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FXコラム

2018.08.20

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic180812-22.gif

先週は「ドルにネガティヴ要因が多い一方で、
ドルを支持する積極的なテクニカル要因は見られない」と指摘した上で、
次の様にまとめた。

******先週のまとめ*********

「先週(先々週)の112.15で直近最安値からの戻り高値を付けた印象が強いため、
今週(先週)は下値が積極的に試されやすい展開と見る。

ドルを下押すと見られる直接的弱気要素が多い反面、
ドルを押し上げる様な直接的強気要素がないというのが
現状のドル円相場である。

むろん、111円台を中心とした揉み合いと見ることもできるが、
焦点の110.58を下回る様であれば、節目の110円割れもあり得る」

予測レンジ:109.35~112.18
*********************

先週のドル高値は111.53と、戻りの弱さを露呈した格好で、
その後は結局110.51まで下落した。

節目の110円テストまでは行かなかったが、
ほぼ予測が的中した格好で相場が展開している。

先週の「ストラテジー・アイディア」では、
ドル売りのニューエントリー水準として111.40近辺~111.69を推奨したが、
極めて良好な結果を残している。
・・・・・先週分の「Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア」を参照

先週の相場展開を見る限り、
まだ113.18(7月19日)からのドルの軟調地合いが継続していると考えている。

問題は、足下のドルの軟調地合いがドルの中期下降局面に入ったのかどうかである。

この点を見極めるための大きなポイントとして挙げるとすれば、次の二つ。

●既にスポットが完全にチャート上のS1を下回って推移しているため、
S1-S2の上昇チャンネルが崩れている。

従って、テクニカル分析上では所与の事実となっているため、
既に相場転換している可能性があることを念頭に入れて、
予測を組み立てておく必要がある。

●200日MAは長期の移動平均線であるため、当然のことながら極めてなだらかな曲線を描く。

つまり、200日MAレベルは市場が長期的に居心地の良いと感じている水準である。

先週末時点で同MA水準は109.98は節目の110円と重なるため、
ここを基調として下回るのは結構難しい。

逆に言えば、
「200日MA≒110円」を完全にクリアする様であれば、
市場のセンチメントが(ドルに弱気に)動く可能性がある。

次に、短期的に留意すべき点を指摘しておきたい。

(1)チャート上の暫定抵抗線TRは先週末時点で111.30前後に位置するが、
これがレジスタンスとして機能している間に前述「200日MA≒110.00」を
ブレイクするかどうか。

ブレイクする様であれば、一目の雲の上限(先週末110.07)も抜くことになり、
市場のセンチメントが大きく変わる可能性がある。

(2)先週の展開でドルの直近最安値であり重要水準の110.58(7月26日)を下抜き、
110.51を付けているため、ドルの下値を試す展開が先行する可能性が高い。

(3)週初の与件次第で(2)とは逆に、先行してTRを試す可能性もある。

短期RSIを見る限り、まだドル売り余力があるため、こちらの可能性は低いが、
足下では与件が多いため、多少の振れは考慮しておく必要がある。

(4)TRを上回る様であれば、短期勝負での積極的なドル売りには注意を要する。
先週高値111.53~111.58(7月26日)が試される可能性があるからだ。

ただ、今週の「V.ストラテジー・アイディア」としては、
この水準を後ろ盾にしてのドルショートもありと考えている。

繰り返しになるが、大きなポイントはS1を抜いている事実を考慮して、
「200日MA≒110.00」を抜くかどうかにある。

そして2週連続で重要水準として位置付けてきた110.58を抜いている事実から、
その可能性が高いと言える。

ちなみに、
●一目の絡みで注目しておきたいのは、前述TRを抜かないと、相場が雲の中に入ることになる。

●先週末時点で25日MA(先週末111.59)は前述111.53~111.58と重なるが、
今週から25日遡った終値は110円後半~112円台となるため、同MAが切り下がる
可能性が高い。

・・・・・中期的にドルの先安感が高まりやすきうなる。

この2点を考慮すると、基本的にドルの上値は限定されると見る。

********今週のまとめ*************

先週の安値は110.51と重要水準の110.58を抜いているため、ドルの下値が確認されていない。

ここまでのドルの下落は、どちらかと言えば、
レベル感でドルを買った向き(俄かロング)の投げ中心と見られる。

つまり、先週のドルの下落は積極的に売った結果とは言えず、今週もドルの下値を試す展開が続くと見る。

もっとも、先週のドル円下落の半分は欧州通貨問題や新興国問題が顕在化する中で、
リスク回避的な円買いが出たという側面もあるため、
その辺りの状況次第で短期のプルバックには注意が必要。

**予測レンジ:109.35~112.15

***************************

**ドルのネガティヴ要素(上記と一部重複)

(1)5月以降のドル上昇局面における最高値は113.18で止まった。

その結果、中期的に113.40(1月8日高値、年初来高値)~113.75
(昨年12月12日高値)が抵抗水準として強く再認識された感がある。

(2)年初来高値113.40とフィボナッチ水準の113.30
(61.8%戻し、トランプラリー118.66→年初来安値104.64)とが重なる。

(3)(1)との関連で、昨年の戻り高値水準である114円台がより強いドルの抵抗帯となった。

(4)3月からの支持線S1が抜けており、中期トレンドが変わった可能性が高い

(5)9日間RSIは50%を割り込んでいるが、下降モメンタムがつき始めている。

先週末時点で37%台と、ドル売り余力を残している

(6)7日MA(先週末111.29)と25日MA(111.59)とがデッドクロスしている

(7)スポットが終値ベースで25日MAを下回っている

(8)転換線が基準線を下回る(逆転)中、スポット終値が両線を下回っている

(10)ピボットポイントが、先週も下がり続けている。6日:111.36→10日:110.83

(11)先週の安値は110.51と重要水準の110.58を抜いている

(12)暫定抵抗線TRが機能しているが、先週末時点で111.30前後に位置する

**ドルのポジティヴ要素

(1)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を
起点とする抵抗線P1(先週末111.65前後、週足チャート)と平行に走る
P2でがドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを一度抜いている。

但し、直近2週間の展開で、これがダマシとなりつつある。

(2)相場が一目均衡表の雲(先週末110.07)の上で展開している

(3)25日MA(先週末111.59)と100日MA(同109.69)とが
ゴールデンクロスしており、より長いスパンでドルに先高感がある

(4)100日MAが上昇しているため、ドルに長期的先高感が残る

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
111.16(8月10日の高値)
111.53(8月6日の高値、25日MAと重なる)
112.15(8月1日の高値)
112.62(7月20日の高値)
113.18(7月19日の高値)
113.30(61.8%、118.66→104.64)
*113.40(1月8日高値、年初来高値)
*113.75(昨年12月12日高値)
*114.73(昨年11月6日高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)

**サポート
110.51(8月10日安値)
110.30(7月9日の安値)
110.27(7月4日の安値)
110.07(先週末の一目の雲の上限、今週は水準が上に推移)
109.71(先週末の一目の雲の下限、今週後半に水準が上に推移)
*109.37(6月25日の安値)
*109.20(6月8日の安値)
*108.12(5月29日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント
(1)お盆休暇中、輸出関連企業(自動車・家電など)のドル売りオーダーが置かれている。

夏枯れ相場となる可能性が高い。

(2)日米通商協議(FFR)関連。

〇4月の米財務省の為替報告書では
「円の実質実効為替レートが過去20年間の平均に比べて25%低い」
と指摘されている。

95年の超円高1ドル=79円75銭は、当時の日米通商交渉において
日本側が米要求の「自動車関連部品輸入増」を蹴った結果である。

トランプの保護主義が落ち着くまで、
米国側の誰かが(恐らくはムニューシン)円相場に言及する可能性が高い。

〇メディアに踊らされる市場の観測が問題。

マスコミは、ことさらに日本の自動車産業と円高を絡める癖があるため、
本筋を見誤る可能性がある。

もっとも、これに市場が反応する以上、相場は相場として考える必要がある。

米政権は決して日本の自動車産業をいたぶろうとは考えていないだろうし、
米国車の輸出増(日本の輸入増)なども考えていない。

・・・元より日本において米国車は不人気であって(筆者はかつて乗っていたが)、
この点は米大手自動車メーカーが本邦から撤退していることからも歴然としている。

ディールである以上、米側がそこに言及することで日本側に揺さぶりを掛けてくる蓋然性は高いが、
本丸は農業分野と見る。

〇日米交渉人(茂木・ライトハイザー)レベルの話は一旦終了、
本件は当然、彼らレベルでは決まらない。

協議はこの先の日米首脳会談が焦点。

(3)(2)との関連では、米中貿易摩擦に絡み、両者の報復合戦になっている。

市場には、この関連報道では円買いに靡く傾向がある。

(4)トルコ問題

リラ急落で、最大の貸し手であるスペイン・伊・仏金融機関の資産状況への懸念が浮上。

トルコ問題が出る度に、メディアは常套句である「避難通貨の円買い」
という言葉を使うが、ドル円ロングの切りを誘う。

(5)強気な米経済指標が出ても、市場はドル買いに反応しなくなっている。
・・・これに反応する様になった時に、重要なテクニカル水準を抜けば、
ドルが反転する可能性がある。

*ストラテジー・アイディア
(一週間で組み立てた筆者のアイディアであり、イントラデーなど、より短いスパンのストラテジーではない)

https://www.pro-fx.info/ef/pic180812-23.gif

(1)前々週の当欄で「ユーロドル売りは面白いタイミングか。

多少の戻りあれば、売り場」として以降、上手くユーロドルのショートが機能している。

前週の当欄でも、ユーロ売りスタンス継続を推奨した上で、

「既にユーロドルを売っている場合は、そのままキープ。
(ミニマム・プロフィットは適宜)
ニューエントリーであれば、 1.1610~1.1650が売り場」
とした。

前週の高値は1.1628と、推奨したニューエントリー・レベルで売っていれば、
相当な収益を得ていることになる。
・・・ほぼ前週の挿入図のイメージ・チャート通りの展開。

前週の当欄では、短期的戻りが三角保ち合いの下辺近辺~一目の雲程度まであると踏んで、
ニューエントリーレベルを紹介した。

今週も下落を見込むが、前週程、ショートに強気ではない。

特に売りのレコメンド水準はないが、敢えて言えば、1.1500近辺。

前週の推奨水準あるいはそれ以前からショートを持っている場合は、
ミニマム・プロフィットを1.1500~1.1509に置いて、ショートを維持。

(2)ドル円

前回の当欄を参照。

今週も、ショートドルをベースに考えている。

前週の推奨水準でショートを持っている場合は、ミニマムストップを適宜入れてキープ。

(前週の推奨水準は、6日のニューエントリーであれば、
第一レジスタンス111.69近辺やピボット水準111.40近辺とした
→同日の高値が111.53なので、ショートを作っていれば、
良いポジションとなっている)

週初という前提でのニュエントリーは、先週末のピボット水準の110.83~111.14。

コンサーバティヴに行くのであれば、111.48近辺。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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