元チーフディーラー集団(柾木 利彦、西原 宏一、伊藤 寿彦、竹内 のりひろ)+各分野一流の執筆陣の相場記事

無料講座・メルマガ

おすすめ商品

2020年版 最短で1億円を築くFXの稼ぎ技229 相場の壁とレンジで稼ぐFX

おすすめ会社

FXプライムbyGMO

スパンモデル標準搭載

FXコラム

2019.10.21

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/191020-2.gif

前週は以下の様に分析をまとめた。

*******前週の分析のまとめ*******

重要水準の108円半ばをブレイクしたため、ドル一段高の可能性が出てきた。

焦点は前週の高値108.67をブレイクし、109円台に乗るかどうかである。

もっとも、仮に乗ったとしても、200日MA(前週末109.07)やチャート上で重要な109.32(8月1日)の存在があるため、
109円台前半は簡単に上抜けないとみる。

また、ここではフィボナッチ水準の109.36(61.8%戻し、年初来高値112.40&8月26日安値104.46)
の存在も戻り高値として大きな意味を持つため、109円に近づくに連れて上値は重たくなろう。

既に短期9日間RSIは前週末時点で66.7%まで上昇しているため、
ドル買い先行のマーケットでは過熱感からの反落もありえるか。

他方、下値圏では104.46を起点とする暫定支持線TSを引くことができ、
反落局面ではこれにサポートされる可能性が出てきた。

TSの下には一目の雲(前週末の上限106.87)があるため、107円近辺では底堅さを見せよう。

 
予測レンジ:106.90~109.40

***********************
 
前週は、8月1日以来の高値水準となる108.94まで上昇したが、
前週のまとめで指摘した様に、109円に近づくに連れて上値が重たくなり、
週末には失速した。

もっとも、ブレグジットが最終局面に近づいていることや、
FOMCを控えてのポジション調整で軟化したこともあり、
週末の失速でドルの地合いが悪化したと決めつけるのは早計である。

ただ、テクニカル分析上で中立的に上値が重たいと見られる水準で、
上値を抑え込まれただけに、今週はドルの下押しがあっても不自然ではない。

こうした中、今週の焦点は前週と同様に109円台に乗るかどうかにあるが、
108.00を下回るかどうかにも注目しておきたい。

この点、前週末の終値が108.40前後と、
上昇時の肝水準となっていた108円半ばを下回り掛けていることが気懸りである。

以下では、ドルの強弱要因を指摘した上で、今週の分析をまとめる。
 

○ドルの強気要因

(1)108.48(9月18日高値)・108.47(10月1日高値)・108.43[(50%戻し、112.40→104.46)]によって
形成されていた強いレジスタンス水準だった108円半ばを上抜き、108.94を示現した。

(2)8月26日の安値104.46を起点とする支持線Sが107円台前半へと切り上がってきた。

(3)(2)との関連で、一目の雲(前週末上限は106.87)が支持線Sの下にあり、
107円台前半が当面のドルの下値水準となる可能性が高まってきた。

(4)転換線(前週末107.87)が基準線(同107.71)を下回らずに、逆転を免れた形である。

(5)前週末時点で9日間RSIが約59%まで低下しているため、再び買い余力が生まれている。
 

●ドルの弱気要因

(イ)前週の高値は108.94と、200日MA(前週末109.08)の目前で止まった。

(ロ)5月下旬に110円を割り込んだ後の安値107.21(7月18日)からの戻り高値109.32(8月1日)が存在する。

(ハ)109.32とフィボナッチ水準の109.36(61.8%戻し、112.40→104.46)とが重なる。

(ニ)前週の高値が108.94で終わったことで、(イ)・(ロ)・(ハ)全体が意識された格好となっており、
109円台前半ではドルの上値が重たいとの認識が生まれた。

(ホ)心理的節目の110円の存在も、遠隔的にドル上昇を抑える要因となっている。

(ヘ)昨年最高値114.55(10月4日)を起点とする抵抗線MRが111円台まで下降している。

ドル安トレンドが始まったのが5月初旬の111円割れ時点であることに照らすと、
長期的に見ても111円が抵抗水準となった可能性が高い。

(ト)長期支持線S(前週末109円台後半、週足チャートを参照)は一旦ブレイクされた後、抵抗線となっている。
 

以上の点を踏まえ、今週は以下の様にまとめた。
 

*******今週のまとめ******

前週の高値108.94と、上で指摘したテクニカル水準が集中している109円台前半によってドルは阻まれた形だ。

年初来高値112.40(4月24日)から104.46(8月26日)までの値幅調整としては、
フィボナッチ・61.8%リトレースメント(109.36)にほど近い水準に到達したことから、
徐々にドルの上昇力が衰える可能性が出てきた。

週ローソク足の並びも良くないため、支持水準の108円前後が崩れると、
支持線S(前週末107.30前後)が試される局面もあるか。
・・・・・・ストラテジー・アイディア参照

逆に108円を下回らない様であれば、再び109円台を試す可能性を残している。

ただ、今週も上値は109円台前半で抑え込まれると予測する。

バイアスは107円台方向への下振れに置く。
 

予測レンジ:106.80~109.20

******************
 
 

Ⅳ.チャートポイント

**レジスタンス
108.94(10月17日高値)
109.08(前週末200日MA)
109.32(8月1日高値)
109.36(61.8%戻し、112.40→104.46)
110.00(心理的節目)
110.52(76.4%戻し、112.40→104.46)
110.67(5月21日高値)
110.96(5月6日高値)
111.00(5月3日安値・・・・・110.96~111.00がギャップ)
 
**サポート
108.03(10月14日安値)
107.83(10月11日安値)
106.92(前週末の暫定支持線TS)
106.87(同一目の雲の上限)
106.55(10月7日安値)
106.48(10月2日の安値)
105.74(9月3日安値)
104.46(8月26日安値)
*104.10(1月3日の安値・・・銀行によって異なる)
103.64[76.4%戻し、99.00(2016年6月安値)→118.66(2016年12月)]
100.00(サイコロジカル)

 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

●今週の注目材料

*米国
・FRB関連
9月FOMCでは予想以上にタカ派的な金利見通しとなったことから、市場の年内利下げ観測が和らいだ感がある。

ドットチャートの予想中央値が年内1.875(今回のFFレート誘導目標値は1.75~2.00)だったことから、
追加利下げはないとの見方もあるが、メンバー17名中の7名が年内の追加利下げを予想している点には留意しておきたい。

クラリダFRB副議長が18日に「米成長見通しは好ましいが、景気拡大を維持するため「(FRBは)適切に行動する」
としており、年内の追加利下げ、早ければ今週のFOMCで利下げする可能性も出てきた。

16日に公表されたFOMCの叩き台となるベージュブックで米経済に対する認識が下方修正されていることを考慮すれば、
FRBのスタンスに著変はないと判断する。
 

・講演
ブラックアウト期間に入ったため、30日以前のFRB要人の発言・講演はない。

・FOMC(29日~30日開催)
FOMCが近づくに連れて、利下げへの期待が高まりやすくなり、逃げ遅れた俄かロングの投げがでる可能性がある。

・注目米経済統計
24日:9月耐久財受注、9月製造業受注、10月製造業PMI

・トランプ大統領の弾劾問題
弾劾問題から社会の目をそらすために、大統領が予期せぬ行動に出る可能性がある。

*注目ユーロ圏経済統計
24日:独製造業PMI、ユーロ圏製造業PMI、ECB政策理事会
25日:独IFO企業景況感
 

●ストラテジー・アイディア

*中期ドル円相場の基本認識
日米金利差縮小とその傾向を重要視。

一連のドル安円高は米利下げとその期待が牽引してきたことは事実であり、
FRBによるの追加利下げの可能性が残る中、
日米金利差縮小でドル円に下方圧力が掛かり続けると見る。

29-30日に開催されるFOMCでの追加利下げの可能性は低下しているものの、
開催が近づくに連れて追加利下げへの期待が高まると見る。

ややドルロングが残っている感もあり、反落に要注意。
 

*日銀短観(9月調査、10月1日公表)
大企業の下期事業想定レートは108.50(通年は108.68)と、
6月調査時点の同109.34(通年は109.35)から大幅に引き下げられた。

従って、輸出関連企業のドル売りで需給が緩みやすい状況が続いている。
 

*今週のストラテジー

https://www.pro-fx.info/ef/191020-3.gif

○基本戦略
状況を見ながらのドル売り(下記ドル売り推奨水準を参照)。

109円台前半にあるテクニカル・ポイント(下記の通り)があるため、ドルの上昇力が衰えている。

18日のクラリダFRB副議長によるハト派的発言で、FOMCに向けてシコッたドルロングの落としが生じやすい。

週ローソク足に目をやると、「一点不発返し」モドキの足型が出現しているため、ドルが反落する可能性がある。・・・参考図を参照

10月に入ってからのドル堅調地合いに余韻が残るため、一見強い様に見えるドルだが、大方のショートが切れた今、
高値を更新するまでのネルギーは残っていないと見る。
 

109円台前半のテクニカル・ポイント(*重要度)
*109.08(前週末200日MA)
**109.32(8月1日高値)
**109.36(61.8%戻し、112.40→104.46)
 

・ドル売り推奨水準
積極的仕掛け水準:108円半ば~108.80
中立的ドル売り水準:109円前後~109.35
 

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットなどのテクニカル水準に調整を加えたものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。
 

以上

https://www.fpnet-ec.com/assets/common/img/member/bbs/11/709a55c76b013fdb37fb8cefb2d907a5-1.gif

https://www.fpnet-ec.com/assets/common/img/member/bbs/11/709a55c76b013fdb37fb8cefb2d907a5-2.gif

https://www.fpnet-ec.com/assets/common/img/member/bbs/11/709a55c76b013fdb37fb8cefb2d907a5-3.gif

為替相場研究会主宰

>> 著者ページはこちら

新着情報

無料講座・メルマガ

おすすめ商品

2020年版 最短で1億円を築くFXの稼ぎ技229 相場の壁とレンジで稼ぐFX

おすすめ会社

FXプライムbyGMO

スパンモデル標準搭載

トップに戻る