、かつ30%まで下落余地がある。

**ドルのポジティヴ要因

(1)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を
起点とする抵抗線P1(前週末111.65前後、週足チャート)と
平行に走るP2で形成されたドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを完全に抜いている。

P2(前週末110円台前半)がドルの支持線となっている

(2)25日MA(前週末112.93)と100日MA(同112.04)とがゴールデンクロス中。

(3)上昇する100日MAが200日MA(同110.13)を上回っているため、長いスパンでドルに先高感が残る

(4)転換線が基準線を上抜き、好転している

(5)スポットが100日MA(前週末112.04)にサポートされた後、ドルが反発する傾向にある。

また、その場合のドル上昇期間が長くなる可能性がある

(6)111.38(10月26日安値)からの高値114.21までをワンレッグとした場合、
61.8%戻しが112.46、76.4%戻しが112.05となる。

(7)(6)との関連で、100日MA(前週末112.04)≒112.05

(8)一目の雲の下限が112.15(今週を通して)にあるが、前述フィボナッチ水準や100日MAと重なる。

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
113.61(11月16日の高値)
114.21(11月21日の高値)
114.55(10月4日の高値)
*114.73(昨年11月6日の高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)
115.35(76.4%戻し、118.66→104.64)
115.62(2017年1月19日)

**サポート
112.65(11月16日安値)
112.46(61.8%戻し、111.38→114.21)
112.15(前週末一目の雲の下限)
112.04(前週末100日MA)
111.78(10月29日安値)
111.38(10月26日の安値)
110.85(9月10日の安値)
110.38(9月7日の安値)
110.02(前週末200日MA)
110円(サイコロジカル)
109.78(8月21日安値)
109.37(6月24・25日安値
109.20(6月8日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

今週のポイント

*注目材料

・ウィリアムズNY連銀総裁講演(19日):前週にクラリダFRB副議長が「政策金利は中立金利に近づいている」と
ハト派的発言でドルが軟化した経緯があるだけに、注目される。

・ブレグジットを巡る英政権問題:前週に英草案がEUに受け入れられ、一時的にポンドが反発している。

それだけに、同点を巡って英政権内が紛糾する様であれば、再びポンド売りが加速する懸念も。

この先の大きな焦点は25日開催の議会で草案の承認がなされるかどうか?

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/pic181118-23.gif

ドル円:ドルの試し買いもあるが、基本線はドル売りで臨みたい

前週のストラテジーでは、転換線が基準線を上抜いている(好転している)が、
その後にドルが下落あるいは横這いという傾向があるため、「ドル売り」を推奨した。

図の三ヶ所の赤丸(好転箇所1、2、3)とその後のドット下落矢印との関係に注目してのアイディア。

直近ではブルーの四角囲み内に示した「赤丸(好転3)後に上昇(前々週)、
そして前週の売り推奨部分(ドル下落の下降赤矢印)」。

前週の見立ては正解だったが、今週は二つの見方ができるだけにやや難解。

前週の当欄では、
(1)下落あるいは保ち合い後にドルが再び上昇しているため、
一旦下げ止まった後のドル売り継続には慎重にと指摘している。

つまり、ドル買いとい手もありと言うことになる。

(2)他方、暫定支持線TSを下抜けていること(オレンジ丸)、
そして年初来安値からの支持線Sを再び下抜けていること(二つ目のグリーン丸)、
そして2週連続で114円台の上値の重さが確認されたことを考慮すると、
ドット下降矢印が伸びる可能性がある。

その際、今週もS線を下回り続ける様であれば、
前回の下抜け(最初のグリーン丸)が騙しだったことを打ち消す格好となるため、
中長期ドル下落の可能性を示唆することになる。

「ドル売り推奨水準」
週初ドル売り推奨水準:113.00~113.40
コンサーバティヴドル売り推奨水準:113.40~113.80

「ドルの試し買い推奨水準」112.05~112.44

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、
特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットやそれにマージン率を加味したものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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