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FXコラム

2018.12.17

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic181208-22.gif

 

前週の当欄では、予測を以下の様にまとめた。

*******まとめ**********

「三角保ち合いを放れる可能性が高い」とした上で、
「114円台では、再三ドルが押し戻されていることから、
ロングの利食いやヘッジャーのドル売りが想定されるため、
上辺113.90近辺からはドルの上値が重たくなる」と予測し、
三角保ち合いを下放れる可能性を指摘した。

但し、「この場合でも、ドルは112円台前半で底堅さを示す」ことを追記した。

予測レンジ:112.05~114.55

*********************

実際の相場も、週初に三角形の上辺近辺の113.87で上値を阻まれた格好となり、反落。

その後は、三角形の下辺を放れ、112.23まで下落した。

ただ、112円台前半のテクニカルポイントがドルの下値を支える格好となり、
112.92まで反発し、112.70前後で週を越した。

今週の焦点は、やはり112円台前半を完全に下抜くことができるかどうかである。

過去3週間の経緯を振り返ると、
(1)スポットと一目均衡表の雲との関わり、
(2)中期相場の強い支持水準となっている100日MA(前週末112.27)の存在、
(3)フィボナッチ水準の112.05(76.4%戻し、111.38→114.21)の存在が、
意識されるところ。

(1)については、前週に雲の下限が下値を支えた格好(厳密には112.23を付けた
6日の下限は112.27で若干下回っている)で、
かつ終値ベースでは雲の上限のオンラインで抜けていない、そんな関係にある。

そこで、注目しておきたいのは今週の雲の動向。

雲の上限が週初の112.44から112.94まで上昇してくる一方、
下限は週を通して112.44で推移する。

依然として予測のディレクション・ウェイトはドル安下方に置いている、
つまり、雲の下限を終値で下抜く可能性が高いと考えている。

この点では、ドルの戻りがどこまでかが重要となる。

前週のストラテジー・アイディアでは保ち合いの三角形を放れることを重点に
「中期戦略としてのドル売りを113円後半で推奨」したが、
上述した様に三角形の下辺(前週末113円前後)を抜き、相場は下に放れた。

従って、この下辺が抵抗線となるかどうかが注目される
(ストラテジー・アイディア下段図にイメージチャートを記した)。

もっとも、下辺の上に入ったとしても113円前半~113.66(ここは抜けないか可能性が高い)で
ドルの上値が抑えられると見るが、よりドル安水準の下辺が抵抗線になることで、
雲の下限を完全に抜く可能性が高まる。

(2)100日MA(前週末112.27)は極めて重要である。

年初来安値104.64(3月23日)を付けて以降、同MAが支持線となっている
(チャート赤のドット丸)ため、かなり強い線と言える。

前週の予測では、保ち合い三角形を下放れても112円台前半でドルが底堅さを示す
とした大きな理由は100日MAの存在があった。

だが、10月以降のスポットと支持線の関係から、
そろそろ同MAの下抜けを意識しておくべきかと思う。

この詳細は、ストラテジー・アイディアに譲りたい。

(3)フィボナッチ水準の112.05(76.4%戻し、111.38→114.21)だが、上の(1)(2)
の補佐的役割を果たしているので、一応注目している。

ただ、61.8%の次のフィボナッチ水準である76.4%はそれ程強い支持線(下落局面では)
として強く意識する必要はないと考えている。

112.05よりドル高水準(1)や(2)が崩れた場合は、意外に簡単にブレイクできる水準。

(1)(2)(3)を112円台前半のドルのサポート要因として指摘するが、
次の要因を考慮すると、112円を割り込む可能性が高いと見る。

(A)前週前の安値112.30(11月20日)を下抜いている

(B)転換線が基準線を下回っている

(C)保ち合い三角形の下辺(前週末113円前後)近辺でドルの上値が重たくなっている

(D)根本的な問題として、111.38(10月26日)以降のドル上昇局面のドル最高値が
114.21(11月12日)止まりと、114円台での上値の重さが再確認された。

つまり、その前の高値114.55(10月4日)を試しに行くこともできずに、
上値が切り下がった格好となった。

「114.55→114.21→114.03(11月28日)」という推移も見逃せない。

今週は以下の様にまとめた。

********まとめ**********

中期相場で形成された保ち合い三角形の下辺が破られた後の今週、
一応ドルの下方リスクが増しており、
(A)~(D)を後ろ盾に112円台前半を試し、ドル一段安となる可能性が高いと見る。

ただ、過去3週間では、112円台前半を付けた後に、112円台半ばが底堅くなる展開を見せているだけに、
週初にそうした展開となった場合は、113円台後半を僅かに覗く可能性は排除しない。

予測レンジ:111.60~113.65

*********************
**ドルのネガティヴ要因(上記と一部重複)

(1)10月1日週に、昨年11月の高値114.73や節目の115.00を試したが、2回フェイルしている。

(2)(1)との関連で、10月以降のドル上昇局面で114円台がより強いドルの抵抗帯となっていることが再確認された。

(3)(1)(2)との関連で、「114.55(10月4日)→114.21(11月12日)→114.03(11月28日)」という様に、
ドルの上値が確実に切り下がっている。

(4)(3)との関連で、10月4日の高値114.55を起点とする抵抗線R
(前週末113.90前後、直近の保ち合い三角形の上辺)によって、
前週はドルの上値が抑え込まれた。

(5)(4)の結果として、直近の保ち合い三角形の下辺を下放れた。

(6)前週前の安値112.30(11月20日)を下抜いている

(7)転換線が基準線を下回り出した

**ドルのポジティヴ要因

(1)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を起点とする
抵抗線P1(前週末111.65前後、週足チャート)と平行に走るP2で形成された
ドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを完全に抜いている。

(2)25日MA(前週末113.32)と100日MA(同112.27)とがゴールデンクロス中。

(3)上昇する100日MAが200日MA(同110.59)を上回っているため、長いスパンでドルに先高感が残る。

(4)年初来安値104.64(3月23日)を付けて以降、100日MA(前週末112.27)が強い支持線となっている。

(5)111.38(10月26日安値)からの高値114.21までをワンレッグ(ドル上昇一相場)とした場合、76.4%戻しが112.05となる。

(6)ザラ場では一目の雲の下限が、そして終値では上限がサポートとなっている。

今週中の下限は112.44で推移。上限は週初112.66、週末には112.94前後。

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
112.92(12月7日の高値)
113.00前後(トライアングルの下辺)
113.90前後(中期抵抗線、前週の高値は113.87)
114.03(11月28日)
114.21(11月21日の高値)
114.55(10月4日の高値)
*114.73(昨年11月6日の高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)
115.35(76.4%戻し、118.66→104.64)
115.62(2017年1月19日)

**サポート
112.27(前週末100日MA)
112.23(12月6日の安値)
112.44(前週末一目の雲の下限)
112.05(76.4%戻し、111.38→114.21)
111.78(10月29日安値)
111.38(10月26日の安値)
110.85(9月10日の安値)
110.38(9月7日の安値)
110.02(前週末200日MA)
110円(サイコロジカル)
109.78(8月21日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

今週のポイント

*注目材料

・米インフレ指標に注目

米金融政策のハト派化や米10年債利回りの動向が注目される中、今週は11日に米11月PPIや同CPIが発表される。

パウエルFRB議長が「政策金利は中立金利を僅かに下回る」と発言(11月28日の講演)して以降、
米国債市場で長短イールドの逆転(5年債・2年債)が起き、景気後退の前兆論が喧しくなった。

市場は相当に米金利に敏感になっているため、米インフレ指標には要注意。

・高値圏での激しい上下動は要注意のサイン。

日米株価が高値圏において上下動が激しい。

こうした展開は、経験則から反落・暴落のサインと言える。

11月以降のドル円相場は112円~114円のレンジ相場と言えばそれまでだが、
高値圏で上下動しているかに見える。

年内に日米株価の暴落があるとすれば、ドル円の急落・暴落には注意が必要だ。

1月の(ローソク足)月足が陰線で終わる傾向がある。

14年~17年では1月陰線は三回。

16年1月は陽線引けとなったが、120円台から115円台までのドル急落局面があった。

そして同年2月にはドルが110円台まで暴落した。

依然としてIMMの円売りポジションが高水準なのも気懸り(巻き戻し懸念と言う意味で)。

・欧州懸念

ブレグジットを巡る英政権問題:メイ政権案について、英議会(11日)の賛否が不透明(否決の可能性が高い)。

否決では長期的にポンド売りが避けられないか。

チャートポイントの1.26半ば(対ドル)を割り込む様であれば、
再びポンド売りが急加速する可能性がある。

イタリア修正予算案について、13-14日に開催されるEU首脳会議に注目。

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/pic181208-23.gif

前週の当欄では、トライングルに下放れの可能性があることや、
114円台ではドルの上値が重たいと見られることから、
中期戦略として113円台後半での積極的ドル売りを推奨した
(図の上段が前週の当欄での参考図とイメージチャート)。

下放れの後の今週、直近最安値112.23を試す展開を頭に入れておく必要がある。

今週もドル売りを推奨するが、このところ安値更新後の戻り高値からの
下押しで押し戻される傾向がある点には要注意である。

前週の113円台後半でのポジションはグッド・ポジションとなる可能性が高かったので
積極的ドル売りを推奨したが、今週はとりあえず試し打ち程度の考えで攻める必要があるか。

ただ、前週指摘した様に、年初来安値からの支持線S1は、
前週の展開で3回目にブレイクされている点には注目したい。

経験則からは、3回目のブレイクは本格的なトレンド転換となることが多いため、
何処かでドルショートを持ってみたい。

前週の推奨水準でドルショートを持てていれば、半分を懐に入れて、
半分は(コスト以前の水準で利食いオーダーを入れて)ショートキープが望ましいと考えている。

・ドル売り推奨水準:
積極的推奨水準:112.72~112.93
コンサーバティヴ推奨水準:113.25~113.65

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルや
トレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットやそれにマージン率を加味したものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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