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FXコラム

2019.09.30

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/190929-2.gif

前週は以下の様に分析をまとめた。

******前週の分析のまとめ*****

前週は8月初旬以来のドル高値圏での展開となった。

こうした中、9月9日週の高値108.26(13日)を更新し、108.48を付けたものの、週末には失速した。

3週連騰となった後のこうした展開、あまりドルに強気にはなれない。

もっとも、5月スタートのドル安トレンドの調整過程と考えれば、
まだ完璧に時間軸の調整は終わったとは言えないため、
時間調整の中での揺り戻しによるドル上振れも考慮すべきと見る。

今週は、ドル弱含み(ドルの上値が切り下がる形での)保ち合い相場を予測する。

予測レンジ:106.00~108.50

********************

実際の相場は、概ね107円台で保ち合う展開となり、やはり時間調整の週に終わった感がある。

週安値は短期ドルロングの投げで付いた106.96だが、その際に下押し圧力は感じられなかった。

一方の週高値は108.18と、短期ドルショートがスクイズされたもので、
その前の週の高値108.48に迫ると言った感じではなかった。

ただ、週末に高値108.18を付けているだけに、今週はややドルの上値を試しに行く可能性が高い。

焦点は108.48を抜くかどうかである。

108.48は108.43[(50%戻し、年初来高値112.40→104.46)」と重なるだけに、
108円半ばは結構重要な水準だ。

前週も指摘したことだが、104.46(8月26日)までのドル下落は5月初旬からスタートしている。

この間に要した日数(81日)を考慮すると、104.46→前週(25日)はまだ時間調整に不足感が残るため、
今週も保ち合い相場が想定される。

(ちなみに、年初来高値112.40から104.46を付けるまでに要した日数は89日である)

こうした状況下、以下ではドルの強弱要因を指摘した上で、今週の分析をまとめる。

○ドルの強気要因

(1)スポットが一目の雲(前週末の上限は107.18)の中に潜り込んだものの、再び雲の上に浮上してきた。

(2)三役好転(転換線>基準線、終値>雲の上限、遅行線>26日前の実勢相場)の状態が続いている。

(3)25日MA(前週末107.22)が上昇し続ける一方、スポットが同MAの上で展開している。

(4)強気要因とは言えないが、前述した様に下落日数と比して日柄調整の日数が少ない。

このため、時間調整の中で(ドルが下落しずらいなかで)上に振れるチャンスが残されている。

(5)前週の展開では、ドルの下押しが先行した後、週末に掛けて上昇してきた。

こうした展開では次の週に直近最高値を試しに行く可能性が高い。

仮に直近最高値108.48を上抜く様であれば、ドルが一段高となる可能性が生まれやすい。

(6)前週の安値は106.96(9月24日)と、106.94(38.2%戻し、104.46→108.48)に支えられた。

●ドルの弱気要因

(イ)直近最安値104.46を起点とする強い支持線が生まれていない。

(ロ)直近高値は108.48止まりと、「年初来高値112.40と8月26日の安値104.46との50%戻し」に当たる
108.43で抑え込まれた格好となっている。

(ハ)昨年最高値114.55(10月4日)を起点とする抵抗線MRが111円台近辺まで下降している。

ドル安トレンドが始まったのが5月初旬の111円割れ時点であることに照らすと、
長期的に見ても111円が抵抗水準となった可能性が高い。

心理的節目の110円を合わせて考慮すると、相当にドルの上値が切り下がったと言える。

(ニ)5月下旬に110円を割り込んだ後の安値107.21(7月18日)からの戻り高値109.32(8月1日)は
チャートポイントとして重要だが、同水準と109.36(61.8%戻し、112.40→104.46)とが重なる。

また、200日MAが前週末時点で109.19まで下降しており、109円台前半では相当にドルの上値が重たいと見る。

今週は以下の様にまとめた。

*******今週のまとめ*******

年初来最高値112.40(4月24日)からドルは7.94下落し、104.46(8月26日)を付けた。

そこからの最高値は108.48(9月18日)だが、ほぼ112.40→104.46の半値戻し(正確な50%は108.43)に当たる。

現状がドルの長期下降局面の調整局面と見るのであれば、値幅調整は相当に良いレベルまで進んだことになる。

もっとも、前述した様に日柄調整がまだ十分でないと見られ、ドルに上がり目がなくても、下がりづらい展開が予想される。

従って、時間調整が進む中で、切っ掛けがあれば、下振れよりも、上に振れる可能性の方が高い。

仮に上振れの切っ掛け(要因)があり、重要水準の108円半ばを上抜く様であれば、109円を試す展開もありえるか。

ドルの弱気要因として指摘した(ニ)があるため、109円台からの上伸は難しいと見る。

今週は前週とは逆に、下値が切り上がる形での保ち合い相場を予測するが、109円近辺で上値は限定されよう。

予測レンジ:106.50~109.00

********************

Ⅳ.チャートポイント

**レジスタンス
108.43~108.48[(50%戻し、112.40→104.46)&(19日高値)」
109.19(前週末200日MA)
109.32(8月1日高値)
109.36(61.8%戻し、112.40→104.46)
109.92(5月30日高値)~110.00(心理的節目)
110.67(5月21日高値)
110.96(5月6日高値)
111.00(5月3日安値・・・・・110.96~111.00がギャップ)

**サポート
107.18(前週末の一目の雲上限)
106.96(9月24日安値)
106.94(38.2%戻し、104.46→108.48)
106.76(9月9日安値)
106.47(61.8%戻し、上と同値幅)
106.00(50%戻し、上と同値幅)
105.74(9月3日安値)
104.46(8月26日安値)
*104.10(1月3日の安値・・・銀行によって異なる)
103.64[76.4%戻し、99.00(2016年6月安値)→118.66(2016年12月)]
100.00(サイコロジカル)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

●今週の注目材料

*米国
・FRB関連
9月FOMCでは予想以上にタカ派的な金利見通しとなったことから、市場の年内利下げ観測が和らいだ感がある。

ドットチャートの予想中央値は年内1.875(今回のFFレート誘導目標値は1.75~2.00)だったことから、
追加利下げはないとの見方がなされがちだが、メンバー17名中の7名が年内の追加利下げを予想している点には留意しておきたい。

パウエル議長の発言も従前と大きく変化しておらず、FRBのスタンスに著変はないと判断する。

米中通商協議に小幅な進展が見られたが、既に米中摩擦が世界経済に及ぼした影響は大きく、米経済にも影を落とし始めている。

既に米経済では企業の景況感は低下しており、この先個人消費関連データが悪化した場合は景気の下振れ感が一段と強まるため、要注意である。

前週末に発表された8月の米個人消費支出は前月比0.1%増と、低調な結果に終わった。

今週は毎日、連銀要人講演が続くため注目。

・講演
1日:エバンス・シカゴ連銀総裁、ボウマン理事
2日:バーキン・リッチモンド連銀総裁、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、ウィリアムNY連銀総裁
3日:エバンス・シカゴ連銀総裁。ローゼングレン・ボストン連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁
4日:ボスティック・アトランタ連銀総裁
6日:ジョージ・カンザスシティー連銀総裁

・注目米経済統計
1日:9月ISM製造業景況指数
2日:9月ADP雇用統計
3日:9月ISM非製造業景況指数
4日:9月雇用統計、8月貿易収支

・トランプ大統領の弾劾問題
弾劾問題から社会の目をそらすために、大統領が思い付きで予期せぬ行動に出る可能性がある。

*ユーロ圏
独9月CPI(速報)
ユーロ圏CPI(速報)

●ストラテジー・アイディア

*中期ドル円相場の基本認識
日米金利差縮小とその傾向を重要視。

直近の日銀政策決定会合では、マイナス金利の深堀り決定をせずに円高阻止の一手を残した形だが、仮に深掘りをしても効果は限定的だ。

一連のドル安円高は米利下げとその期待が牽引してきたことは事実であり、
FRBによるの追加利下げの可能性が残る中、日米金利差縮小でドル円に下方圧力が掛かり続けると見る。

本邦貿易収支が悪化している一方で、今年1-7月期の対米黒字が前年同期間比で増加している。

日米貿易協議合意が次の段階へ進む過程で、この点を指摘される可能性がある。

朝令暮改を得意とするトランプ大統領のこと、「ドルが高過ぎる」などと言いかねない。

*今週のストラテジー

https://www.pro-fx.info/ef/190929-3.gif

○過去一カ月のドル高は長期ドル安トレンドの調整と見るが、108.48(9月18日)が
「年初来高値112.40→104.46(8月26日)」の50%戻し(正確には108.43)に当たることを考慮すると、
値幅調整としては十分と見られる。

但し、「時間調整」が十分に進んでいないため、その過程でドルが上振れる可能性がある。
・・・・・参考図を参照

仮に108円半ばを抜く様であれば、109.00を試す展開もありえるが、109円前半でのドルの上値は重たいと見る。

依然として基本戦略を吹き値でのドルショートに置くが、時間調整の終了が確認されるまではドルショートは短期で構え、
「決めたポイントで利食い・損切り」を丹念に行う必要がある。

ドルが暫定支持線を失ったことや、再び年初来高値からの抵抗線を下回ったこともあり、引き続きドルショートを推奨する。

他方、前週はやや下値を攻め切れなかったため、時間調整が進む中、押し目での短期ドル買いも一手か。

・ドル売り推奨水準
積極的仕掛け水準:108.40~60
中立的仕掛け水準:109前後~109.30

・ドル買い推奨水準
106.90~107.10

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットなどのテクニカル水準に調整を加えたものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

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為替相場研究会主宰

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