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FXコラム

2020.01.04

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析
 

https://www.pro-fx.info/ef/200105-2.gif
 
前週の予測のまとめでは、

「12月に入ってからの高値は109.70台(109.73、109.71、109.70)で止まっており、
同水準に近づくに連れて上値が重たい状況が続いていること」
や時間軸から判断してドルが下落する可能性が高いとした。

「ストラテジー・アイディア」では、新年1月には前年の12月安値を下回る傾向が
数年間続いている点を理由に109円台でのドル売りを推奨した。

実勢の相場では既に昨年12月の安値108.43を下回り、107.84を示現している。

この流れが104円台から109円台まで上昇した局面の調整なのか、
相場の反転なのかという点が当面の焦点となろう。

足下の相場展開は、明らかに昨年1月3日に109円台から104円台まで一挙に下落した
フラッシュクラッシュとは異なるため、この先もまだ相場が持続する
(ドルの下落という意味で)可能性が高いと言える。

そうした見方は、以下の点からも支持されよう。
 
(A)109円台での上値遊びの長さに問題があった

(B)104.46(19年8月26日)を起点とする上昇局面の高値は109.73だが、
フィボナッチ水準の109.37(61.8%戻し、112.40→104.46)を
小幅にクリアしたところで、上伸が頓挫した。

(C)(A)(B)の状況下で、11月以降の高値圏においてヘッド&ショルダー
(あるいはトリプルトップ)モドキのパターンが出現しつつある。
・・・この点は過去数週間に亘りドルの下落リスクとして指摘してきたことだが、
詳細に見れば、モドキから真正なパターンに近いパターンが出現中と言える。
・・・この点については、今週のストラテジー・アイディアで詳述する。

(D)スポットが終値で一目の雲の中に入り込んでいる。
 
この関連では、「三役逆転」が生じ掛けている。

以下では、こうした基幹的ドルの弱気要因と強気要因を見ながら、今週の分析をまとめる。
 

●ドルの弱気要因

(1)昨年12月に入って以降の上値テストは109.73(12月2日)、109.71(12月13日)、
109.70(12月19日)止まりと、節目の110円をブレイクすることが出来なかった。

この結果、中期的に110円が強い抵抗水準として再認識された。

(2)て、高値圏での上値遊びが長過ぎたため、ドルの弱地合いが長期化する可能性がある。

(3)昨年最高値114.55(10月4日)を起点とする抵抗線MRが110円半ばまで下降してきたため、
110円台でのドルの上値は相当に重たくなっている。

(4)長期支持線S(前週末110円台前半、週足チャートを参照)が一旦ブレイクされた後、
抵抗線となっている。(3)の見方を支持する。

(5)前週時点で昨年の下降トレンドと上昇トレンドとの時間経過が以下の様になっており、
ドルの下落局面が持続する可能性が高い。

年初来高値112.40(4月24日)→12月27日:178日
104.46(8月26日)→12月27日:90日
90日/178日≒50%(フィボナッチ比)

(6)11月以降の高値圏において「ヘッド&ショルダー(あるいはトリプルトップ)」
モドキのパターンが完成形に入りつつあるが、
今週のストラテジー・アイディアで詳述する推計目標値からはドル一段安となる可能性が高い。

(7)スポットが終値(前週末108.11)で一目の雲(同上限は108.84)の中に入り込んでいる。

(8)一目関連では、「三役逆転」が生じつつある。

転換線(前週末108.76)<基準線(108.78)、遅行線<26日前の実勢相場が出現。

スポットがザラ場では一目の雲(前週末下限は108.04)を下回っているが、
終値では下回っていないため、三役逆転とはなっていない。

ただ、この先「終値<雲の下限」となった場合は、三役逆転となるため、ドルの下降が継続する可能性が高い。

(9)25日MA(前週末109.06)が下降に転じつつある中、スポット終値が同MAを下回った。

(10)チャート上重要水準であった108.24(11月14日)を終値で抜いている。
 

○ドルの強気要因

(イ)25日MA(前週末109.06)と100日MA(同108.19)とがゴールデンクロスしているため、中期的に先高感が残る。

(ロ)ザラ場では一目の雲の下限を下回ったが、終値では抜けていない。

(ハ)9日間RSIが前週末に25%台に達しているため、ドル売りに過熱感が出る可能性がある。

このままドル売りが先行した場合は、ショートの踏み上げが出やすい。

(ニ)反転パターンの出発点とも言える107.89(11月1日)とほぼ同値で、直近安値107.84が止まっている。
 

以上の点を踏まえ、今週は以下の様にまとめた。
 
*******今週のまとめ*******
 
上で示したドルの強弱要因から見て取れる様に、相当にドルに下方圧力が掛かり始めたと言えよう。

ドルが下落してからの相場が若いため、一応ドルの下値を試す展開を想定しておく方が無難と言える。

もっとも、今週からは市場参加者が増え、総意としてドルの下値水準が現状(108円前後)
からあまり下方に乖離しない様であれば、ある程度の反発を考慮すべきと見る。

反発の際に一目の雲の上に出る様だと、ヘッド&ショルダーのネックラインの上に出るため、
相場付きが短期的にドル強気に傾く可能性もある。

だが、上で述べた様に相場が若いため、ドルの戻りは限定的と考えている。

こうした中、下値水準については、
「104.46(19年8月26日)→109.73」の61.8%リトレースメント水準の106.47、
さらには同水準が崩れた場合は76.4%の105.70もあり得ると予測する。

予測レンジ:106.47~109.20
 
**********************
 

Ⅳ.チャートポイント
 
**レジスタンス
108.85前後~95(一目の雲上限)
108.65~70(ヘッド&ショルダーのネックライン)
109.06(前週末の25日MA、同MAは下降中)
109.70(19年12月19日高値)~109.73(12月2日高値)
109.92(19年5月30日高値)
110.00(心理的節目)
110.52(76.4%戻し、112.40→104.46)
110.67(19年5月21日高値)
110.96(19年5月6日高値)
111.00(19年5月3日安値・・・・・110.96~111.08がギャップ)

**サポート
107.84(1月3日安値)
107.71(38.2%戻し、104.46→109.73)
107.09(50%戻し、上記値幅)
106.55(19年10月7日安値)
106.47(61.8%戻し、上記値幅)
106.48(19年10月2日の安値)
105.70(76.4%戻し、上記値幅)
104.46(19年8月26日安値)
*104.10(2019年1月3日の安値・・・銀行によって異なる)

 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア
 
●今週の注目材料
 
*米国

・トランプ大統領の弾劾問題は、その他の与件との兼ね合いでドルの弱気材料となる。

米イラン紛争が激化した場合、リスクオフの株安・円高(ドル安)という展開は要注意。

・注目米経済統計
7日:11月貿易収支
11月製造業新規受注
12月ISM非製造業景況指数
10日:12月雇用統計

・FRB要人講演
9日:クラリダFRB副議長
ウィリアムズNY連銀総裁(?)
 

●ストラテジー・アイディア

*中長期ドル円相場の基本認識

・2018年高値からの抵抗線が110円台半ばまで切り下がってきた。

心理的節目の110円が抵抗水準として強く意識され出した。

・12月のFOMCで、政策予想ドットチャートでは中央値が今年と同水準となり、
2020年の金融政策が変更される可能性が低下した。

だが、高値更新を続ける米株が行き詰まる可能性もあり、
その局面では逆資産効果への懸念から、再びFRBがハト派化する可能性がある。

・本邦貿易黒字(財取引収支)の減少

全体では黒字の減少が進んでいる。

つまり、円余剰化(外貨不足化)が進んでいるため、大幅な円高になりづらいという認識を持つ必要がある。

・本邦の対外純資産構造に変化が見られる。

対外証券投資が相対的に減少する中、FDI(対外直接投資)が増加しているため、外貨高(ドル高)を支えている。
 

*今週のストラテジー

https://www.pro-fx.info/ef/200105-3.gif

○基本戦略
ドルの戻り売り

・理由

(1)アベノミクス下における最高値125.86(2015年6月)を付けて以降では、
新年1月安値が前年12月の安値を下回る傾向が見られる。
・・・前週のストラテジーの軸となった点であり、既に3日に107.84を付け、実現している。

現時点では下値が固まっていないため、ドルが一段安となる可能性がある。

(2)過去2週指摘してきた点だが、下に示したように昨年年初来高値112.40を示現して
以降の安値104.46(8月26日)から前週時点まで相当日数が経過している。

既にドルの下落が始まっているが、相場が若いため、下落余地を残している。

年初来高値112.40(4月24日)→12月27日:178日
104.46(8月26日)→12月27日:90日
90日/178日≒50%・・・前々週末時点

(3)ヘッド&ショルダー(あるいはトリプルトップ)のネックライン
(今週は108.65~75前後)を割り込んでいるため、ほぼ反転パターンが完成している。

参考図に詳細を記述してるので参考にされたい。

ちなみに、ヘッド&ショルダーから推計される目標値は概ね107円である。

 
・ドル売り推奨水準
中立的水準:108.50~80
コンサーバティヴ水準:108.80~109.00
 

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。
 

投資の最終判断は自己責任で行ってください。
 

以上
 
https://www.pro-fx.info/ef/200105-2.gif

https://www.pro-fx.info/ef/200105-3.gif

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