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FXコラム

2020.04.27

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析
 
https://www.pro-fx.info/ef/200426-2.gif
 
前回は、
「ドルの戻りが108円近辺で限定され出している一方で、
週単位でみれば高値・安値・終値が切り下がっているため、
ドルに下方リスクが残っている」
とした上で、
「107円台前半は値覚えのある水準で有象無象の買いが入りそうだが、
ここでドルが支持されない様であれば、105円台へ下落する可能がある」
とまとめた。

実際の相場では、高値が108.05(前の週の高値は108.08)止まりと、
引き続き108円近辺での上値が重いことが確認された格好だが、
下値も107円前半で前回のまとめで指摘した様に有象無象の買いが見られた。

こうした中、相場は短期ポジションのキャッチボール的な様相を呈してきた。

足下の相場のついては、依然として111.71(3月24日)以降の
下落局面における保ち合いという位置付けを変えていない。

こうした見方の背景には、●111.71以降の下落過程で、
「弱気フラッグ」が出現していることや、
●年初来高値112.23(2月20日)と111.71で「ダブルトップ」の形状が出現していることがある。

下値圏における目先の焦点は106.93(4月1日・15日安値)をブレイクできるかどうかだ。

仮に同水準が下抜ける様であれば、105円台への下落ありと見ている。

逆に、上値圏における焦点は108.05~08をブレイクするかどうかである。

仮にこの水準をブレイクする様であれば、108円台後半もありるか。

前週の安値が107.28止まりと切り上がっているため、
108円台後半以上に上振れる可能性もあるが、
本稿で使用している移動平均線の25日MA
(前週末108.41)・100日MA(同108.84)・200日MA(108.32)の
すべてが108円台に位置しているため、やはり上値は108円台に限定されると見る。

上で述べた111.71からの下落過程で「弱気フラッグ」が出現していることも、こうした見方を支持しよう。

以下では、ドルの強弱要因を指摘した上で、今週の予測をまとめた。
 

●ドルの弱気要因
 
(1)2月下旬の相場でも112円台でドルの上値は重たいことが認識されたが、
3月23日週の展開でこの点が再確認された格好となった。

(2)(1)との関連で年初来高値112.23(2月20日)を試したが、
結果は111.71止まりとなり、ダブルトップの形状が整い出している。

仮に年初来安値101.18を下回る様であれば、ダブルトップ目標値推計では長期で1ドル≒90円という水準が見込まれる。

(3)25日MA(前週末108.41)と100日MA(同108.84)とが引き続きデッドクロスしているため、
中期の先安感が継続している。

(4)3月の最高値111.71(3月24日)以降の展開で、コンティニュエーションのベアリッシュ・フラッグが出現している。
・・・前回・前々回のストラテジーアイディア参考図

(5)3月24日の高値111.71近辺からのトレンド線を上辺、4月1日安値(106.93)と
4月15日安値(106.93)を結んで引ける線を下辺、としてディセンディング・トライアングルが形成されつつある。
 

・・・ストラテジー・アイディア参考図
 
(6)週単位では、3週連続で上値が切り下がっている。

(7)転換線(前週末107.50)が基準線(109.32)下回っている。
 

○ドルの強気要因
 
(イ)前週の安値は107.28と、106.93(4月1日・15日の安値)に下支えられた格好で、
107円近辺で底堅さが感じられる。

(ロ)101.18(3月9日)からの戻り高値は108.50だが、
そこからの下押しは105.15(3月16日)で止まっているため、105円が意識されやすい。

年初来安値101.18を異常値とするのであれば、再びそれ以前の安値圏104円台がドルを下支える可能性がある。

(ハ)終値が一目の雲(前週末の上限は106.72)の上で推移している。

以上の点を踏まえ、今週は以下の様にまとめた。
 

*******今週のまとめ*******
 

前週の値幅は107.28~108.05と、前々週の106.93~108.05よりも縮小した。

年初来高安(112.23&101.18)の50%戻しが106.70、61.8%戻しが108.00であることを考慮すると、
107円台は確かに居心地が良い水準なのかもしれない。

今週も基本はドル弱含み保ち合いと見る。

もっとも、111.71(3月24日)以降の状況を見ると、
ドルの上値は限定され下値リスクが高いことに著変はない。

前週の安値107.28を下抜く様であれば、下値メドの106.93が試されることになろう。

106.93は短期のポイントであるだけに、同水準がブレイクされた場合は、
105円台までの下落を見込む。

予測レンジ:105.50~108.80
 

********************
 

Ⅳ.チャートポイント
 
**レジスタンス
*108.05~08(4月16・23日高値)
108.41(前週の25日MA)
*108.84(前週の100日MA)
*109.38(4月6日高値)
109.78(3月27日高値)
110.00(心理的節目)
*111.71(3月24日高値)
**112.23(2月20日の高値)
**112.40(昨年最高値)
114円台(2017年以降の高値圏)

**サポート
107.28(4月22日安値)
*106.93(4月1日と4月15日の安値)
*106.72(前週末時点の雲の上限)
105.15(3月16日安値)
*105.00(サイコロジカル)
104.40(3月9日週の週ローソク足の始値)
**101.18(3月9日安値)
**100.00(心理的節目)
*99.00(16年6月安値)
 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア
 
●中長期ドル円相場の基本認識
・日米金融政策

FRBはFFレート目標値を0.0~0.25%まで引き下げており、日米金利差は大きく縮小した。

国際金融市場が安定を取り戻すという前提に立てば、再び「日米金利差縮小→ドル安」が相場の組み立ての軸になるか。

FRBメンバーは総じてマイナス金利政策に否定的な立場をとるが、有事下にあってはその可能性を排除すべきではない。

市場の一部には日米金利差逆転の可能性を指摘する声もある。

日銀がイールドカーブをコントロールし、円金利がほぼゼロに固定されているため、
FRBが一歩踏み込めば、その可能性がある。

・相場の底流を流れるリスクオフの円買い

「リスク回避通貨円」という見方が後退しているものの、
基本的に日本が世界最大の対外債権国であることを考慮すれば、
やはり「リスクオフの円買い」は相場の底を流れている。

・本邦貿易収支

本邦の貿易収支の黒字が減少基調にある。

モノの収支である貿易収支の黒字の減少基調はドル安円高になりづらい需給要因となる。

他方、経常収支黒字については、円高となる需給要因だが、利子・配当のすべてが円転されるわけではない。
 

●今週の注目材料
 
*米国
・米経済統計など
28日~29日:FOMC
29日:パウエルFRB議長会見
1~3月期GDP(一次速報)
30日:3月PCEデフレーター
5月1日:4月ISM製造業景気指数

*ユーロ圏
30日:ECB政策理事会
ユーロ圏1~3月期GDP(一次速報)
ユーロ圏3月失業率
 

●今週のストラテジー
 
https://www.pro-fx.info/ef/200426-3.gif

○基本戦略
ドルの戻り売りを続行

・理由
(1)ディセンディング・トライアングルが出現している・・・参考図

(2)109円台での上値の重さが確認された後、前々週や前週には108台での上値の重さが確認されている。

(3)二つ目のベア・フラッグ(ややペナント気味)が出現中・・・参考図

(4)年初来高値112.23と3月24日の高値111.71とでダブルトップを形成している

「短期の戻り売り→中期のグッドポジション」というストラテジーが奏功しつつあるが、今週も同様のストラテジーで臨む。

・推奨水準
積極的短期戦略:107円台後半~(ストップを浅目に入れて)成り行きでの試し売り。
中長期でのグッドポジション狙い:108円台前半~109円台前半、111円台前半
 

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。
 

以上
 

為替相場研究会主宰

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