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FXコラム

2019.12.29

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析
 

https://www.pro-fx.info/ef/191229-2.gif
 

前週は正にホリデーシーズン相場に陥った格好となり、109.31~109.68という狭いレンジで終わった。

もっとも、現状水準が心理的節目の110円を目前にしていることから、色々と考えさせられた週でもあった。

例えば、
○110円を超えられるのかどうか、
○超えたとしてどこま上昇するのか、
●反落した場合は続落するのかどうかなどである。

いずれにしても、ほぼ3カ月間、110円テストは失敗に終わっているが、
高値圏に止まっていることを考慮すれば、相場が上に行きたがっていることは事実である。

直近2週間に目をやれば、109.18(12月19日)を下値として109円台に留まっている点も見逃せない。

通常であれば、上値遊びが長いため、そろそろ反落時期を迎えそうな印象を受けるが、
109円台水準に市場の目が慣れてきたせいもあってか、109円円台前半でも買いが入っている感がある。

とは言え、買い方に持続性があるかと言えば、このところの高値圏109.70近辺での上値の重さを見ると、
そうとも言えない。

こうした中、依然として上値は重たく、ドルの下方リスクが強いと考えている。

そうした見方の大きな理由は、

(A)上値遊びが長いため、早い時期に109.73を上抜く様な展開にならないと、
11月以降の高値圏でヘッド&ショルダー(あるいはトリプルトップ)モドキのパターンが出現する可能性がある。

(B)104.46(8月26日)を起点とする上昇局面の高値は109.73だが、
フィボナッチ水準の109.37(61.8%戻し、112.40→104.46)を小幅にクリアしたところで、
上伸が頓挫しつつある。

という点にある。

今週は前週と同様に、上値圏では前述109.73を抜くかどうか、
下値圏では前週の安値109.18を下回るかが焦点だが、
以下が足下のドルの強弱要因である。

 
○ドルの強気要因
 
(1)25日MA(前週末109.18)が9月以降上昇し続けている。

時折、スポットが同MAを下回ることもあるが、大きく下方へ乖離することはない。

つまり、短期的に調整を繰り返しながら相場は上昇トレンドを維持している。

(2)一目の雲が(前週末の上限は108.72)108.90へと切り上がってくる。

10月9日以降、スポットが雲の上限以上で推移している点に注目。

(3)転換線(前週末109.43)が前々週よりも高い水準にあり、基準線(109.08)を上回っている。

(4)遅行線が26日前の実勢相場よりも上で推移しているため、三役好転状態にある。

(5)25日MA(前週末109.18)と100日MA(同108.08)とがゴールデンクロスしているため、中期的に先高感が残る。
 

●ドルの弱気要因
 
(イ) 12月に入って以降の上値テストは109.73(12月2日)、109.71(12月13日)、
109.70(12月19日)止まりと、三回失敗している。

ちなみに、前週の高値は109.68。

(ロ)昨年最高値114.55(10月4日)を起点とする抵抗線MRが110円半ばまで下降してきたため、
110円台でのドルの上値は相当に重たくなりつつある。

(ハ)長期支持線S(前週末110円台前半、週足チャートを参照)が一旦ブレイクされた後、抵抗線となっている。

(ロ)の見方を支持する。

(ニ)ドルの拠り所となるべき支持線が存在しない。

(ホ)年初来112.40を示現して以降の安値104.46(8月26日)から現状までの日数が相当経過しており、
フィボナッチ比に照らすと反落する危険性のある時間帯に差し掛かっている。

年初来高値112.40(4月24日)→12月27日:178日
104.46(8月26日)→12月27日:90日
90日/178日≒50%
 

以上の点を踏まえ、今週は以下の様にまとめた。
 
*******今週のまとめ*******
 
依然として109.70台に上値の重さが感じられる。

12月に入ってからの高値は109.70台(109.73、109.71、109.70)で止まっており、
目先でも同水準に近づくに連れて上値が重たい状況が続くと見られる。

109.73を抜く様であれば、節目の110円を試す可能性もあるが、
昨年最高値からの抵抗線MR(日足チャート)が110円半ばまで
切り下がっているため、110円台前半での上値は重たいと予測する。

従って、110円台があったとしても上髭で終わると見ているが、
110円を付けたことで達成感が生まれ、
その時点で相場が反転することがあるため、注意が必要である。

ドルの弱気要因としても上で指摘しているが、年初来高値112.40(4月24日)から
現時点までの日数と104.46(8月26日)からの日数を考慮すると、
調整(ドルの下落)する可能性がある。

仮に108.70を割り込む様であれば、重要水準の108.24(11月14日)が試される可能性もあるか。

予測レンジ:107.70~110.40

********************
 

Ⅳ.チャートポイント
 
**レジスタンス
109.70(12月19日高値)~109.73(12月2日高値)
109.92(5月30日高値)
110.00(心理的節目)
110.52(76.4%戻し、112.40→104.46)
110.67(5月21日高値)
110.96(5月6日高値)
111.00(5月3日安値・・・・・110.96~111.08がギャップ)

**サポート
109.18(12月19日安値)
109.18~(25日MA)
108.72~(一目の雲の上限)
108.43(12月4日・9日の安値)
108.24(11月14日安値)~108.28(11月21日の安値)
107.71(38.2%戻し、104.46→109.73)
107.09(50%戻し、上記値幅)
106.55(10月7日安値)
106.47(61.8%戻し、上記値幅)
106.48(10月2日の安値)
105.74(9月3日安値)
104.46(8月26日安値)
*104.10(1月3日の安値・・・銀行によって異なる)

 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア
 
●今週の注目材料

*米国

・トランプ大統領の弾劾問題は、その他の与件との兼ね合いでドルの弱気材料となる。

・注目米経済統計
31日:消費者信頼感指数

1月2日:12月製造業購買担当者景気指数(PMI)
3日:12月ISM製造業景況指数
前回FOMC議事要旨

●ストラテジー・アイディア

*中長期ドル円相場の基本認識

・昨年高値からの抵抗線が110円台半ばまで切り下がってきた。

心理的節目の110円をクリアしたとしても、徐々に上値が重たくなると見る。

・12月のFOMCで、政策予想ドットチャートでは中央値が今年と同水準となり、
2020年の金融政策が変更される可能性が低下した。

だが、高値更新を続ける米株が行き詰まる可能性もあり、
その局面では逆資産効果への懸念から、再びFRBがハト派化する可能性がある。

・本邦貿易黒字(財取引収支)の減少
全体では黒字の減少が進んでいる。
つまり、円余剰化(外貨不足化)が進んでいるため、大幅な円高になりづらいという認識を持つ必要がある。

・対外純資産の構造に変化が見られる。
対外証券投資が相対的に減少する中、FDI(対外直接投資)が増加しているため、外貨高(ドル高)を支えている。

 
*今週のストラテジー
 
https://www.pro-fx.info/ef/191229-3.gif

○基本戦略
現状水準でのドル売り

108円台前半への反落では、ドル買いの戦略もあるが、ストップは浅目に。
 
・理由

(1)アベノミクス下における最高値125.86(2015年6月)を付けて以降では、
新年1月安値が前年12月の安値を下回る傾向が見られる。・・・詳細は参考図と下段の解説

(2)12月に入り、19日の109.70で3回目の109.70台だが、同水準での上値の重さが再確認された。

(3)年初来高値112.40を示現して以降の安値104.46(8月26日)から現状まで相当に
日数が経過しており、フィボナッチ比に照らすと反落する危険性のある時間帯に差し掛かっている。

年初来高値112.40(4月24日)→12月27日:178日
104.46(8月26日)→12月27日:90日
90日/178日≒50%

(4)高値圏でヘッド&ショルダー(あるいはトリプルトップ)のパターンが形成されつつある。

ネックライン(今週は109円ローレベル)を割り込む様であれば、大幅下落もありえる。

・ドル売り推奨水準
109円台

・ドル買い推奨水準
試し買い水準:108.25~45(ストップは浅目に)
 

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。
 

投資の最終判断は自己責任で行ってください。
 

以上
 
今回が本年最後の分析・予測です。
本年中はご愛読頂き、ありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。
良いお年をお迎え下さい。

 

 

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為替相場研究会主宰

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