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FXコラム

2020.01.20

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析
 
https://www.pro-fx.info/ef/200119-2.gif
 
強い抵抗水準だった109.70~73(12月高値)を上抜き、心理的節目の110.00に乗ってきた。

ただ、米3連休を控えていたせいもあってのことか、110円台に乗った割には盛り上がりに欠ける印象を残した。

筆者は「110円台に乗ると、110円台前半まで下降している長期抵抗線MR(起点は2018年10月高値114.55)
によって徐々に上値が重たくなる」点を指摘してきたが、正にそんな印象を受ける。

週足で同様に抵抗線を引くと110.40近辺となり、目先の焦点は110.30~40をクリアに抜けるかどうかである。

仮に110.30~40を上抜いた場合、昨年5月6日のギャップ埋めに行くかどうかが注目される。
・・・ちなみに、筆者が記録しているデータでは110.96~111.08がギャップである。

以上の焦点・注目点を踏まえて、以下ではドルの強弱要因を指摘しながら、今週の予測をまとめた。
 

●ドルの弱気要因

(1)昨年最高値114.55(10月4日)を起点とする抵抗線MRが110円前半(110.30近辺)まで下降してきたため、
110円台での上値が徐々に重くなる可能性が高い。

(2)前週の高値が抵抗線MRによって抑え込まれている。

(3)ギャップ埋めは相場を予測する上で定石の一つでもあるが、
ギャップ(昨年5月)を埋め尽くした後に反落するという展開もありがちである。

(4)前週に9日間RSIが71%台(週末は69%台)まで上昇しており、ドル買いにやや過熱感が出ている。
その割に上昇していないため、やや短期のロングが凝っている可能性がある。

(5)トランプラリーの最高値118.66(2016年12月)近辺を起点とする抵抗線が111円台半ばまで下降しているため、
前述ギャップ埋め後の反落というシナリオを描くことができる。

(6)日足ローソクでは高値圏の十字線が出ている。・・・ストラテジー・アイディア

○ドルの強気要因

(イ) 重要なチャートポイントだった12月の高値109.73を抜いている。

(ロ)心理的節目の110.00を抜いた。

(ハ)25日MA(前週末109.34)と100日MA(同108.52)とがゴールデンクロスしているため、中期的に先高感が残る。

(ニ)1月6日週にスポット終値が25日・100日・200日(同108.62)MAを一挙に抜いて上昇しており、ドルに反発力がある。

上昇中段での底値を確認した格好とも言える。

(ハ)1月6日週の安値は107.65だが、フィボナッチ水準の107.71(38.2%戻し、104.46→109.73)とほぼ同値である。

比較的浅い水準の38.2%で止まったことで、104.46(8月26日)からの上昇トレンドが継続する可能性を強く印象付けている。

(ニ)完全に一目の雲(前週末の上限は109.02)での展開になっている。

以上の点を踏まえ、今週は以下の様にまとめた。
 

*******今週のまとめ*******
 
目の上の瘤だった12月の高値109.73や心理的節目の110.00を上抜いたことで、上値圏が開けたと言える。

109.73を上抜いた後に同水準を割り込んでいないため、多少のディップでもドル買いが入りやすい展開が続いている。

こうした中、高値が確認されていないため、引き続き上値を試す展開が予想される。

下記の抵抗線MRを抜いた場合は、昨年5月に生じたギャップ埋めに向かう可能性もあるか。

問題は、既に9日間RSIが70%に到達している点だ。

ドル買いが先行した場合、過熱感から反落する可能性は十分ある。

2018年の高値114.55からの抵抗線MRが110.30近辺(週足チャートでは110.40近辺)を
クリアにブレイクできない場合はディップが入ると考えている。

その際109.73を下回らなければ、前述のギャップ埋めに向かう可能性もあるが、
逆に下回る様であれば、108円台への反落もありえよう。

予測レンジ:108.50~110.70

 
*********************
 

Ⅳ.チャートポイント
 
**レジスタンス
110.30~40近辺(1月17日の高値~長期抵抗線)
110.52(76.4%戻し、112.40→104.46)
110.67(19年5月21日高値)
110.96(19年5月6日高値)
111.08(19年5月3日安値・・・・・110.96~111.08がギャップ)
111.60近辺(2016年12月高値118.66近辺からの抵抗線)

**サポート
109.73(元の抵抗水準)
109.34~(前週末の25日MA)
109.02(同雲の上限)
108.10(同雲の下限)
107.65(1月8日安値)
106.55(19年10月7日安値)
106.48(19年10月2日の安値)
104.46(19年8月26日安値)
*104.10(2019年1月3日の安値・・・銀行によって異なる)
 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア
 
●今週の注目材料

*米国
・トランプ大統領の弾劾問題は、その他の与件との兼ね合いでドルの弱気材料となる。

中東情勢の緊張は和らいだものの、警戒感が残るため、リスクオフの株安・円高(ドル安)という展開には要注意。

・注目米経済統計など
24日:1月PMI

・FRB要人講演
なし

*日本
・日銀
21日:日銀金融政策決定会合

*ユーロ圏
ECB
23日:ECB政策理事会

経済統計
24日:ユーロ圏1月PMI

*他
21-24日:ダボス会議(世界経済フォーラム)
トランプ大統領も出席予定
黒田日銀総裁、ラガルドECB総裁、ムニューシン米財務長官等が出席予定
18年の同会議ではムニューシン米財務長官が「弱いドルは(貿易面で)米国の利益」発言あり。
 

●ストラテジー・アイディア
 
*中長期ドル円相場の基本認識

・110円台前半(110.30近辺)まで切り下がってきた2019年高値からの抵抗線をクリアに抜くかどうかが注目される。

ただ、同水準を抜いたとしても、2016年高値118.66近辺からの抵抗線が111円台半ばまで切り下がってきたことを考慮すると、
昨年5月の「窓空き」水準(111円前後)までが戻り高値としては精一杯と見る。

・12月のFOMCで、政策予想ドットチャートでは中央値が今年と同水準となり、2020年の金融政策が変更される可能性が低下した。

だが、高値更新を続ける米株が行き詰まる可能性もあり、その局面では逆資産効果への懸念から、再びFRBがハト派化する可能性がある。

・本邦貿易黒字(財取引収支)の減少
全体では黒字の減少が進んでいる。

つまり、円余剰化(外貨不足化)が進んでいるため、大幅な円高になりづらいという認識を持つ必要がある。

・本邦の対外純資産構造に変化が見られる。

対外証券投資が相対的に減少する中、FDI(対外直接投資)が増加しているため、外貨(ドル)を支えている。
 
*今週のストラテジー
https://www.pro-fx.info/ef/200119-3.gif

○基本戦略
(1)日計りは少額でドル売り・ドル買い。
(2)長目での基本戦略は吹き値でのドル売りか、大きな押し目でのドル買い。
(3)チャレンジングではあるが、110円台前半でのドル売り。
 
・理由
(1)重要水準の109.73や大きな節目の110円を突破した割には静かな展開である。

日計りではポジション状況を把握しながらのジョビングという戦略もあるか。

(2)110円台前半(110.30近辺)まで切り下がってきた2019年高値からの抵抗線MRを
クリアに抜く様であれば、昨年5月の「窓空き」水準(111円前後)までの戻りが予測される。

ただ、同水準を抜いたとしても、2016年12月の高値118.66近辺からの抵抗線が
111円台後半まで切り下がってきたことを考慮すると、同水準でのドルは売りたいところ。

2016年12月のトランプラリーの最高値118.66付けて以降のドルは冴えない状況が続いており、
年々上値が切り下がっている。

2017年最高値:114.73、2018年最高値:114.55、2019年最高値:112.40という
過去の推移に照らせば、吹き値はドル売りのチャンスと見る。

(3)高値圏での十字線が出現している。・・・参考図

捨て子線(高値圏では売り線)ではないが、高値圏での十字線は売ってみる価値はあり。

前週の実勢チャートは「一点不発返し」にも似ている。

・ドル売り推奨水準
積極的水準:110円台前半
コンサーバティヴ水準:110.90~111.10

・ドル買い推奨水準
109.00~10

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。
 
 
以上

為替相場研究会主宰

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