元チーフディーラー集団(柾木 利彦、西原 宏一、伊藤 寿彦、竹内 のりひろ)+各分野一流の執筆陣の相場記事

×

メディア

無料メルマガ

無料講座

おすすめ商品

おすすめ会社

FXプライムbyGMO

スパンモデル標準搭載

FXコラム

2019.02.25

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/190224-22.gif

前週の当欄は以下の様にまとめた。

*****前週のまとめ*****

111円台前半にはドルの上値抑えの要因がある一方で、
109円台にはドルをサポートする強い要因がある。

今のところ中期ドル高トレンドが顕著に崩れたとする証左はなく、
今週もドルの上値を試す展開があると見るが、前週後半の足の出方
(高値圏での陽・陰の拍子木・・・前週のストラテジー・アイディア参照)が
ドルにネガティヴな印象を与える。

従って、高値テストで前週の高値111.13を更新できない様であれば、大幅反落に注意が必要である。

予測レンジ:108.90~111.50

***************

前週は、週初に110.42を付けたが、それ以降は110円台後半で揉み合う展開に終始した。

前週の値動きを振り返ると、ドルが上に行きたがっている印象を受ける。

一方、実際にはその前の週の高値111.13を超えられなかったことや、
節目111.00を付けられなかったことから、ドルの上値が重たいのも事実である。

もっとも、前週が単なる時間調整の週であったとすれば、
今週中に111.13を試す可能性が残ているため、一応注意しておきたい。

とは言え、前週の予測でも指摘している様に、
直近最高値111.13(2月14日)を超えられない場合、
ドル高一(ひと)相場は終了し、反落する可能性が高い。

以下では、〇「ドルの一段高があるのか、あるとすれば、どこまでか」、
その逆に●「ドルの反落があるのか、あるとすれば、どこまで下落するか」を考察する。

〇今週中にドルの一段高があるとして、どの水準が予測できるか

1月3日のドルの瞬間的急落(フラッシュ・クラッシュ)の安値が年初来安値となっているが、
銀行によって安値は異なる。

筆者の使用している銀行の最安値は104.10だが、他では104.64などもある。

(1)104.10を使用した場合、フィボナッチ61.8%リトレースメントは
110.56「昨年の最高値114.55(10月4日)→104.10(2019年1月3日)」となる一方、
104.64を使用した場合は、110.69。

次のフィボナッチ水準の76.4%は前者を使用すれば、112.08。

後者を使用すれば、112.21。

だが、現時点で直近最高値111.13を上抜いていないため、
筆者としては76.4%を今週の目標値に定めるつもりはない。

ちなみに、76.4%水準が強い抵抗水準や支持水準として見るのは若干無理筋と考えている。

経験則から、多くの場合、フィボナッチ計測では38.2%、50%、61.8%を目安とした方が無難と考えている。

(2)もっとも、104.10を使用しようと、104.64を使用しようと、
既に61.8%水準はブレイクされているため、
111.13を抜けば、100日MA(前週末111.50)や200日MA(同111.32)はありえる水準だ。

この点、昨年12月21日の111.46も当時の戻りを抑え、
それ以降の高値となっていることに照らすと、
重要なチャートポイントと言える。

つまり、〇の見方にウェイトを置くとした場合、
今週の上値メドは200日MA水準(111.32)、111.46、100日MA水準(111.50)となる。

このうち、重要な水準は100日MA。

理由は、昨年、長期間に亘り、ドルの支持水準であり続けたからだ。

●「ドルの下値リスクが強いのか、とすれば、どこまで下落するか」

前述した様に、フィボナッチ推計では、61.8%戻しの110.56~110.66に達し、
同水準を上抜いているため、年初急落からの反転に乗ったドル高一相場は終了に近いと見る。

足下の局面の延長線上で直近最高値の111.13を試し、
111.32~111.50に到達する可能性も排除しないが、
そこが一杯と予測する。

目標値は一目の雲上限水準(今週は109.37~109.30)。

あるいは、日脚チャートのS1-S2のチャンネル下値メド線S1(同109.50前後)。

これら二つが重なるため、現時点ではドルショートの買戻し水準、
あるいはドル・ロングのニューメイク水準と考えている。

今週の予測は以下の様にまとめた

*****今週のまとめ*********

前週の展開では、ドルの上値・下値共に限定的だったが、ドルが上方向に行きたがっている印象を受ける。

200日MAや100日MAを試していないため、市場に達成感がないのかもしれない。

その意味において、直近高値111.13を抜き、100日MA水準の111円半ばを試す可能性も残されている。

しかしながら、前週から指摘している様に14日・15日ローソク足の並びで出現した拍子木がリバーサル・パターンに見える。

111円半ばがあったとしても、上髭に過ぎず、相場が伸び切る可能性が高いと予測する。

予測レンジ:109.00~111.50。

*********************

**ドルのネガティヴ要因

(1)昨年12月まで上昇基調にあった100日MA(前週末111.50)の下降が始まっている。

(2)100日MAと200日MA(同111.32)がデッドクロスしつつあるため、ドルに長期先安感が高まっている。

(3)100日MA・200日MAが長期の抵抗線となる可能性が高い。

特に100日MAは上昇局面での強いサポートだっただけに、その可能性が高い。

(4)13日に111.06を付けた後の翌日(14日)に高値111.13を付けて、
高値を更新しているものの、14日のローソクが陰線で終わっている。

13日・14日のローソク足が高値圏での陰・陽の拍子木となっており、
リバーサル(ドル下落)を示唆している。

(5)下髭ながら、若干転換線(前週末110.68)を下回っている。

(6)昨年10月以降、ドルの上値を試したが、
「114.55(10月4日)→114.21(11月12日)→114.03(11月28日)」
という展開となり、直近2年間における高値圏でドルの上値が切り下がっている。

(7)昨年の年初来安値からの高値圏において、「三角形保ち合いの下放れ」が出現した。

これは、典型的なドル反落パターンであり、長期的に相場付きが変わった可能性が高い。

**ドルのポジティヴ要因

(1)「三役好転」後のドル堅調地合いが続いている。

(2)25日MA(前週末109.98)が上昇し始めており、中期的にドルの先高感が出始めている。

(3)(2)との関連で、スポットが25日MA以上で推移している

(4)2016年からの長期支持線S(週足チャート参照)を時間を掛けずに下抜いているため、
1月3日のドルの急落は瞬間的急落(フラッシュ・クラッシュ)で異常だったと言える

(5)1月3日にドルが急落したが、その翌日の安値(107.52)からの支持線S1(日足チャート参照)を引くことができる。

(6)(5)との関連で、S1(前週末109.30前後)と平行な線S2とで、上昇チャンネルS1-S2を描くことができる。

(7)(6)との関連で、雲の上限(同109.37)とS1が重なる

(8)基準線(前週末109.78)と25日MAが重なりながら、節目の110.00を下支えている格好。

Ⅳ.チャートポイント

**レジスタンス
111.13(2月14日高値)
111.32(前週末200日MA)
*111.46(12月21日高値)
111.50(前週末100日MA)
113.71(12月13日の高値)
114.03(11月28日)
114.21(11月21日の高値)
*114.55(10月4日の高値)
*114.73(昨年11月6日の高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)

**サポート
110.42(2月18日の安値)
110.00(サイコロジカル)
109.98(前週末25日MA)
109.78(同基準線)
109.37~30(今週中の雲の上限)
109.30前後(前週末の中期支持線S1)
108.49(1月31日安値)
107.99(1月14日の安値)
107.75(38.2%、104.10→110.00)
107.50前後(長期支持線S、週足チャート)
*105.00(サイコロジカル)
*104.10(1月3日の安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント

・期末の円転レパトリエーション

*要注意:期末を控えて、機関投資家の円転(ドル売り円買い)が出やすい。

過去において2月のドルのパフォーマンスが悪いことに繋がっている。

・米債務上限期限(3月1日)を巡るトランプ政権と民主党との攻防。

オバマ政権時代の2011年夏、米国債ショック(米国債格下げ)につながっている。

・FRB関連
*重要:パウエルFRB議長の半期に一度の議会証言(26・27日)
・・・2019年の金融政策、バランス・シート縮小の停止時期などの見極めで重要

ボスティック・アトランタ連銀総裁の講演(28日・3月1日)

ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(景気見通しに関するディスカッション、28日)

・米中貿易協議
3月1日の制裁関税引き上げ期限延長を巡る観測

・米消費関連統計
12月米小売売上高が激減した後だけに、消費関連統計に注目!

・欧州懸念
ブレグジット問題:ブレグジットの先行きに対する不透明感強は払拭されていない。

・ユーロ圏
ドイツ経済が急減速しているため、ドイツの経済指標に注目!
ユーロ圏消費者物価指数(3月1日)

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/190224-23.gif

〇ドル売りを推奨

前回と基本的に同じだが、
「高値圏でリバーサル・パターンと見られる陽・陰の拍子木で出現(前回の本欄参照)しているため、ドルの下振れリスクが高い」
と見る。

加えて、上昇チャンネルS1-S2の上値メドS2が直近高値水準近辺に差し掛かることや
移動平均線200日MA(前週末111.32)や100日MA(同111.50)が強い抵抗水準になると見られ、
ドル売りを推奨。

ユーロ円のベア・フラッグが崩れれば、急落の可能性大(図の下段)。

その結果、ドル円の売りに繋がる可能性が大。

詳細は参考図の最下段に記載

**ドル売り推奨水準
積極的:前週末水準~110.95
コンサーバティヴ:111.30~50

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットなどのテクニカル水準に調整を加えたものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

>> 著者ページはこちら

新着情報

メディア情報

無料メルマガ

無料講座

おすすめ商品

FXプライムbyGMO FXプライムbyGMO

おすすめ会社

スパンモデル標準搭載

トップに戻る