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FXコラム

2020.06.08

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析
 
https://www.pro-fx.info/ef/200607-2.gif
 

前週のまとめでは、
「過去2週間、スポット終値が107円台後半となっていることや転換線が基準線を上抜いていることを考慮すると、
ややドルが強含みに推移すると見られ、ドル強含み保ち合いと見る」とした上で、
「107円台の保ち合いが始まった18日から数えて13日目(フィボナッチ数)に当たる、6月3日前後から保ち合い放れが生じる可能性が高い」
点を付け加えた。
予測レンジ:106.00~108.50

実際の相場は、重要水準の108.08を抜き、109.85まで上昇し、
予測レンジの上限を1円以上も上回る結果となった。

108.08を抜いた場合、109円台前半程度まではあり得ると考えてはいたが、
109円台後半までの上昇となると、それなりにドルの強さを評価する必要があるか。

4月6日の109.38もそこそこ重要と見ていたが、ここも抜けてしまったので、
次のチャートポイントは110円台となる。

当然、今週の焦点は心理的節目の110円台に乗るかどうかである。

ただ、仮に乗ったとしても、
「オシレーター系のチャートがオーバーシュートしていることやスポットと中期移動平均線との乖離が大き過ぎる」
ことから、反落の危険性が相当に高いと見る。
・・・ドルの弱気要因に詳細を記載。

一過性の上昇であれば、相当早い時期に108円を割り込み、急落も考えな変えればならない。

COVID19関連相場としては、2月~4月相場の乱高下を経験してもいる。

もっとも、COVID19関連の情報が少なかった当時と異なり、今では各国の金融政策などが見えてきたため、
市場環境が変わっている点には注意が必要である。

この点、テクニカル分析という本稿の趣旨から外れるため、詳細は割愛するが、
市場環境の変化は念頭に置いておきたいところだ。

前週や前々週の当欄では、
「108.08を抜く様であれば、ドル一段高が見込まれるが、その場合でも108円台~109円台前半での揉み合い程度の相場と見る」
としていたが、一目関連で三役好転が出現していることなどに照らすと、ドル高トレンドが暫く続く可能性も考慮すべきである。

以下では、こうした点やドルの強弱要因を指摘しながら、今週の予測をまとめた。
 

●ドルの弱気要因
 
(1)2月下旬の相場でも112円台でドルの上値が重たいことが認識されたが、
そこから反落した後の戻り高値が111.71(3月24日高値)止まりとなっている。

(2)112.71と111.71を結んで引ける抵抗線が110円台半ばに位置する。

(3)25日MA(前週末107.55)と100日MA(同108.30)とが引き続きデッドクロスしているため、
中期的に先安感が継続している。

(4)スポット終値(前週末109.59)と25日MAとの乖離が2円超と、過去のデータからは、反落する可能性が高い。

(5)(4)とも関連することだが、9日間RSIが79%台とドルが買われ過ぎである。

この点、6月2日以降では4日連続で70%超となっていることも反落が近いことを示唆している。

(6)前週の上昇勾配が急過ぎるため、このままの勾配を維持しながら、上昇し続けるのは難しい。
 

○ドルの強気要因
 
(イ)強い抵抗水準であった108.08をブレイクした。

(ロ)(イ)の結果として、5月の揉み合い水準となっていた107.00~108.00がフロアーとなる可能性があり、
ドルの下値が限定される可能性が高まった。

(ハ)終値>雲、転換線>基準線、遅行線>26日前の実勢相場となり、三役好転が出現している。

(ニ)5月29日の安値107.06を付けて以降、ドルの地合いが堅調となった訳で、107.06は前週のドル高の起点とも言える。

年初来安値101.18と同水準とを結ぶ線が今週中に108円台に切り上がってくるため、強い支持線となる可能性がある。

(ホ)上に放れてからの相場が若い。

以上の点を踏まえ、今週は以下の様にまとめた。
 

*******今週のまとめ*******
 
重要水準の108.08を上抜いたことで、ドルの地合いが一変したことは間違いない。

今週の焦点は110円台を付けるかどうかだが、見極めが難しい。

前週末は109.60前後と、高水準で越週している。

週末のドルロングのポジション調整が十分でないと見られるため、やはり積極的には買いづらい印象を受ける。

週末(5日)は上髭を引く陽線だが、やや最後の踏み上げ(ショーットカット)を巻き込んで
ドルが上昇した感もあるため、一呼吸置いて相場を見定める必要がある。

年初来高値112.23と3月24日の高値111.71とを結んで引ける抵抗線が110円台半ばまで下降してきたため、
この先ドル上昇を抑え込むと見ている。

トランプラリーの最高値118.66(2016年12月)近辺から引ける抵抗線(週足ベース)が
前週末時点で111円台前半まで下降している点もドルの圧力となろう。

上値圏では、110円台以上のドル高は上髭と見る。

下値圏では、ドル急伸一相場が終焉した際に108.00が支持水準となるかどうかが注目される。

5月相場で107.00~108.00が揉み合い水準となり、下値圏のフロアーとなっているため、
108円台前半が当面の支持水準になろう。

ドルの強気要因でも述べた様に、年初来安値101.18からの支持線が
今週中に108円台へと入ってくることも、この見方を支持する。

予測レンジ:108.10~110.45
 

*******************
 

Ⅳ.チャートポイント
 
**レジスタンス
 
109.85(6月5日高値)
110.00(心理的節目)
110.50前後(前週末日足チャートTR水準)
111.10前後(前週末週足チャートLR)
*111.71(3月24日高値)
**112.23(2月20日の高値)
**112.40(昨年最高値)
114円台(2017年以降の高値圏)
 

**サポート
108.08~108.00(過去の抵抗水準)
107.55(前週末25日MA)
107.38(6月1日安値)
107.05(5月18日安値)
*106.70前後(雲の下限~5月13日安値)
106.45[50%戻し、年初来安値101.18→111.71(3月24日)]
*105.99(5月6日の安値)
105.20(61.8%戻し、上の値幅)
105.15(3月16日安値)
*105.00(サイコロジカル)
**101.18(3月9日安値)
 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア
 
●今週の注目材料
*米国

・FRB関連
6月9日~10日:FOMC

・米経済統計
6月10日:5月CPI
11日:5月PPI
12日:6月ミシガン大学消費者マインド

*ユーロ圏
9日:ユーロ圏1-3月GDP(確報)
12日:ユーロ件4月鉱工業生産
 

●今週のストラテジー
 
https://www.pro-fx.info/ef/200607-3.gif

○ストラテジー
110円台半ば~111前後での戻り売りを基本戦略とするが、(SLを浅目に入れての)110円前後での試し売りも一手か。

108円台半ば~108.00での押し目買い。

*理由
(1)米5月雇用統計の結果に信頼性が感じられない。

足下のCOVID19の影響を考慮すると、データ収集そのものに限界があったと見る。

(2)9-10日のFOMCでは、政策金利は現状維持が見込まれるが、
年内のイールドカーブコントロール(YCC)に関して何等かの示唆がなされる可能性がある。
・・・今回のFOMCで決定はないと見るが、心理的にはドル売りを誘いやすい。

(3)スポット終値(前週末109.60前後)と25日MA(同107.55)との乖離が2円超と大きすぎる。

ポジション調整のドル売りが出やすい状況で、下落過程で値頃感からのドル買いが投げさせられる可能性もあるため、
比較的大きな押し目が入りやすい。・・・参考図

(4)9日間RSIが4日連続で70%超を続け、前週末時点では約80%まで上昇しているため、
オーバーボートとなっている。

ポジション調整のドル売りが出やすく、(3)の様な状況が生まれやすい。・・・参考図

(5)年初来高値112.23と3月24日の高値111.71とを結んで引ける抵抗線が110円台半ばまで下降してきたため、
この先ドル上昇を抑え込むと見ている。

(6)108.08を上抜いたため、それ以前の揉み合いゾーンである107.00~108.00がフロアーになる可能性が高い。

このため、108円半ばからはドル買いが入りやすい。

(7)上に放れてからの相場が若く、上手く調整する様であれば、多少ドルの堅調地合いが持続する可能性がある。

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。
 

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。
 
 
以上

 

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