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FXコラム

2020.07.27

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析
 
https://www.pro-fx.info/ef/200726-2.gif
 

前回の予測では、
「焦点は、上値圏では107円台半ばを上抜くかどうか、下値圏では106.65を下抜くかにある」とした。

その上で「107円台半ばを上抜いたとしても続伸は難しい一方で、
逆に直近の重要ポイント106.64を下抜いた場合は、振れ幅が大きい」とまとめた。

予測レンジ:105.20~108.16

実際の相場もほぼ予測通りの展開となり、高値107.57を付けた後は上値を切り下げながら下落し、
週末には106.64を下抜き、105.67まで下落した。

過去2週間、106.64手前ではドルが底堅さを示した。

それだけに、同水準を下抜いた後はチャートポイントの105.99(106.00)が比較的あっさりと崩れた格好となった。

筆者は、直近2回のストラテジー・アイディアでは、ディセンディング・トライアングルの下辺(105.99)が
抜けた場合はドルの軟調地合いが高まる点を強調してきた。

現時点ではその局面が若いだけに、この先ドルの地合いが一層悪化する可能性が高いと見る。

こうした見方を支持する点として、
 

(1)終値<一目の雲、転換線(106.61)<基準線(106.91)、遅行線<26日前の実勢相場 という三役逆転に陥ったこと

(2)下降チャンネルTR1-TR2のセンターラインCLを下回ってきたこと
 

が挙げられる。

前週末時点で9日間RSIは32%台であることや25日MA(前週末107.16)との乖離もそれ程大きくないことから、
過熱感が生じているとは言えず、一段安が予測される。

もっとも、この先強い支持水準と見られる105.00~105.20が存在する一方、
より重要な水準の104円台が存在するため、一旦押し戻される可能性がある。
・・・この点は後述する。
 

以下では、ドルの強弱要因を指摘した上で、今週の予測をまとめた。
 

●ドルの弱気要因
 
(1)2月下旬の相場でも112円台でドルの上値の重さが再認識されているが、
そこから反落した後の戻り高値が111.71(3月24日高値)止まりとなっている。

(2)111.71と109.85(6月5日)とで抵抗線TR1(日足チャート)を引くことができるが、
今週中に108円台前半へと下降してくる。

(3)(2)との関連で抵抗線TR1と下方に平行に引くことのできる線TR2とで下降チャンネルTR1-TR2が形成されている。

(4)スポットがTR1-TR2のセンターイラインCLの下に入り込んだ。

(5)スポット終値・25日MA(前週末107.16)・100日MA(同107.54)・200日MA(同108.34)の関係において、
期間の短い線(含むスポット終値)が長い線とデッドクロスの関係にある。

(6)ドルの支持線が存在しない。

(7)再び、三役逆転が出現している。

終値<一目の雲、転換線(106.61)<基準線(106.91)、遅行線<26日前の実勢相場

(8)ディセンディング・トライアングルの下辺が抜けた。
 

○ドルの強気要因
 
(イ)5円刻みの心理的節目となる105.00が存在する。

(ロ)(イ)との関連で年初来安値101.18とそこからの戻り高値111.71との
フィボナッチ61.8%戻しに当たる105.20が存在する。

このため、105円台前半から下げ渋る可能性がある。

(ハ)前週末時点で9日間RSIが32%台と危険水域の30%に達していないが、
ドル売りが先行した場合は20%~30%へと低下し、相場に過熱感が生じる可能性がある。
 

以上の点を踏まえ、今週は以下の様にまとめた。
 

*******今週のまとめ*******
 
下降チャンネルTR1-TR2が機能する中、相場がそのセンターラインCLの下に入ってきた。

この間、短期のポイントだった106.64を下抜き、ディセンディング・トライアングルの下辺(105.99)を下回ったことで、
ドル一段安の可能性が出てきた。・・・ストラテジー・アアイディア

再び三役逆転現象が生じていることも、ドルの弱気材料である。

焦点は5円刻みの心理的節目である105.00を下回るかどうかだが、
この上には前述したフィボナッチ水準の105.20が存在することや、
104円台が2018年以降の安値水準となっていることから、
一時的にドルが反発する可能性も排除できない。・・・ストラテジー・アイディア

ドル安トレンドが続く中、今週も下値を試す展開が続くと見るが、
焦点は105.00~105.20を下抜くかどうかにある。

但し、上で述べた理由から状況次第では一時的反発もありえよう。

1予測レンジ:104.10~107.50
 

**********************
 
Ⅳ.チャートポイント
 
**レジスタンス
106.64(前週までのチャート・ポイント)
107.57(7月20日の高値)
107.79(7月7日の高値)
108.16(7月1日高値)
*108.40[200日MA、61.8%戻し:109.85(6月5日高値)→106.08(6月23日安値)]
109.85(6月5日高値)
110.00(心理的節目)
*111.71(3月24日高値)
**112.23(2月20日高値)
**112.40(昨年最高値)

**サポート
105.67(7月24日安値)
105.20(61.8%戻し、101.18→111.18)
105.15(3月16日安値)
*105.00(サイコロジカル)
*104円前半~同半ば(2018~2019年のサポート水準)
**101.18(フラッシュクラッシュ時3月9日の安値)

 

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア
 
●今週の注目材料
*米国
・FRB関連
7月28~29日:夏休み前の最後のFOMC
29日:パウエルFRB議長会見

・米経済統計
7月27日:ダラス連銀製造業活動
28日:リッチモンド連銀製造業指数
30日:4~6月GDP(一次速報)
31日:6月PCEコアデフレーター

・他
公表が遅れている財務省の「為替報告書」で中国が再び為替操作国となる可能性。(米中対立が本格化・・ドル売り)
香港国家安全維持法を巡っての内政干渉問題、南西諸島問題(米中対立・・ドル売り)
米中、総領事館閉鎖合戦(円買い)
新型コロナウィルス感染者の拡大・・・米株への懸念。(ドル売り)
大統領選ではトランプ大統領が不利な状況。・・・バイデン氏に有利な材料→バイデン氏は法人税増税を公約→米株下落懸念(ドル売り)

 
●今週のストラテジー
 
https://www.pro-fx.info/ef/200726-3.gif
 

○基本ストラテジー
A:下降トレンドが継続しているため、依然として基本戦略はドルの戻り売りに置く。

推奨水準
短期戦略として106円台半ばからの試し売り(浅目にロスカットを入れながらの売り上が
り)。
長目の戦略としては107円台~の戻り売り。

B:日計り短期戦略:ドルの試し買い
(あくまでも基本戦略はドルの戻り売りである。この戦略はドル売りが先行した場合のみ
の日計り戦略に過ぎない)

推奨水準
105.00~105.20(105.00givenでは撤退、また2回目の下値テストでは見逃し)
104円台前半(104.00givenでは撤退)

 
*Aの理由

(1)下降チャンネルTR1-TR2(日足チャート)が機能する中、相場がセンターラインCLの下に入り込んだ。

(2)ドル需給の緩み→107円台で上値が重たくなる可能性。
日銀短観(7月1日発表)の大企業事業計画の上期採算レートは107.86(下期は107.86、通年は107.87)と、
107円台半ば~108円台前半では実需の売りが想定される。

企業の夏季休暇が近づくに連れて、徐々に実需の売り水準が切り下がる可能性がある。

(3)スポット終値・25日MA(前週末107.22)・100日MA(同107.54)・200日(同108.39)の関係で、
期間の短い線(含むスポット)が順番に長い線とデッドクロスしている。

25日MAと100MAとのクロス関係は信頼性が高い。

デッドクロス中の25日MAと100日MAとの関係が逆転するまでは、ドルの中期的軟調地合いに著変はないと見ている。

(4)5月以降の相場でディセンディング・トライアングルが出現し、前週に下辺が崩れている。目標推計値は102円台前半
・・・参考図

(5)三役逆転の再出現

 
*Bの理由
(この戦略はドル売りが先行した場合のみの日計り戦略に過ぎない。依然として基本戦略
はドルの戻り売りを踏襲している)

(a)9日間RSIは前週末時点で32%台であり、売り余力を残すが、ドル売りが先行し
た場合、20%台まで低下し、過熱感が生じやすくなる。

(b)5円刻みの心理的節目105.00が存在する。

(c)105.20(61.8%戻し、101.18→111.18)の存在する。

(d)2018年以降、104円台がドルの支持水準となっている。
(除く3月9日のフラッシュクラッシュ)

 
注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。
投資の最終判断は自己責任で行ってください。

 
以上
 
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