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FXコラム

2020.07.20

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/200719-2.gif
 

前回の予測では、「上値が確実に切り下がる中、相当に108円台が遠くなった印象を受ける。

ザラ場ながらチャートポイントの106.80を割り込んでいることもあり、上値の重たい展開が続く」とした上で、
「直近の安値106.65を下回る様であれば、重要水準の105.99を割り込む可能性がある」とまとめた。

予測レンジ:105.20~108.16

実際の相場では、前の週の安値106.65を試す局面も見られたが、安値は106.67に止まった。

他方、ドルの戻りも限定され、週前半に107.42まで反発したが、それ以降は107.40で近辺で上値を抑え込まれた。

前週の値幅が1円に満たなかっただけに、今週も保ち合いが続きそうな気配だが、
相場付きに変化をもたらしそうなサインが幾つかあるだけに、注意が必要だ。

このところドルが軟調に推移してきただけに、まずは以下の3点が弱気要因が注目される

A.107円半ばの上値の重さが再確認された点。

上で述べた様に、前週の高値は107.42(14日)だが、それ以降は同水準を超えていない。
・・・戻りのエネルギーが弱い。

B.109.85(6月5日)以降、相場は中期下降トレンドに入ったと言えるが、
(下降の)コンティニュエーション・パターン(弱気ペナントや弱気フラッグの連続)が出現する兆しがある。

C.依然として25日MA(前週末107.22)と100日MA(同107.54)とのデッドクロスの関係が続いている。
・・・この関係は長くなる傾向がある。
 

次に強気要因としての注目点だが、以下の4点を挙げることができる。
 
1.前回注目されたチャートポイントの106.65を下抜くことができなかった。

同水準に近づくと、値頃感から有象無象の買いが入りやすい。

2.転換線(107.21)が基準線(107.11)を上回った。

一応ドルの強気サインだが、基準線が急低下することで、生じた現象だけにあまり強気にならない方が良い。

3.109.85と108.16(7月1日)を結んでできた抵抗線を超えつつある。

これは、前回(今回も追加)のストラテジー・アイディアの参考図で取り上げたディセンディング・トライアングルの
上辺に当たるため、同トライアングルが壊れかけていること意味する。

4.以前から指摘してきたことだが、相場が下降チャンネルTR1-TR2のセンターライン(前週末106.55前後)の上で推移している。

この状態が続いている間は、ドルの軟調地合いが急速に高まることはないことを示唆している。
 

以下では、ドルの強弱要因を指摘しながら、今週の予測をまとめた。
 

●ドルの弱気要因
 
(1)2月下旬の相場でも112円台でドルの上値の重さが再認識されているが、
そこから反落した後の戻り高値が111.71(3月24日高値)止まりとなっている。

(2)111.71と109.85(6月5日)とで抵抗線TR1(日足チャート)を引くことができるが、
今週中に108円台半ば近辺へと下降してくる。

(3)(2)との関連で抵抗線TR1と下方に平行に引くことのできる線TR2とで下降チャンネルTR1-TR2が形成されている。

(4)スポット終値・25日MA(前週末107.22)・100日MA(同107.54)・200日(同108.39)の関係で、
期間の短い線(含むスポット)が長い線とデッドクロスの関係にある。

(6)年初来安値101.18からの支持線が崩れた。
 

○ドルの強気要因
 
(イ)スポット終値が下降チャンネルTR1-TR2のセンターラインCLでサポートされている。

(ハ)5月7日以降、106.00を下回っていない。

前週にチャートポイントの106.65(7月10日)が強い支持水準として機能した。

(ニ)終値では、フィボナッチ水準106.90(76.4%戻し、105.99→109.85)を下回っていない。

(ホ)109.85と108.16(7月1日)を結んでできた抵抗線を超えつつある。

これは、前回(今回も追加)のストラテジー・アイディアの参考図で取り上げたディセンディング・トライアングル(下降三角形)
の上辺に当たるため、同トライアングルが壊れかけていること意味する。
 

以上の点を踏まえ、今週は以下の様にまとめた。
 

******今週のまとめ******
 
106.67~107.42という狭い値幅で終えた週の後だけに、今週も保ち合いが予測されるが、
上で指摘した幾つかの上下変動を示唆するサインがあるだけに予断は禁物である。

111.71(今年の2nd Top、3月24日)以降の相場は明らかに下降トレンドと言える。

下降チャンネルTR1-TR2が崩れるまでは本格的なドルの反転は期待できそうにない。

今週中にTR1が108円台半ば近辺まで下降してくる一方で、
200日MAも6月以降では108.40前後に停滞しており、
中期相場ではドルの上値が108円台前半に限定されてきたと言えそうだ。

今週の焦点は、上値圏では107円台半ばを上抜くかどうか、下値圏では106.65を下抜くかにある。

ただ、上でも述べた様に108円台前半で上値が重たいと見られ、107円台半ばを抜き、
107円台後半の相場があったとして、続伸は難しいと考えている。

逆に106.65を下抜いた場合は、相場の流れがトレンドの延長線上であることから振れ幅が大きいと見られる。

予測レンジ:105.20~108.16
 
*******************
 

Ⅳ.チャートポイント
 
**レジスタンス
107.42(7月14日の高値)
107.79(7月7日の高値)
108.16(7月1日高値)
*108.40[200日MA、61.8%戻し:109.85(6月5日高値)→106.08(6月23日安値)]
109.85(6月5日高値)
110.00(心理的節目)
*111.71(3月24日高値)
**112.23(2月20日高値)
**112.40(昨年最高値)

**サポート
106.65(7月10日)の安値
106.08(6月23日安値)
*105.99(5月6日安値)
105.20(61.8%戻し、上の値幅)
105.15(3月16日安値)
*105.00(サイコロジカル)
*104円台半ば(2018~2019年のサポート水準)
**101.18(フラッシュクラッシュ時3月9日の安値)
 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア
 
●今週の注目材料
*米国
・FRB関連
夏休み前の最後のFOMCが来週7月28~29日に控えている。

・米経済統計
7月22日:6月中古住宅販売件数
24日:7月製造業/サービス業PMI
25日:6月新築住宅販売件数

・他
公表が遅れている財務省の「為替報告書」で中国が再び為替操作国となる可能性。(米中対立が本格化・・ドル売り)

香港国家安全維持法を巡っての内政干渉問題、南西諸島問題(米中対立・・ドル売り)

新型コロナウィルス感染者の拡大・・・米株への懸念。(ドル売り)

大統領選ではトランプ大統領が不利な状況。・・・バイデン氏に有利な材料→バイデン氏は法人税増税を公約→米株下落懸念(ドル売り)
 

●今週のストラテジー
 
https://www.pro-fx.info/ef/200719-3.gif
 
○基本ストラテジー
下降トレンドが継続しているため、依然として基本戦略はドルの戻り売りに置く。

推奨水準:前週と同じだが、短期戦略として107円台前半からの試し売り(浅目にロスカットを入れながらの売り上がり)。

長目の戦略としては108円台前半~の戻り売り。

理由
(1)下降チャンネルTR1-TR2(日足チャート)が機能している。

(2)明らかに107円台後半で上値が重たくなっている。
・・・日銀短観(7月1日発表)の大企業事業計画の上期採算レートは107.86(下期は107.86、通年は107.87)と、
107円台半ば~108円台前半では実需の売りが想定される。

前週のドルの戻り高値は107.42だが、この先も戻りの弱さが確認される様であれば、
実需の売り水準が切り下がる可能性がある。

(3)スポット終値・25日MA(前週末107.22)・100日MA(同107.54)・200日(同108.39)の関係で、
期間の短い線(含むスポット)が順番に長い線とデッドクロスしている。

25日MAと100MAとのクロス関係は信頼性が高い。

デッドクロス中の25日MAと100日MAとの関係が逆転するまでは、
ドルの中期的軟調地合いに著変はないと見ている。

(4)5月以降の相場でディセンディング・トライアングルが出現・・・参考図

前週に上辺が多少抜けているが、形状としては問題ない。

(5)TR1-TR2の下降トレンドが機能している様に、111.71(3月24日)以降ではダウントレンドが続いている。
 

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、
特に推奨水準はありません。
 
推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。
 
以上
 

 

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為替相場研究会主宰

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