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FXコラム

2020.06.15

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析
 
https://www.pro-fx.info/ef/200614-2.gif
 

前週のまとめでは、
「焦点は110円台を付けるかどうかだが、年初来高値112.23と3月24日の高値111.71とを結んで引ける
抵抗線が110円台半ばまで下降してきたため、110円以上のドル高は上髭と見る」
とした一方、「108円台前半が当面の支持水準になる」と予測した。

予測レンジ:108.10~110.45。

実際の相場は、まとめで指摘した抵抗線が上値を抑えこんだとは言え、
下値が予想以上に脆く一挙に106円台半ばまで下落した。

5月相場で107円~108円で揉み合った末の上放れであっただけに、予想外の反落となった。

ドルの大幅下落の要因としては、それ以前のドルロングのポジションが捌けていなかったことが指摘される。

この点、前回のドルの弱気要因として指摘した以下の2点
 
(4)スポット終値(前週末109.59)と25日MAとの乖離が2円超と、
過去のデータからは、反落する可能性が高い。

(5)(4)とも関連することだが、9日間RSIが79%台とドルが買われ過ぎである。
 
この点、6月2日以降では4日連続で70%超となっていることも反落が近いことを示唆している。

が機能した形だ。
 

結果的に、
(A)前回描いた支持線TS1がブレイクされたことで、再び支持線を失ったこと
(B)107円~108円が支持水準(フロアー)とならなかったこと
がドルの地合いを一段と悪化させたと言える。

基調としてのトレンドが形成される場合、上昇トレンドでは強い支持水準や支持線、下降トレンドでは強い抵抗水準や抵抗線が必要となる。

その点を基準にドル円相場を振り返れば、抵抗線としてTR(日足チャート)が確立している一方で、
抵抗水準として111円台後半~112円台前半の存在しているため、
今年の下降トレンドはまだ続く可能性が高いと言えそうだ。
 

以下では、ドルの強弱要因を指摘しながら、今週の予測をまとめた。
 

●ドルの弱気要因
 
(1)2月下旬の相場でも112円台でドルの上値が重たいことが認識されたが、そこから反落した後の戻り高値が111.71(3月24日高値)止まりとなっている。

(2)112.23と111.71を結んで引ける抵抗線TRが110円台半ばに位置する。

(3)直近の高値は109.85と、TRによって抑え込まれた形で、心理的節目の110円を覗くこともできなかった。

(4)25日MA(前週末107.55)と100日MA(同108.30)とが引き続きデッドクロスしているため、中期的に先安感が継続している。

(5)5月相場の107~108円の揉み合いを上に放れたものの、同水準を下値支持水準(フロアーとして生かし切れなかった。

(6)年初来安値101.18(3月9日)を起点とする支持線TS1(日足チャート)が出来かけたが、ブレイクされている。

(7)111.71(3月24日)と前週の高値109.85(6月5日)を結んだ抵抗線と下方に平行に引くことのできる線とで下降チャンネルが形成される可能性が出てきた・・・ストラテジー・アイディア参考図

 
○ドルの強気要因
 
(イ)5月12日以降、安値が一目の雲の下限(前週末106.44)を下回っていない。

(ロ)5月6日の安値105.99を下抜けていない。

(ハ)前週の安値106.58は、フィボナッチ水準の106.45[50%戻し、年初来安値101.18→111.71(3月24日)]によって支えられた、

以上の点を踏まえ、今週は以下の様にまとめた。
 

*******今週のまとめ*******
 
前々週に5月の揉み合いを熟した後、上に放れたにも関わらず、ドルは伸びに欠けるどころか大反落となった。

依然として今年の1st High 112.23 (年初来高値、2月20日)と
2nd High 111.71(3月24日)とを結ぶ抵抗線TRがドルの上値を抑える形となっており、
中長期的にドルの先安感が再認識された格好だ。

今週は、ドルが急落した余韻が残っていることや107円台後半に
上値の重さが感じらることから、下値を試す可能性が高い。

ただ、このところの相場が短期間で
「107.06(5月25日)→109.85(6月5日)→106.58(6月11日)」という荒っぽい動きとなったため、
当面の落とし処を模索する展開となる可能性が高く、ドルの下値は106円台に限定されるか。

仮に前週の安値106.58や106.45[50%戻し、年初来安値101.18→111.71(3月24日)]を
下抜く様であれば、5月6日の安値105.99を試す展開となろう。

他方、106円半ばが底堅い様であれば、108円半ば程度まで反発する可能性がある。
 

予測レンジ:105.20~108.60
********************
 

Ⅳ.チャートポイント
 
**レジスタンス
108.20(50%戻し、6月5日高値109.85→同10日安値106.58)
108.60(61.8%戻し、6月5日高値109.85→同10日安値106.58)
109.85(6月5日高値)
110.00(心理的節目)
110.50前後(前週末日足チャートTR水準)
111.10前後(前週末週足チャートLR)
*111.71(3月24日高値)
**112.23(2月20日高値)
**112.40(昨年最高値)
114円台(2017年以降の高値圏)
 
**サポート
106.58(6月11日安値)
106.45[50%戻し、年初来安値101.18→111.71(3月24日)、前週末の雲の下限]
*105.99(5月6日安値)
105.20(61.8%戻し、上の値幅)
105.15(3月16日安値)
*105.00(サイコロジカル)
**101.18(3月9日安値)
 
 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア
 
●今週の注目材料
*米国
・FRB関連
FRB内部でYCCを検討しているとの観測が残る中、地区連銀総裁二人が講演を行うため、要注意!

16日:カプラン・ダラス連銀総裁の講演
19日:ローゼングレン・ボストン連銀総裁の講演

・米経済統計
15日:6月NY連銀製造業景気指数
16日:5月小売売上高

*ユーロ圏
16日:独6月ZEW景況感指数
17日:ユーロ圏CPI(確報)
18日:ユーロ圏EU首脳会議(19日まで)
 

●今週のストラテジー
 
https://www.pro-fx.info/ef/200614-3.gif
 
○ストラテジー
下降トレンドが継続しているため、依然として基本戦略はドルの戻り売りに置く。

その際、ストップを小まめに入れての(107円台後半からの)売り上がり戦略と、
先を見据えて108円台半ば~の売りとに分ける方法が良いと考えている。

*理由等
(1)直近2週間で荒っぽい展開となったため、当面の落とし何処を模索する展開となる可能性が高く、大きな戻りを期待できない。

この点、逆も真なりで、目先では大きな深押しを期待しない方が良いかもしれない。

もっとも、良いコストの根っこのポジションを持てる様であれば、ミニマムストップ(部分的利食い)を入れて、深押しを狙いたい。

(2)市場がイールドカーブコントロール(YCC)に関心があるだけに、前述連銀総裁の講演に注目したい。

時期はともかくとして、YCCの可能性が示唆される様であれば、ドル売りを誘う可能性がある。

(3)年初来高値112.23と3月24日の高値111.71とを結んで引ける抵抗線TR(前週末110円台半ば)がドルの上値を抑え込んでいる。

(4)111.71(3月24日)と前週の高値109.85を結んだ線と下方に平行に引くことのできる線とで
下降チャンネルPL1―PL2が形成される可能性が出てきた。・・・参考図
 

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。
 

以上
 
https://www.fpnet-ec.com/assets/common/img/member/bbs/11/2c8ae7d64457e98c16d61b0f1b7e793c-2.gif

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為替相場研究会主宰

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