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FXコラム

2019.01.07

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic181230-22.gif

 

*********前週のまとめ********

当面の下値メドと見られていた112円台前半を抜いたため、
ドルに下方下方バイアスがかかりやすい。

こうした中、相場(ドル下落局面)が若いだけに、

この先もドルの下値リスクが続くとみる。

(中略)

112円台前半程度までの戻りがあっても不自然ではないが、

200日MAを下抜く様な展開では、

下降チャンネルR1-R2の下値メド線を下回るため、

短期的にドルが急落する可能性がある。

予測レンジ:109.40~112.75

*******************

 

実際の相場では、週初からドルの戻りはほとんどなく、

週前半で一挙に110.00まで下落した。

それ以降、反発と下押しを繰り返した後、110.30前後で越週した。

この展開での大きな特徴としては、

まずはドルの下落が心理的節目の110.00で止まったこと、そしてそこからの反発が

111円半ば(正確には111.41)に限られたことの2点が挙げられる。

この2点と越週水準(110.30)を考慮すると、

必然的にドルの下方リスクが強いと予測せざるを得ない。

12月に入ってからのドル下落の流れが以下(1~5)の様な過程を経ているため、
長期トレンドとしてもドル安が続く可能性を考慮する必要が出てきた。

1.10月以降のドル高局面で、

114円台ではドルの上値が重たいという認識を覆せなかった。

2.年初来安値104円64銭(3月23日)からの支持線S1がブレイクされ、
完全に上昇チャンネルS1-S2が崩れた。

3.年初来安値からの高値圏で三角保ち合いが形成され、保ち合いを下放れた。

4.今年10月以降の展開では、

114.55→114.21(11月12日)→114.03(11月28日)と着実に、
高値圏での上値の切り下がりを見せた。

5.前々週に一目均衡表の雲(前週末の下限は112.44)が下抜け、

ドルに対するセンチメントが悪化している。

この先の焦点は、

心理的節目の110円や8月21日に示現した109.78を下抜くかどうかにあるが、
以下(A)~(D)のドルのネガティヴ要因があるため、その可能性が高い。

(A)110円以上の最後の砦でもあった200日MA(前週末111.04)が下抜けている。

「前々週」のスポット終値は111.30(12月20日)と、

200日MA(前々週末110.91)がサポートとなっていたが、
「前週」の展開で同MAのサポート機能が失われた格好となった。

(B):ちなみに、(A)との関連では、

抵抗線R1と平行に引けたR2とでR1-R2という
下降チャンネルが想定されたが、R2がブレイクされたため、

より強い下方バイアスがドルに掛かっている。

(C)中期的なドルの動向を示唆する25日MA(前週末112.54)が

100日MA(同112.39)とデッドクロスする可能性が極めて高い。
今週から25日遡った水準は113円台であり、

週内の終値がそれらを上抜く可能性は相当低い。

(D)オシレーター系では9日RSI(前週末30.45)や

14日RSI(同33.09)がやや低めだが、

足元ではモメンタム線(RSIチャートのドット線M)が

良いペースで下降しているため、ドルの戻りは限定的と見られる。

ただ、気を付けておきたいのは、スポットと25日MAとの乖離。

前週末の終値110.30前後と25日MAとの乖離は

「112.54-110.30」=2.24円(チャートに明示)と、
やや大きく、ドルに一定の反発があることを示唆している。

年末・年始で薄商いの市場だけに、下髭が簡単にでやすい状況でもある。

この点、気懸りなのが、111円台後半での揉み合いがなかったこと。
ギャップが空いているわけではないが、そこまでの戻りがあっても不自然ではない。

以上を踏まえて今週は以下の様にまとめた

*******今週のまとめ**********

ドルの反発力が弱いため、下値を試す展開が続くと見る。

110.00~109.78(8月21日)を下抜く様であれば、一挙に108円台前半もありえるか。

ただ、前述した様に、下値を試す展開に失敗した場合、

111円台後半程度までの戻りは考慮しておきたい。

予測レンジ:108.10~112.00

************************

**ドルのネガティヴ要因(上記と一部重複)

(1)10月1日週に、昨年11月の高値114.73や

節目の115.00を試したが、2回フェイルしている。

(2)(1)との関連で、10月以降のドル上昇局面で114円台が

より強いドルの抵抗帯となっていることが再確認された。

(3)(1)(2)との関連で、

「114.55(10月4日)→114.21(11月12日)→114.03(11月28日)」という様に、
高値圏でのドルの上値が確実に切り下がりを見せた。

(4)年初来安値からの高値圏において、

反落パターンの「三角形保ち合いの下放れ」が出現した。

(5)中期的なドルの動向を示唆する25日MA(前週末112.54)が

100日MA(同112.39)とデッドクロスする可能性が極めて高い。

・・・25日MAが下降している点にも注目。

(6)今年ドルの強いサポートとなってきた100日MA(前週末112.39)を下抜き、
さらには200日MA(同111.04)を下回っているため、

ドルの長期的先安感が生まれつつある。

(7)転換線(前週末111.40)が基準線(111.99)を下回り続けている(逆行状態)
ただ、両線の乖離が1円以上となった場合は、ドルの反発に要注意。

 

**ドルのポジティヴ要因

(1)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を起点とする

抵抗線LR(週足チャート)を抜いている。

(2)上昇する100日MA(前週末112.41)が

200日MA(同110.91)を上回っているため、長いスパンでドルに先高感が残る。

(3)スポットと25日MAとの乖離幅が広がりつつある。

(4)9日間RSIが前週末で17%台まで低下した後、週末に30%まで回復しているが、

オーバーソールドの余韻が残っている。

(5)前週半ば以降の激しい上下動がこのところの安値圏で生じている。

反発のサインにも見える。

(6)前週に110.00を付けた後、110.14~15で下げ渋っている。

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
111.04(前週末の200日MA)
111.41(12月26日高値)
112円台前半(前週までののドルの強いサポート水準)
112.54(前週末の25日MA)
113.71(12月13日の高値)
114.03(11月28日)
114.21(11月21日の高値)
114.55(10月4日の高値)
*114.73(昨年11月6日の高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)
115.35(76.4%戻し、118.66→104.64)
115.62(2017年1月19日)

**サポート
110円(サイコロジカル、12月25日の安値)
109.78(8月21日安値)
109.37(6月25・26日の安値)
109.20(6月8日安値)
108.12(5月21日安値)
106.89(4月17日安値)


105.00(サイコロジカル)
104.64(年初来安値、3月23日)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント

・年末・年初で市場が薄くなる。

・本邦輸出関連企業のドル売り水準が引き下げられている。

12月14日公表の「日銀短観」では、大企業の2018年通年想定為替レートは

9月調べの107.40から109.41まで切り上がっている。

ドルが112円で底堅さを見せていたため、

2018年度末(3月末)までのドルは堅調と判断しての想定レートだが、
前週に一部で見られた様に実需のドル売りが入ったことが示す様に、

やや輸出関連企業に焦燥感がある。

「円高→外需関連株安→日経平均株価安→円高」という図式は全く変わっていない。

年末年初の本邦の株式市場は休場だが、

年明けの海外株式市場が不調となった場合、
大発会以降の日経平均には要注意。

・一連の米経済指標や米要人発言に注目
米景気の先行きに懸念が高まる中、要注意。

年初の3日米製造業ISMやADP雇用統計、

4日の米雇用統計やパウエル議長発言には特に注意を要する。

・新日米通商交渉

USTRは21日、「交渉目的」概要を発表。

通貨政策について「日本が自国に有利な為替操作を行うことを確実に防ぐ」と明記。

この先110円割れの局面で、こうしたコメントがメディアで流れると、

ドルが急落する危険がある。

・米つなぎ予算問題→米公的機関の閉鎖→引き続きドルにネガティヴなイメージ

・1月の(ローソク足)月足が陰線で終わる傾向があるため、

この先のドル急落・暴落に要注意。

・欧州懸念

ブレグジット問題:ブレグジットの先行きに対する不透明感強は払拭されていない。

目先安定も、依然としてポンドの下落リスクに要注意。

マクロン仏大統領の不信任案の行方、不安定感増すドイツ政権の状況を考慮すると、
依然としてユーロの下値リスクには要注意。

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/pic181230-23.gif

●ドル円のドルの戻り売りを推奨

・ドル売りを推奨する理由は、移動平均線の動向
・・・・・詳しくは参考図んみ記載

・戻り売りを推奨する理由
1.スポットと25日MAとの乖離がやや広がっている

2.9日間RSIの水準がやや低い

3.一連のドルの下降局面で、111円台後半を揉んでいない

などを考慮すると、一定の反発が期待できるからである。

〇売り推奨水準
コンサーバティヴ売り推奨水準:111.32~111.98
積極的売り推奨水準:110.80~111.31

〇リスクは高いが、

ストップロスをタイトに入れての109.70~110.15でのドル買いもあるが、
トレンドを無視した超短期ディールの戦略に過ぎない。

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルや

トレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットやそれにマージン率を加味したものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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