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FXコラム

2019.01.28

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/190120-22.gif

前週の当欄は以下の様にまとめた。

 

********前週のまとめ*******

前週に指摘した2016年からの

支持線S(前週末107.30前後、週足チャート)がドルをサポートする中、
引き続き「当面の落とし処」を模索する展開が続くと予測する。

当面の落とし処は108円~110円となる可能性が高い

(前述1、揉み合い水準に関する指摘)が、
短期的な予測のウェイトはドル高方向にかけている。

予測レンジ:107.30~110.55

*********************

 

実際の相場も、

当面の落とし処を模索する中、週末には109.89まで上昇。

新年の3日に104.10まで急落したが、

その前日(2日)の水準は108円台後半~109円台後半だった。

正に前週の相場は同水準で揉み合う格好となった。

筆者は104.10を示現して以降(1月6日以降)、
当欄では一貫して「当面の落とし処を模索する展開」を予測し、
前週ではドル高方向にウェイトを掛け、「ストラテジー・アイディア」では、
ドル買いを推奨。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

前週の当欄では「本来のあるべき姿を模索する展開」について、詳細を施した。

その材料の一つとして「昨年4~6月の相場展開」を採り上げたが、
この先の展開を考える上で、もう一度、この点を振り返っておきたい。

「昨年4月~6月相場展開」

・昨年のドル最安値は104.64(3月23日)だが、

それ以降は110円台を目指して揉み合うことになった。

・108円台に完全に上昇した以降(4月23日以降)、
110円台以上で相場が定着する(6月29日に定着)までに48日を要している。

この48日のうちの39日間で、108円台または109円台を付けている
(110円以上を付けた後も108円~109円台を付けているという意味)。

・つまり、108円~109円台では相当に揉み合っており、

下落局面のフロアーとなる水準と捉えられる。

従って、昨年12月以降に支持線S1や強いサポートだった100日MAを
下抜いて以降のドル下落局面において、

108円~109円台で揉み合うべきゾーンだったと言えよう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

前週の展開は、本来揉み合うべき

108円台~109円台で揉み合う形となったが、
今週以降の焦点はこのゾーンがコアとなるのかどうかである。

その際の思考の軸は、
「1」依然として相場が下降局面にあるのか

「2」既に相場は戻し局面に入ったのか

の2点である。

筆者は、依然として「1」の局面にあると考えているが、

軸となる根拠は、次の3点である。

●昨年のドルの高値114.55(10月4日)を付けて以降、高値更新を狙ったが、

結局は「114.21(11月12日)→114.03(11月28日)」という軌跡を辿り、

徐々にドルの上値の切り下がる展開となった。

●昨年の最安値104.64(3月23日)を起点とする

支持線(日足チャートのS1)がブレイクされている

●また、高値圏で出現した三角保ち合いを下放れた。

とするのであれば、比較的早い時期に「どこか」で

足下のドル堅調地合いが止まるはずである。

その「どこか」こそが当面の上値メドになると見る。

(A)前週末の9日RSIは55%台と、ニュートラル・ゾーンまで戻していること、

(B)スポットと25日MAの乖離が完全に消えたこと、

を考慮すると、ドルを押し上げるエネルギーが減少したわけで、

ドルの上昇力が徐々に後退すると考えられる。

今週からドルが下降トレンドに戻るという証左はないが、

暫定的に反落局面があるとすれば、以下の水準が目安となるか。

(1)110.56:61.8%戻し、114.55(昨年最高値)→104.10(1月3日安値)

(2)110.47:110.00を割り込む前の戻り高値(12月31日)

(3)109.97~110.00:前週末の25日MA&

心理的節目(110円前後は週ローソク足の雲ゾーン)

(4)111円前半:12月20日以降の戻り高値水準

 

以上から、今週は以下の様にまとめた。

 

********今週のまとめ*******

前週の展開では日々、安値・高値・終値を切り上げてきたため、

ドルの上値を試す流れが続くと見る。

ただ、前述(A)(B)を考慮すると、

相場自体が内包する上昇エネルギーの減少は否めない。

上値を試した後に反落する可能性が高いか。

予測レンジ:108.00~111.50

********************

 

**ドルのネガティヴ要因(上記と一部重複)

(1)昨年12月まで上昇基調にあった

100日MA(前週末112.08)が下降し出した

(2)100日MAと200日MA(同111.19)が

デッドクロスしつつあるため、ドルに長期先安感が高まっている。

(3)中期的なドルの動向を示唆する

25日MA(前週末109.97)が100日MAや200日MAとデッドクロスしている。

(4)25日MA・100日MA・200日MAが抵抗線となる可能性がある。
特に100日MAは上昇局面での強いサポートだっただけに、その可能性が高い。

(5)短期9日RSIがニュートラル水準に戻っており、

ドル売り過熱感が急低下している(ドルのショートカバーに一巡感がある)

(6)(5)との関連で、スポットと25日MAとの乖離が大きく縮小した。

(7)昨年10月以降、ドルの上値を試したが、
「114.55(10月4日)→114.21(11月12日)→114.03(11月28日)」

という展開となり、高値圏でドルの上値が確実に切り下がりを見せた。

(8)年初来安値からの高値圏において、「三角形保ち合いの下放れ」が出現した。

これは、典型的なドル反落パターンであり、

長期的に相場付きが変わった可能性が高い。

**ドルのポジティヴ要因
(1)前週の展開では、日々、安値・高値・終値を切り上げている

(2)上昇し始めた転換線が基準線とクロス(好転)する方向に向かっている

(3)2016年からの長期支持線S(週足チャー)を時間を掛けずに下抜いているため、
1月3日のドルの急落は異常だったと言える

・・・この先、S(前週末107.35前後)が支持線となる可能性がある

(4)本来揉むべき水準の108円台~109円台での揉み合い日数がやや少ない

昨年のドル最安値104.64(3月21日)を付けて以降の

反発局面で5月~6月では相当に揉み合った水準である。

 

Ⅳ.チャートポイント

**レジスタンス
110.00(心理的節目、25日MA水準)
110.56[61.8%戻し、114.55(昨年最高値)→104.10(直近安値)]
111.19(前週末200日MA)
111.41(12月26日高値)
112.08(同100日MA)
113.71(12月13日の高値)
114.03(11月28日)
114.21(11月21日の高値)
114.55(10月4日の高値)
*114.73(昨年11月6日の高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)

 

**サポート
109.05(1月18日の安値)
107.99(1月14日の安値)
107.30前後(長期支持線S、週足チャート)
105.00(サイコロジカル)
104.10(1月3日の安値)

 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント

・本邦輸出関連企業のドル売り水準が引き下げられている。

昨年12月短観の18年度下期想定レート

109.26を下回っていることを考慮すると、
110円台への戻り局面では実需筋のドル売りが予測される

・FRB関連
ハト派化したFRBの政策スタンスに著変はないと見るが、
次回FOMC終了までブラックアウト期間

(金融当局の発言禁止期間)に入るため、
FRB関係者からの発言は控えられる。

・日米通商協議が近づいているため、
米サイドからの日米貿易不均衡是正圧力

(円高口先介入も含めて)がかかる可能性がある。

この点、世界経済フォーラム・ダボス会議(22-25日)に一応注目。

昨年のダボス会議では、ムニューシン米財務長官が

「ドル安を歓迎する」趣旨の発言を行っている。

23日に公表される本邦の貿易収支では、対米貿易収支に注目。

・米公的機関の閉鎖→引き続きドルにネガティヴなイメージ

・1月の(ローソク足)月足が陰線で終わる傾向があるため、

2月も含めてこの先のドル急落・暴落に要注意。

・欧州懸念

ブレグジット問題:

ブレグジットの先行きに対する不透明感強は払拭されていない。

15日のメイ首相が取りまとめた案はダブルスコア以上で否決。

にもかかわらず、「合意なき離脱」は回避されるとの市場の安易な見方に疑問あり。

離脱期限の3月29日までの日程を考慮すると、

期限延期案・再国民投票となるか、いずれにしても不透明感が続く。

・ECB政策理事会:ユーロ圏全体や主軸のドイツの景気が急速に悪化しているため、
ドラギ総裁が記者会見でハト派的な発言を行うかどうかに注目。
・・・何等かのハト派的な示唆を行う可能性がある。

 

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/190120-23.gif

〇ドル買いを推奨するが、できれば押し目で買いたいところ

理由:前週の展開では日々、高値・安値・終値を切り上げている(参考図一覧表)。

こうした中、上昇し出した転換線が基準線とクロス(好転)しつつある。

前週の当欄ではドル買いを推奨し、奏功しているが、

下段図の右側2のイメージチャート通りに展開している。

弱点:短期RSIが上昇していることや、スポットと25日MAとの乖離がなくなったため、
ドル上昇のエネルギーが減少している。

推奨水準
・第1:109.20~109.55
・第2:108.00~108.50

●ドル・ロングを作る前に上昇した場合、最低ロットの高値売りもあるか

推奨水準
・第1:110.40~55
・第2:111.10~50

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットなどのテクニカル水準に調整を加えたものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

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