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FXコラム

2019.02.18

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/190210-22.gif

前週の当欄は以下の様にまとめた。

 

*****前週のまとめ*****

110円に近づくに連れてドルの上値が重たくなると見られ、
108円~110円(上髭・下髭あり)のレンジ相場となる可能性が高い。

但し、前述一目の「三役好転」の可能性もあり、ややドル高方向にバイアスをかけている。

ザックリ言えば、「ドル強含み保ち合いの展開と見るが、110円を超えられない場合は、前週以上の反落もありえるか。

予測レンジ:107.75~110.50

*****************

 

実際の相場もドル強含み保ち合いの展開で、
週初に高値110.16を付けた後、概ね109円台後半での保ち合いとなった。

ただ、110円台ではドルの上値に重たさが感じられ、
「三役好転」した割には、ドルは伸びに欠けた印象。

もっとも、下値は週初の109.44を付けた後は、109.50以上を維持していることを考えると、ドルの底堅さがある。

今週は、前週に三役好転した後だけに、スポットが一目の雲(前週末の上限は109.37)で推移するかどうかが焦点。

スポットが雲の上限以上で推移するのであれば、直近最高値の110.16を上抜く可能性が残されている。

逆に雲の中に入り込み、さらには下限(前週末108.57)を下抜く様であれば、年初来安値104.10(1月3日)を付けて以降の切り返し・ドル高一相場が終焉する可能性が出てくる。

 

こうした中、ドルの主要なポジティヴ要因としては以下の点が挙げられる。

(1)1月3日のドル急落を排除して相場を振り返ると、
2016年の安値99.00を起点とする支持線(前週末107.60前後、週足チャート参照)が機能している

 

(2)1月3日のドル急落の翌日の安値(107.52)からの支持線S1(日足チャート参照)を引くことができる。

 

(3)(2)との関連で、S1(前週末108.90前後)と平行な線S2とで、上昇チャンネルS1-S2を描くことができる。

 

(4)今週中のS1は雲の下限(前述)の上で推移するため、108円台後半はドルのサポートとなる。

 

(5)転換線(前週末109.30)が雲の上限の直下に位置している。短期の相場の中心値となる転換線近辺ではドル買い(売りの利食いも含む)が入りやすい。

 

(6)25日MA(前週末109.24)が上昇する中、スポットが同MAの上で推移している。

 

以上を考慮すると、仮にスポットが雲の中に入ったとしても、その中での保ち合い程度に収まる可能性が高いか。

 

確かに、フィボナッチ水準の110.56[61.8%戻し、114.55(昨年最高値)→104.10(直近安値)]が遠隔的に上値を抑え込んでいる感は否めないが、ドルに大きな崩れはないと見る。

逆に109円台前半でサポートされる様であれば、110.56を試す展開もあろう。

 

今週は以下の様にまとめた

*****今週のまとめ******

110円台前半を付けたものの、110円以上で引けていないため、若干ドルの上値が重たいと見る。ただ、前述(1)~(6)を考慮すると、ドルの大きな崩れはないと予測する。

支持線S1がブレイクされるまでは、ドル高にバイアスを掛けた予測を維持。

予測レンジ:108.50~110.55

*****************

 

**ドルのネガティヴ要因(上記と一部重複)

(1)昨年12月まで上昇基調にあった100日MA(前週末111.78)の下降が始まっている。

 

(2)100日MAと200日MA(同111.27)がデッドクロスしつつあるため、ドルに長期先安感が高まっている。

 

(3)100日MA・200日MAが長期の抵抗線となる可能性がある。特に100日MAは上昇局面での強いサポートだっただけに、その可能性が高い。

 

(4)昨年10月以降、ドルの上値を試したが、「114.55(10月4日)→114.21(11月12日)→114.03(11月28日)」という展開となり、高値圏でドルの上値が確実に切り下がりを見せた。

 

(5)昨年の年初来安値からの高値圏において、「三角形保ち合いの下放れ」が出現した。これは、典型的なドル反落パターンであり、長期的に相場付きが変わった可能性が高い。

 

(6)ザラ場では110円台に上昇したものの、終値は109円台。

 

(7)前週に「三役好転」が出現したが、その割にドルの伸びが弱い。

 

**ドルのポジティヴ要因

(1)前週に「三役好転」が出現。

 

(2)25日MA(前週末109.24)が上昇し始めており、中期的にドルの先高感が出始めている。

 

(3)(2)との関連で、スポットが25日MA以上で推移している。

 

(4)2016年からの長期支持線S(週足チャート)を時間を掛けずに下抜いているため、1月3日のドルの急落は異常だったと言える。
・・・前週のドル下落時では、S(前週末107.60前後)が遠隔的にドルを支持している。

 

(5)1月3日にドルが急落したが、その翌日の安値(107.52)からの支持線S1(日足チャート参照)を引くことができる。

 

(6)(5)との関連で、S1(前週末108.90前後)と平行な線S2とで、上昇チャンネルS1-S2を描くことができる。

 

(7)転換線(前週末109.30)が雲の上限の直下に位置している。短期相場の中心値となる転換線近辺ではドル買い(売りの利食いも含む)が入りやすい。

 

Ⅳ.チャートポイント

**レジスタンス
110.16(2月4日の高値)
110.56[61.8%戻し、114.55(昨年最高値)→104.10(直近安値)]
111.25(前週末200日MA)
*111.41(12月26日高値)
112.00(前週末100日MA)
113.71(12月13日の高値)
114.03(11月28日)
114.21(11月21日の高値)
*114.55(10月4日の高値)
*114.73(昨年11月6日の高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)

 

**サポート
109.44(2月4日の安値)
109.37(今週中の雲の上限)
108.90(前週末の中期支持線S1)
108.49(1月31日安値)
107.99(1月14日の安値)
107.75(38.2%、104.10→110.00)
107.50前後(長期支持線S、週足チャート)
*105.00(サイコロジカル)
*104.10(1月3日の安値)

 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント

・本邦輸出関連企業のドル売り水準が引き下げられている。

実勢相場が18年度下期想定レート109.26(昨年12月短観)を下回ったことを考慮すると、
ドルの戻りは実需筋の売りが出やすい。

 

・15日の米国債償還・利払い

本邦機関投資家による円転→円高圧力

 

・米つなぎ予算期限15日

民主党との対立の再燃懸念・・・ドル売りにつながりやすい

米債務上限期限(3月1日)との兼ね合いで重要。
オバマ政権時代の2011年夏、米国債ショック(米国債格下げ)につながっている。

 

・FRB関連

インフレ指標の米1月CPI・PPIに注目。
エネルギー価格の下げ止まりで、CPIは総合・コア共に前月比上昇する見通し。
FRB要人からの発言と絡めて注目。

 

・米中貿易協議

3月1日の休戦期限と絡めると、難航した場合はドルの弱気材料となる。

 

・欧州懸念
ブレグジット問題:ブレグジットの先行きに対する不透明感強は払拭されていない。

 

・ユーロ圏
ドイツ経済が急減速しているため、ドイツの経済指標に注目!

ユーロ圏の急速な景気鈍化は懸念材料:直近のECB理事会では、リスクバランスの変更を示唆しているが、
「均衡→下方」という印象・・・年内の利上げ説は消えたと見る。

 

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/190210-23.gif
〇敢えてドル(円)買いを推奨

前週は主力ストラテジーとして109円半ばでのドル買いを推奨し、
そして弱気ストラテジーとして109.75~110.00での超短期ドル売りを推奨した。

いずれも小掬いという意味で奏功したが、満足度は低い。

前週の市場参加者が抱いた印象は、「予想外にドルが強い、ただ上値も重たい」と言ったところだろうか。

持ったポジションで受ける印象が異なるが、ジレる相場付きだった。

 

今週は、前週にドルの上値を攻めた後だけに、売りが強まる可能性がある。

ただ、「Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析」でも述べた通り、109円台前半~108円台後半はドルを下支えるテクニカル要因が多い。

従って、主力ストラテジーとしては、ドルの押し目買いを推奨しておきたい。

理由は参考図に記載。

 

ドル買い推奨水準:109.41~109.06

逆張りの超短期ドル売り推奨水準
109.80~110.13

 

ちなみに、長期では、ドルの下落リスクが強いと予測している。

昨年10月以降の展開(チャートの赤枠)を振り返ると、どう見ても上値テストに失敗した感は否めない。

 

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットなどのテクニカル水準に調整を加えたものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

 

以上

 

イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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