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FXコラム

2018.12.10

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic181202-22.gif

前週のまとめでは、

「直近安値の112.30を試す局面がある」とした一方、112.65~70で限定された場合は、
ここがサポートとなり、ドルが113円台へと反発する可能性が高い」と予測した。

ただ、その場合であっても、ドル上値は113円後半で重たい」と予測し、
予測レンジの上限を113.75に置いた。

実際の相場展開は、週初に下値が112円台後半で限定されたことから、
ショートカットを巻き込みながらドルが上昇し、週半ばに114.03を示現。

しかし、週後半に入ると、ロングの落としに113.19まで反落し、
結局113円半ばで週を終えた。

この先の焦点は、ドルの年初来高値114.55(10月4日高値、
その手前には11月21日の高値114.21もある)をブレイクできるかどうか、
さらには昨年最高値114.73(11月6日)を抜くことができるかどうか。

この点を予測する上では、10月以降に形成されたトライアングル(チャートのグリーン線)の
上辺・下辺のどちらを先に抜くか(三角保ち合い放れ)が一つのカギ。

トライアングルのエイペックス(三角形の頂点)までは現時点から2-3週間で到達するが、
エイペックスに到達する前の今週中にも放れる可能性がある。

その場合、以下が想定される。

1.仮に上辺(今週は113.90前後に切り下がる)を抜く様であれば、
勢いで114.55を試しに行く可能性が高い。

2.他方、下辺(今週は112円後半~113円台へ切り上がる)を抜く様であれば、
112.67(11月23日)、さらには112.30(11月20日)が試される可能性が高い。

筆者は、後者の2を支持するが、前週の上昇相場で丁度上辺(114.03)で
切り返された後だけに、今週は下辺に向かうというのがその主たる理由である。
・・・この詳細は「Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア」に譲る。

もっとも、前週末に再びドル113円台後半に反発した後、
25日MA(前週末113.30)が支持水準になる可能性があるため、
単純に上辺を抜き、前週の高値114.03を試すという見方もできる。

但し、その場合でも、昨年以降、114円台で幾度もドルが切り返されていることを考慮すると、
114円台後半ではドルの上値は重たいと見る。

他方、下値圏には今週中に一目均衡表の雲(上限)が112円台後半に上ってくることや、
中期相場の強い支持水準となっている100日MA(前週末112.24)の存在もあるため、
過去2週間同様、112円台前半ではドルが底堅さを示すか。

今週は以下の様にまとめた

 

********今週のまとめ*********

前述した様に、今週は三角保ち合いを放れる可能性が高い。

昨年来114円台では(特に114円台後半では)、
再三ドルが押し戻されていることから、ロングの利食いやヘッジャーのドル売りが想定されるため、
今週中の上辺113.90近辺からはドルの上値が重たくなると見る。

仮に上辺を放れたとしても、114円台後半ではドルの上値が重たいと考えている。

放れる確率のウェイトとしては下辺を放れる(詳細はストラテジー・アイディアをご参照ください)と予測する。

もっとも、この場合でも、ドルは112円台前半で底堅さを示すか。

予測レンジ:112.05~114.55

**************

 

**ドルのネガティヴ要因(上記と一部重複)

(1)10月1日週に、昨年11月の高値114.73や節目の115.00を試したが、2回フェイルしている。

(2)(1)との関連で、昨年4月以降の戻り高値水準である114円台がより強いドルの抵抗帯となっている。

(3)10月4日の高値114.55を起点とする抵抗線(前週末114.00前後)によって、前週はドルの上値が抑え込まれた。

(4)(3)で指摘した抵抗線を上辺とし、111.38(10月26日安値)からの支持線を下辺とする
トライアングルが形成されている。

前週は先行してこの上辺に到達しているため、トライアングルの読み方から、
三角保ち合いに下放れが生じやすい。

**ドルのポジティヴ要因

(1)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を起点とする抵抗線P1
(前週末111.65前後、週足チャート)と平行に走るP2で形成されたドルの長期下降チャンネル
P1-P2の上値メドを完全に抜いている。

(2)25日MA(前週末113.30)と100日MA(同112.24)とがゴールデンクロス中。

(3)上昇する100日MAが200日MA(同110.27)を上回っているため、
長いスパンでドルに先高感が残る

(4)転換線が基準線を上回り続けている

(5)スポットが100日MA(前週末112.27)にサポートされた後、ドルが反発する傾向にある。

また、その場合のドル上昇期間が長くなる傾向がある

(6)111.38(10月26日安値)からの高値114.21までをワンレッグ
(ドル上昇一相場)とした場合、76.4%戻しが112.05となる。

(7)一目の雲が(今週半ば以降、下限112.15~上限112.66)上に切り上がる

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
113.85~114.00(トライアングル上辺、中期抵抗線)
114.21(11月21日の高値)
114.55(10月4日の高値)
*114.73(昨年11月6日の高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)
115.35(76.4%戻し、118.66→104.64)
115.62(2017年1月19日)

**サポート
113.30~(前週末25日MA、徐々に上向き)
113.19(11月29日の安値)
112.75~113.05(トライアングル下辺)
112.30(11月20日安値)
112.24(前週末100日MA)
112.15(前週末一目の雲の下限)
112.05(76.4%戻し、111.38→114.21)
111.78(10月29日安値)
111.38(10月26日の安値)
110.85(9月10日の安値)
110.38(9月7日の安値)
110.02(前週末200日MA)
110円(サイコロジカル)
109.78(8月21日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

今週のポイント

*注目材料

・米金融政策
パウエルFRB議長の講演(28日)での発言「政策金利は中立金利を僅かに下回る」が
総意としてのFRBのフォワードガイダンスとなるのかどうかがに注目。

その意味で、12月7日の11月米雇用統計や3日の米11月ISM製造業景気指数に注目しておきたい。

また12月のFOMCの叩き台となるベージュブック(5日)も重要となる。

これらの内容が比較的強気なものであれば、短期的なドル買い材料となりえるが、
逆に弱い内容となった場合は、FRB要人発言にハト派色が強まっている時だけに、
ドルの急落に気を付けなければならない。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の「時期尚早な利上げをより心配している」は
12月の利上げすらも懸念している声とも受け止められる。

・欧州懸念
ブレグジットを巡る英政権問題:EUが英国の条約案を受け入れたが、
英議会の賛否が不透明(否決の可能性が高い)。

ちなみに、トゥスクEU大統領は
「もし英議会が提案を拒否したら、選択は合意なしかブレグジットはなくなる」
としている。

ポンドドルのチャートの形が如何にも悪い。

1.26を割り込む様であれば、再びポンド売りが急加速する可能性がある。

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/pic181202-23.gif

トライングルに下放れの可能性があることや、114円台ではドルの上値が重たいと見られることから、
中期戦略としてのドル円の売りを推奨。

(今回のトライアングルに関する筆者の見解は添付図並びに図下段赤字の書き込みをご参照下さい)

*今回のトライアングルは、年初来安値104.64(3月23日)からのドル上昇トレンドの高値圏で出現している

三角保ち合いは中期・長期相場の決定要因ではないが、昨年以降のドルの高値圏で出現しているだけに、注目しておきたい。

一般的にトライナングルが形成される時間は1カ月~3カ月を要する(1カ月以下の場合は、ペナントやウェッジ)が、
エイペックス(頂点)までの時間と形状を判断すると、今週から来週に三角保ち合いを放れる可能性が高い。

「ドル売り推奨水準」
積極的ドル売り推奨水準:113円台後半
コンサーバティヴドル売り推奨水準:114円台前半

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、
特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットやそれにマージン率を加味したものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

 

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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