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FXコラム

2018.08.06

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

*******前回のまとめ*******

先週の展開(高値113.18)では113.40~114円台が
ドルの上値圏での厚い壁として再認識された。

その一方で、トランプのドル高否定発言以降における
ドルの下値が確認されていないため、ドルの戻りは弱いと見る。

前述S1を下回る展開では110円割れもあり得るか。

予測レンジ:109.40~113.00

*******今週の分析********

https://www.pro-fx.info/ef/pic180729-22.gif

明らかにドルの戻りが弱くなっている。

こうした状況を作り出している要因としては、

(1)年初来高値113.40を試す展開に失敗したこと
・・・同水準~114円台でドルの上値が重たい点が再認識された

(2)(1)とも関連することだが、7月11日以降の9日間RSIが6日連続で
70%以上(含む80%)で推移したことが示す様に、
ドル買いに強い過熱感が生じたこと・・・ドルの反落要因

(3)先週初の高値111.54から日々上値を切り下げていること(26・27日は同じ水準)
・・・ドルロングが機能しない→前日高値より手前で戻り売り出やすい展開が続いている

という3点が指摘されよう。

こうした中、支持線S1がブレイクされたことで、目先だけではなく、
中期的ドル高トレンドが失われつつある。

現時点では、S1のブレイクがダマシなのかどうかを見極める必要があるが、
その一応の目安として、次の2点が挙げられる。

(A)現時点でS1は111円前後に位置するが、この先この水準よりも上で推移し、
かつ先週の高値111.54を抜いて行く様であれば、
揉み合う展開ので中で112円台へと反発する可能性がある。

ただ、この場合においても、113.40~114円台が厚い抵抗ゾーンとなっているため、
ドル続伸は難しいと見る。

逆に、(B)先週の安値110.58を下回る様であれば、S1のブレイクがダマシではなく、
110円割れ、さらには109.37(6月25日・26日)が試される展開となるか。

109.37は2日連続の安値であり、意識すべき水準だが、
ここを下回ってくると、6月8日の安値109.20が焦点となる。

同水準は、年初来安値104.64からの戻り局面における中段で重要ポイントだったため、
注目される。

足下では、●転換線がやや低下し始めていることや、
●スポットが7日MA(111.39)を下回り続けていることから、
(B)の可能性が高いと見ている。
・・・ちなみに、週終値は週一目均衡表の雲の下限(111.00)と同水準。

確かに、先週のローソク足は日々そこそこの下髭を伴っているため、
110円台が俄かショートの利食い場となっている印象を受けるが、
逆に言えば、●110円台でのドル売りに過熱感が生じていない
(9日間RSIでは30%以下に低下していない)証左でもあるため、
(B)を支持する要因とも言える。

*** まとめ ***************

今週は110円半ば~111円半ばを中心に揉み合う展開を予測するが、
先週に引き続きドルが下振れる可能性が高いと考えている。

111円台・110円台の重要水準は前述(A)(B)内を参照。

予測レンジ:109.35~112.65

**********************

**ドルのネガティヴ要素(上記と一部重複)
(1)足下の最高値は113.18で止まった。その結果、中期的に113.40
(1月8日高値、年初来高値)~113.75(昨年12月12日高値)が
抵抗水準として強く意識される可能性が高まった。

(2)年初来高値113.40とフィボナッチ水準の113.30(61.8%戻し、
トランプラリー118.66→年初来安値104.64)とが重なる。

(3)(1)との関連で、昨年の戻り高値水準である114円台が
より強いドルの抵抗帯となった。

(4)支持線S1がブレイクされている

(5)100日MA(先週末109.16)と200日MA(同110.10)とのデッドクロスの関係が継続している。

(6)9日間RSIがドル売りの過熱感を示す30%まで低下しておらず、ドル売り余力を残している。

(7)先週初の高値111.54から日々上値を切り下げている(26・27日の高値は同じ)
・・・ドルロングが機能しない→前日高値より手前で戻り売り出やすくなる

(8)7日MA(先週末111.36)と25日MA(111.23)とのデッドクロスが近い
・・・ドル一段安が近いか

**ドルのポジティヴ要素(上記と一部重複)

(1)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を起点とする
抵抗線P1(先週末111.65前後、週足チャート)と平行に走るP2で
ドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを一度抜いている。

但し、ダマシになりかけている点に注意!

(2)相場が一目均衡表の雲(先週末109.98)の上で展開している

(3)25日MA(先週末111.23)と100日MA(同109.16)とがゴールデンクロスしており、
より長いスパンでドルに先高感がある

(4)100日MAが上昇しているため、ドルに先高感がある

(5)日々下髭を引いている→110円台では俄かショートのドル買いが入っている証左。

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
111.54(7月23日の高値)
112.62(7月20日の高値)
113.18(7月19日の高値)
113.30(61.8%、118.66→104.64)
*113.40(1月8日高値、年初来高値)
*113.75(昨年12月12日高値)
*114.73(昨年11月6日高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)

**サポート
110.58(7月26日の安値)
110.77(7月11日の安値)
110.30(7月9日の安値)
110.27(7月4日の安値)
*109.37(6月25日の安値)
*109.20(6月8日の安値)
*108.12(5月29日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア
*今週の注目点
(1)日銀政策決定会合(30~31日)

低金利政策の副作用を軽減する方策が出るかどうかに注目!

イールドカーブ・コントロール(YCC)を柔軟化し、
一定程度の金利上昇を容認するかどうか?

この点、FFR(日米新貿易協議)との関連で、
為替相場への言及があるとすれば、一定の意味を持つ。

トランプの「ドル高に否定的な発言」は対米黒字国との通商交渉を睨んでのものである。

前述YCCの柔軟化が示されれば、米国側が
「日本の異次元の金融緩和≒円安(ドル高)操作」
と決め込んでいることに対して、日本が一定の配慮を示した格好となる。

いずれにしても、先週来YCCの変更観測で多少ドル円が揺れたことは事実であり、
政策決定会合次第でドル安円高に振れる可能性がある。

(2) FOMC(7月31日~8月1日)
無風。

(3)7月米雇用統計関連
今週は、前述の日銀政策決定会合の他に多くの米経済指標の発表がある。

雇用統計前にポジションが偏る様であれば、その前にポジション調整が入る可能性が高い。

ドルロングの偏り→統計前にドル売り、ドルショートの偏り→統計前にドル買い。

*ストラテジー・アイディア
(一週間で組み立てた筆者のアイディアであり、イントラデーなど、
より短いスパンのストラテジーではない)

https://www.pro-fx.info/ef/pic180729-23.gif

ユーロドルは添付図の様に、シンメトリカルなトライアングルが形成されている。

4月からの続落で1.1508を付けた後の戻り高値1.1853(6月14日)を起点として
トライアングルの上辺が引かれ、そこからの下落の最下点となる1.1509で下辺が引かれる。

上辺のトップ(グリーン丸)は綺麗に直線で結ぶことができ、
直近では1.1744(7月26日)で4回目の戻り高値となる。

他方、下辺のボトム(ブルー丸)も綺麗に直線で結ぶことができる。

直近安値は1.1620(7月27日)だが、このまま下落すれば、下辺方向に進むことになる。

上辺では起点を含んで4回目のトップに到達した一方、先週の流れが続けば、
下辺への4回目の到達が見込まれる。

足下でトライアングル全体の時間経過はほぼ2/3という点を考慮すると、
4回目の下方への流れは、下辺を抜ける可能性が高いと判断する。

ちなみに、一目の雲が下方に切り下がっている点や転換線が基準線を
下に抜きかけている点も気懸りである。

チャートポイントの1.1508~1.1509を抜けば、節目の1.1500割れも期待できるか。

ユーロドル売りは面白いタイミングか。

売り場、多少の戻りあれば、適宜。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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