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FXコラム

2019.07.29

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/190728-2.gif

前週の当欄のまとめで過去2週で上下(108.99→107.21)を攻め合った後だけに、
保ち合い色の強い展開になるとの予測をしたが、週末はややドル高に振れて終えた。

高値は108.83と、ほぼ予測レンジの上限(108.75)に止まったが、
幾つかのドルに強気な要因が生じたため、やや上振れに注意したいところ。

*強気要因としては以下のものが挙げられる。

(イ) 抵抗線TR3のブレイク
TR3はTR1がブレイクされた後の最初のファンラインとして引いたものだが、
完全に崩れたため、ドルに上昇余力がついた格好である。

(ロ)一目の雲(前週末の下限は108.39)の中に入った。

5月以降のドルの下落トレンドに一旦歯止めが掛かったと言えるサインの一つとなる。

(ハ)遅行線が26日前に実勢相場の上に出た

(ニ)23日に転換線(107.90)が基準線(107.88)を下抜くかに見えたが、2銭の差で交差せずに、転換線>基準線の状況を続けている

(ホ)前週の展開では下値・上値が切り上がっている

(イ)~(ホ)に照らすと、ドルの地合いがやや回復したと見られる。

こうした状況下、今週の焦点は年初来高値112.40を付けた後の最安値106.78(6月25日)からの
戻り高値108.99(7月10日)を上抜くことができるかどうかにある。

ここを抜く様であれば、「112.40→106.78」の50%戻しに当たる109.59が試される可能性がある。

もっとも、5月以降のドル安トレンドが転換しているわけではないので、
ざっくり言えば、「ドル強含み保ち合い」程度の感触を持っている。

他方、下値圏についても見ておく必要がある。

(1)106.78を付けた後の高値は108.99、そしてその後の下値は107.21(7月18日)である。

107.21を付けた翌日も下値テストをしたが、107.22止まりに終わった。

この展開から、この先107円台前半にある程度の値頃感が働くと見られる。

(2)106.78と107.21とを結んで勾配の緩い支持線TS1(前週末107.35前後)を引くことができる。

こうした状況下、(1)を考慮すると、前週の安値107.70を下抜いたとしても、今週は107円半ば近辺でドルが底堅さを見せるか。

以上で概ね今週の展開に当たりを付けることができるが、注目しておきたいのが上昇チャンネルTS1-TS2である。

TS1は上で述べた通りのトレンド線だが、これと上方に引くことのできる平行線TS2で緩やかな上昇チャンネルを描くことができる。

TS1-TS2が機能するとなると、今週の上値メドはTS2の位置になる。

今週のTS2の水準は109.25~109.45辺りだが、108.99を上抜いた際の上値メドとして注目しておきたい。

以上から、今週は以下の様にまとめた。

********今週のまとめ********

基本線は「ドル強含み保ち合い」に置く。

前述(イ)~(ホ)を考慮すれば、基本的にはドルが強含んでいることは間違いない。

ただ、上値を試して108.99(109.00)を完全に抜けきれないと、
ロングの投げでドルが劣勢となる可能性が高まるため、107円台半ばまでの反落は十分にあり得る。

上値メドとしては、「112.40→106.78」の50%戻しに当たる109.59や前述チャンネルのTS2の水準を考えている。

予測レンジ:107.40~109.60

**********************

**ドルのネガティヴ要因(上記弱気要因と一部重複)

(1)100日MA(前週末109.76)と200日MA(同110.57)がデッドクロスしているため、中長期的にドルに先安感がある。

(2)抵抗線R(日足チャート)が112円割れまで降りてきたため、中・長期的にドルの下方リスクが強まっている。

(3)フィボナッチ水準108.93(112.40→106.78。38.2%戻し)がドルの上値を抑えている。(直近戻り高値は108.99)

(4)フィボナッチ水準109.59(112.40→106.78。50%戻し)が存在する

(5)一目の雲の上限(前週末109.72)が109.58へと切り下がってくる

(6)長期支持線S(週足チャート)が抵抗線化している

(7)節目の110円が心理的に抵抗水準として働きやすい

**ドルのポジティヴ要因
(1)TR1がブレイクされた後のファンラインTR3が、完全に崩れた

(2) 終値が一目の雲(前週末の下限は108.39)の中に入った。

5月以降のドルの下落トレンドに一旦歯止めが掛かったと言えるサインの一つである

(3)遅行線が26日前に実勢相場の上に出た

(4)転換線>基準線の状況が続いている

(5)前週の展開において下値・上値が共に切り上がっている

Ⅳ.チャートポイント

**レジスタンス
108.83(7月26日の高値)
108.99(7月12日高値)≒108.93(38.2%戻し、年初来高値112.40→直近安値106.78)
109.59(50%戻し、上と同値幅)
109.59~109.72(今週の雲の上限)
109.76(前週末の100日MA)
109.92(5月30日高値)~110.00(心理的節目)
110.25(61.8%戻し、上と同値幅)
110.67(5月21日高値)
110.96(5月6日高値)
110.57(200日MA)
111.00(5月3日安値・・・・・110.96~111.00がギャップ)
112.00(心理的に意識される抵抗水準)

**サポート
108.04(7月25日の安値)
107.70(7月22日の安値)
107.21(7月18・19日の安値)≒107.27「年初来高安(104.10→112.40)の61.8%戻し」
106.78[6月25日安値≒107.00(今年前半に形成されたダブルトップの目標値)] 106.10(今週中の抵抗線TR1の最下点→過去の抵抗線の支持線化)
*105.00(サイコロジカル)
*104.10(1月3日の安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

●今週の注目材料

*米国
・FRB関連
◎7月のFOMC(30・31日)では0.25%の引き下げがコンセンサスとなっている。

夏休み前、最後のFOMCだけに予防的利下げの意味合いを強めるとすれば、0.5%の可能性もなくはない。

当然そうなれば、ネガティヴ・サプライズにつながり、ドル急落もありえるか。

ただ、ウィリアムズNY連銀総裁による0.5%への言及は既にFRBによって
「FOMCとは無関係」と報道されているだけに、やはり0.25%に止まると見る。

むしろ、焦点はFOMC後の声明文で「追加利下げが示唆されるかどうか」にある。

・米経済統計
7月30日:6月PCE
8月1日:ISM製造業景気指数
2日:7月雇用統計、6月貿易収支

・他
債務上限の適用停止・歳出増加と議会採決

*ユーロ圏
・7月31日:4-6月GDP(速報値)、7月HICP
・ドイツの経済指標に注目

***ストラテジー・アイディア

*中期ドル円相場の基本認識

日米金利差縮小とその傾向を重要視。

過去において米景気が資産効果によって拡大してきたことは事実である。

従って、「米利下げ→米株好調(→資産効果)→ドル買い」というシナリオは排除しない。

しかしながら、足下の世界経済と米実体経済を見る限り、米国内で資産効果が働くとは思われない。

*今週のストラテジー

https://www.pro-fx.info/ef/190728-3.gif

○様子見、あるいは戻り売り

理由→参考図下段に記載

・戻り売り推奨水準
109.40~50

・敢えて買うとすれば、
108.00~10で控えめに試し買い

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットなどのテクニカル水準に調整を加えたものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

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為替相場研究会主宰

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