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FXコラム

2019.08.26

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/190825-2.gif

前週は以下の様にまとめた。

「保ち合い相場になる可能性が高いと見る。

前週半ば以降ではドルの下値が切り上がっていることや、
前週に下値(105.00)を試した後だけに、短期的には上値テストが優勢になると見る。

もっとも、107.10~25は強い抵抗水準であり、
ドル買いに強いインセンティヴがない限り、
ドルの上値はその辺りに限定されよう。

仮に107.10~107.25を抜く様であれば、107.70程度までの可能性もあるが、
同水準での上値は重たいと予測する。

上記の(1)~(5)を考慮すれば、基本的にはドルの下落リスクが強いと見る。

予測レンジ:104.50~107.70」

実際の相場は、週末まで106円半ばを中心とした保ち合いとなった。

週末にドルが急落したが、この展開も前週のまとめで指摘した様に
「基本的にはドルの下落リスクが高い」ことが証明されたに過ぎない。

前週末の安値は105.2で止まったが、直近最安値の105.05や節目の105.00が意識されてのことだ。

そうした中、やはり今週の焦点は105.00を抜き、
年初来安値の104.10(水準は銀行によって異なるが、104.50前後が多い様に思われる)
を試す展開になるかどうかである。

筆者は過去の予測を踏襲し、ドルの下落リスクは強く、基調としてのドル安に著変はないと見ている。

その意味において、今週も当然、105円割れ、104.10を試す展開を予測する。

裏付けとなる要因は以下の点である。

(1)前週の高値は106.73と、前々週の高値106.98(8月13日)を上回ることができなかった。

8月の週毎の戻り高値は107.11(8月6日)、106.98(13日)、前週は106.73であり、
確実に上値が切り下がっている。

2週連続で107円台に乗らなかったことを重要視しておきたい。

こうした事実は、ドルは一時的に反発するものの、ショートカットがその原動力で、
持続性のある買いは見られておらず、依然として下降トレンドに著変はないことを示している。

筆者が前週に強い抵抗水準とした107.10~25には、25日MAも含まれていたが、
前週末時点で106.95まで切り下がっていることを考慮すると、中期見通しにおいてドルの先安感が強く残る。

(2)(1)との関連では、一目の雲の下限が前週末時点で108.00前後に位置しており、
少なくても同水準を超えて雲の中にでも入り込まない限り、ドルの下落が落ち着くとは思われない。

(3)一目関連では、現時点で逆行状態「遅行線<26日前の実勢相場、転換線<基準線、
スポット終値<雲の下限」に入っている。・・・・・ストラテジー参考図を参照

(4)前週末時点の9日間RSIは35%台と売り余力を残している。

(5)長期的観点からも、ドルの上値水準が115円抵抗水準から110円~112円に切り替わっている。
・・・短期的には、ドルの上値メドが107円台に切り下がっている。

他方、ドルをサポートする要因は少ないが、敢えて探せば、以下の点か。

(A)ドル売りが先行した場合、9日間RSIが30%を割り込み、過熱感が生じる(ドル。ショートの踏み上げ要因)

(B)105円を割り込む展開では、急速に25日MAとの乖離が拡大し、(A)と同様に乖離調整が発生しやすい(ショートカバー)。

(C)年初来高値112.40からの抵抗線MR1近辺でドルが反発している傾向があり、
今週中の最低水準は104.00近辺に位置し、年初来安値104.10と共に下値を支持する可能性がある。
・・・・・ストラテジーアイディア参考図を参照

(D)長期フィボナチ水準である103.64[76.4%戻し、99.00(2016年6月安値)→118.66(2016年12月)]が存在する。

以上から今週は以下の様にまとめた。

*******今週のまとめ********

2週連続で107円台に乗せられなかったことから、市場が水準感を下方に移行したと考えられる。

言い換えれば、前週は107円台も期待できる流れだったが、そうならなかった落胆感が生まれたと言える。

前週末の終値を考慮すると、再び「直近最安値の105.05~心理的節目の105.00」を試す可能性が高まったと見る。

現時点では下値が確認された感はなく、ドルの戻りは限定的で、下値を模索する展開を予測る。

予測レンジ:103.65~107.10

*********************

Ⅳ.チャートポイント

**レジスタンス
106.73(8月23日の高値)
106.95(前週末の25日MA)
106.98(8月13日の高値)
107.11(8月6日の高値)
107.18(前週末の基準線)
107.99~108.13(今週中の雲の下限推計値)
109.32(8月1日の高値)
108.86(前週末の100日MA)
109.92(5月30日高値)~110.00(心理的節目)
109.92(前週末の200日MA)
110.67(5月21日高値)
110.96(5月6日高値)
111.00(5月3日安値・・・・・110.96~111.00がギャップ)

**サポート
105.05(12日の安値)
*105.00(サイコロジカル)
*104.10(1月3日の安値・・・銀行によって異なる)
103.64[76.4%戻し、99.00(2016年6月安値)→118.66(2016年12月)]
100.00(サイコロジカル)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

●今週の注目材料

*米国
・FRB関連
7月FOMC後の会見でパウエル議長は「利下げは貿易政策がもたらす不確実性に対する保険」と発言したため、
「米中通商問題の悪化≒利下げ」というコンセンサスが生まれている。

議長は23日のジャクソンホールでの講演で改めて、
「貿易政策がもたらす不確実性に対応することが政策である」ことを指摘している。

足下でも米中貿易摩擦の激化しているため、利下げの催促相場(ドル売り)が助長されやすいと見る。

確かにジョージ・カンザスシティー連銀総裁に代表される様にFRB内部でも
「追加利下げに反対する」声もあるが、FRB全体はハト派的とみるべきだ。

但し、織り込まれたとされている9月の追加利下げ説を覆す様な強固なエビデンス(経済データ)が
得られる様であれば、大きくショートカバーが入る可能性がある。

もっとも、この場合でも、米中摩擦の激化、ドイツ景気減速、
そしてブレグジット問題を考慮すれば、米経済がこのままの状態であるとは思われない。

基本的には年内の複数利下げ観測が続くと見る。

・講演
29日:デーリー・サンフランシスコ連銀総裁

・注目米経済統計
米7月耐久財受注(速報)
米7月個人消費支出

*ユーロ圏
独ifo企業景況感指数
独4-6月GDPがマイナス成長に陥り、7-9月もマイナス成長となる見通しもある。

2四半期連続のマイナス成長、つまりリセッションの可能性があるため、
ドイツの経済指標からは目が離せない。

財政出動の話もあるが、EUの安定成長協定(財政規律)の観点から実現性があるのかに疑問。

財政出動に踏み切る様であれば、この先のユーロを考える上でのキーとなるか。

●ストラテジー・アイディア

*中期ドル円相場の基本認識
日米金利差縮小とその傾向を重要視。
日銀の次の一手は極めて限定的である一方、FRBによる年内複数回の追加利下げが見込まれる。

基本的に一連のドル安(円高)は米利下げとその期待が牽引してきたことは事実である。

*今週のストラテジー

https://www.pro-fx.info/ef/190825-3.gif

○引き続きドルの戻り売りを推奨する。

前週は107円台にドルが乗せるチャンスがあったにも関わらず、フェイルした。

25日MAが106.95まで切り下がってきたことを考慮すると、中期的なドル安トレンドに著変はないと見る。

こうした状況下、既に「三役逆転」が出現しており、ドルの下値が確認されるまで
(現時点では108円台の回復)、ドルの戻り売りを基本ストラテジーとするスタンスを踏襲する。

・ドルの戻り売り推奨水準
積極的推奨水準:106.00~20(週初のみ)
コンサーバティヴ推奨水準:106.70~90

・ドルの試し買い推奨水準(しゅう前半のみ)
中立的ドル買い水準:104.00~104.10

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットなどのテクニカル水準に調整を加えたものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

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為替相場研究会主宰

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