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FXコラム

2019.10.15

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/191013-2.gif

前週は以下の様に分析をまとめた。
 

*****前週の分析のまとめ****
 
前週の展開で、108円半ばが強い抵抗水準となった感は否めない。

こうした状況下、中期ダブルトップが形成された格好となっており、
5月以降のドル安トレンドの調整が終わり、再びドル下落が始まる可能性がある。

依然として日柄調整に不足感があるものの、今週はドルの下落リスクに注目している。

もっとも、日柄調整期間中に108円半ばを上抜いて行く様であれば、相場の景色が一変するが、
今週は108円に近づくに連れてドルの上値が重たくなると見られ、その可能性は低いと見る。

むしろ、「106円半ばが下抜けるリスクが高い」と予測する。

予測レンジ:105.40~108.20
 
*****************
 

前週は週初にドルの下値を攻め、106.55を付けたが、その前の週の安値106.48を下抜くことが出来ず、
結局下値テストに失敗した格好となった。

これが上値の重たかった水準の108円半ばを上抜く結果に繋がった。

108円半ばは、108.48(9月18日高値)・108.47(10月1日高値)・108.43[(50%戻し、112.40→104.46)]
によって形成されていた強いレジスタンス水準だっただけに、前週に108.62を付けたことは
(ドル一段高の可能性という意味で)意義深いと言える。

もっとも、「5月からの長期ドル安トレンドの時間調整が完全終了するまでは上振れがある」と指摘してきた様に、
こうした上振れは一応想定内のことである。

とは言え、重要なチャート水準を抜けたきたため、ここからも多少の上振れは頭に入れておく必要がある。

今週の焦点は、200日MA(前週末109.07)が走る109円を上抜くかどうかだ。

チャート上の肝とも言える109.32(8月1日高値、日足チャートを参照)や心理的節目の1110円が控えているだけに、
109円台前半は注目しておきたい水準である。
 

以下ではドルの強弱要因を指摘した上で、今週の分析をまとめた。
 
○ドルの強気要因

(1)重要水準の108円半ば(詳細は前述)を上抜いた。

(2)暫定支持線TSを引くことができる。

(3)25日MA(前週末107.70)が上昇し続けながら、100日MA(同107.59)とゴールデンクロスした。

(4)スポットが一目の雲(前週末の上限は106.87)で推移している。

(5)下降中だった転換線(前週末107.55)が上昇し始めた。

(6)前週初の下値テストが失敗に終わり、それ以降では日々、下値・上値・終値を切り上げている。
 

●ドルの弱気要因
 
(イ) 前週末に高値108.62を付け、重要水準の108円半ばをザラ場で上抜いたが、終値では抜いていない。

(ロ)5月下旬に110円を割り込んだ後の安値107.21(7月18日)からの戻り高値109.32
(8月1日)はチャートポイントとして重要水準だが、これが109.36(61.8%戻し、112.40→104.46)と重なる。

(ハ)(ロ)との関連では、200日MAが前週末時点で109.07まで下降しており、109円台前半は強い抵抗水準となる。

心理的節目の110円が控えていることも、109円台でドルを抑え込む可能性が高い。

(ニ)108.48(9月18日)、108.47(10月1日)、108.62(10月1日)はほぼ同水準であり、
この先108.62をブレイクできない場合は、依然として108円半ばが上限と見做される可能性がある。

(ホ)昨年最高値114.55(10月4日)を起点とする抵抗線MRが111円台近辺まで下降している。

ドル安トレンドが始まったのが5月初旬の111円割れ時点であることに照らすと、
長期的に見ても111円が抵抗水準となった可能性が高い。

(ヘ)長期支持線S(前週末109円台後半、週足チャートを参照)は一旦ブレイクされた後、抵抗線となっている。

以上の点を踏まえ、今週は以下の様にまとめた。
 

*******今週のまとめ*******
 
重要水準の108円半ばをブレイクしたため、ドル一段高の可能性が出てきた。

焦点は前週の高値108.67をブレイクし、109円台に乗るかどうかである。

もっとも、仮に乗ったとしても、200日MA(前週末109.07)や
チャート上で重要な109.32(8月1日)の存在があるため、109円台前半は簡単に上抜けないとみる。

また、ここではフィボナッチ水準の109.36(61.8%戻し、年初来高値112.40&8月26日安値104.46)
の存在も戻り高値として大きな意味を持つため、109円に近づくに連れて上値は重たくなろう。

既に短期9日間RSIは前週末時点で66.7%まで上昇しているため、
ドル買い先行のマーケットでは過熱感からの反落もありえるか。

他方、下値圏では104.46を起点とする暫定支持線TSを引くことができ、
反落局面ではこれにサポートされる可能性が出てきた。

TSの下には一目の雲(前週末の上限106.87)があるため、107円近辺では底堅さを見せよう。
 

予測レンジ:106.90~109.40

********************
 

Ⅳ.チャートポイント
 
**レジスタンス
108.62(10月11日高値)
109.07(前週末200日MA)
109.32(8月1日高値)
109.36(61.8%戻し、112.40→104.46)
110.00(心理的節目)
110.52(76.4%戻し、112.40→104.46)
110.67(5月21日高値)
110.96(5月6日高値)
111.00(5月3日安値・・・・・110.96~111.00がギャップ)

**サポート
107.83(10月11日安値)
106.92(前週末の暫定支持線TS)
106.87(同一目の雲の上限)
106.55(10月7日安値)
106.48(10月2日の安値)
105.74(9月3日安値)
104.46(8月26日安値)
*104.10(1月3日の安値・・・銀行によって異なる)
103.64[76.4%戻し、99.00(2016年6月安値)→118.66(2016年12月)]
100.00(サイコロジカル)
 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア
 
●今週の注目材料

*米国
・FRB関連
9月FOMCでは予想以上にタカ派的な金利見通しとなったことから、市場の年内利下げ観測が和らいだ感がある。

ドットチャートの予想中央値が年内1.875(今回のFFレート誘導目標値は1.75~2.00)だったことから、
追加利下げはないとの見方もあるが、メンバー17名中の7名が年内の追加利下げ
を予想している点には留意しておきたい。

先頃、パウエル議長が「米経済は良好な状況にある一方で、いくらかリスクを抱えている」
と発言しており、数カ月前よりもハト派化しているが、FRBのスタンスに著変はないと判断する。

既に米経済では企業の景況感は低下しており、
この先個人消費関連データが悪化した場合は景気の下振れ感が一段と強まるため、
依然として年内の利下げの可能性は排除できない。

米9月ISM製造業景気指数は2009年以来の低水準まで低下する一方、
同非製造業景気指数も3年ぶりの水準へと低下している。

つまり、米企業業績が大幅に悪化する可能性が高いということだ。

リフィニティブ社の集計では、直近のS&P構成企業の企業業績見通し(EPSベース)は
下方修正数が情報修正数を上回る状況が続いているという。

米中問題収束への期待感が高まっているが、
過去一年間に亘る貿易戦争は既に企業に相当の影響を与えていると見られる。

・講演
15日:ブラード・セントルイス連銀総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁
16日:エバンス・シカゴ連銀総裁(ディスカッション)
17日:エバンス・シカゴ連銀総裁(イベント)

・ベージュブックの発表(16日)

・FOMC(29日~30日開催)
FOMCが近づくに連れて、利下げへの期待が高まりやすくなり、ドルロングが積み上がった場合は大きく反落する可能性がある。

・注目米経済統計
15日:10月NY連銀製造業景気指数
16日:9月小売売上高
17日:9月ハウジング・スタート、9月鉱工業生産、フィラデルフィア連銀景況指数

・トランプ大統領の弾劾問題
弾劾問題から社会の目をそらすために、大統領が予期せぬ行動に出る可能性がある。

*注目ユーロ圏経済統計
16日:ユーロ圏9月CPI
 

●ストラテジー・アイディア
 
*中期ドル円相場の基本認識
日米金利差縮小とその傾向を重要視。

一連のドル安円高は米利下げとその期待が牽引してきたことは事実であり、
FRBによるの追加利下げの可能性が残る中、
日米金利差縮小でドル円に下方圧力が掛かり続けると見る。

29-30日に開催されるFOMCでの追加利下げの可能性は低下しているものの、
近づくに連れて追加利下げへの期待が高まると見る。

直前のポジション次第で大きな反落もあるため、注意が必要。
 

*日銀短観(9月調査、10月1日公表)
大企業の下期事業想定レートは108.50(通年は108.68)と、
6月調査時点の同109.34(通年は109.35)から、大幅に引き下げられた。

現状水準からは、輸出関連企業のドル売りで需給が緩みやすくなると見る。
 

*今週のストラテジー

https://www.pro-fx.info/ef/191013-3.gif

○基本戦略
重要水準の108円半ばを超えてきたことから一段高となる可能性はあるが、
109円台前半には以下の様なテクニカル・ポイントがあるため、
吹き値売りを基本戦略とする。

既に「短期9日間RSIが約67%まで上昇している」ことから、ドル買いが先行した場合は過熱感から反落する可能性があるため、
超短期戦略として108.60~80水準での試し売りという手もあるが、この場合の撤退は早めに!

○28~29日のFOMCを控えて19日以降はブラックアウト(発言禁止)期間に入るため、今週中のFRB要人の発言には要注意!

109円台前半のテクニカル・ポイント(*重要度)
*109.07(前週末200日MA)
**109.32(8月1日高値)
**109.36(61.8%戻し、112.40→104.46)
 

・ドル売り推奨水準
積極的仕掛け水準:108円半ば~108.80(週初のみ)
中立的ドル売り水準:109円前後~109.35
 

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットなどのテクニカル水準に調整を加えたものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。
 
以上

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為替相場研究会主宰

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