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FXコラム

2018.08.27

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic180819-22.gif

依然として113.18(7月19日)からのドルの軟調地合いが継続していると考えている。

ただ、「足下のドルの軟調地合いがドルの中期下降局面に入ったかどうか」
の判別が難しいという点では、前週の当欄の認識と変わっていない。

この点を見極めるための大きなポイントに関連して、

●前々週末時点で同MA水準は109.98は節目の110円と重なるため、
ここを基調として下回るのは結構難しい。

従って、「200日MA≒110円」を完全にクリアする様であれば、
市場のセンチメントが(ドルに弱気に)動く可能性がある。

という点を挙げた。

前週の当欄では、
「ドルの下値を試す展開」を予測した上で、
予測レンジの下限を109.35に置いた。

前週の安値は110.11だが、この点からも分かる様に、
予測は正しいが、レンジの下限には及ばなかったということになる。

こうした展開を振り返ると、上で述べた「200MA≒110円」が
強いテクニカル・サポートとなっていることが分かるが、
この状況は
「完全に同水準をクリアする様であれば、市場のセンチメントが(ドルに弱気に)動く可能性が高い」
ことを映している。

逆に言えば、
「200日MA(前週末109.90)は長期の移動平均線であり、
市場が長期的に居心地の良いと感じている水準である」ため、

「このことろの下値圏で積極的に攻めづらい(ドルを売りづらい)」
ことにも繋がっている。

こうした状況下、
●もう一つドルの下値を試す展開のハザード、つまりドルのサポート要因が生まれている。

100日MA(前週末109.93)が200日MAとゴールデンクロスしている点である。

重要なチャートポイントとして109.20が存在するが、同値を付けたのは6月8日のこと。

市場のセンチメントはその日以降に徐々に変化し出すが、
その数日後に100日MAはボトムアウトし、現水準まで切り上がってきた。

この状況は、中期よりもやや長めのスパンで「ドルはそれ程下落しない」
という市場のコンセンサスがあることも示唆している。

従って、想像以上に「100日MA≒200日MA≒110円」は
強いドルのサポート水準と言える。

他方、足下のセンチメントはドルベアに傾いていることは事実であり、
〇前週の当欄で述べている様に、スポットが完全にチャート上の
S1を下回って推移しているため、
「S1-S2の上昇チャンネルが崩れている」点にも注目する必要がある。

つまり、中期のテクニカル分析上では(ドル下落が)所与の事実となっているため、
「既に相場転換している可能性があることを念頭に入れて、
予測を組み立てておく」というスタンスを現時点では変えていない。

今週の相場では、以下の短期的要因にも注目しておきたい。

(1)チャート上の暫定抵抗線TR
(今週は前週よりも上方に引き上げたファンライン)は
先週末時点で111.30前後に位置するが、
これがレジスタンスとして機能している間に前述
「200日MA≒110.00」をブレイクするかどうか。

(2)スポットが終値ベースで一目の雲の中に入り、
ザラ場ながら下限(前週末110.45)を抜いているが、
終値ベースでも雲の下に沈むかどうか。

(3)戻りが弱い相場では、再び直近安値を試しに行く
市場の習性が相場に反映されるかどうか。

(4)このところ、9日間RSIはドル下落局面で30%を割り込んでいない。

ドルに下方バイアスが生じている現時点で30%を下回るほど、
市場が熱狂的にドルを売るかどうか。

********今週のまとめ***********

ドルの上値が、過去2週の予測で指摘し続けている111円半ばで限定される中、
下値を更新し続けているため、下値を試す展開を予測する。

既にS1を抜いている事実を考慮して、
「200日MA≒110.00」を抜くかどうかに注目しておきたい。

〇直近で生じた、注目すべき新たなドルの弱気材料としては、

(1)25日MA(前週末111.40)が下降し始めた点
(2)スポットが一目の雲の中に入った点

を指摘する。

●ドルショートで注意すべき点
(1)前週の安値110.11近辺で、ドルが反発した場合
(2)111円半ばをクリアに抜いた場合

**予測レンジ:109.35~112.15

**************************

**ドルのネガティヴ要素(上記と一部重複)
(1)5月以降のドル上昇局面における最高値は113.18で止まった。

その結果、中期的に113.40(1月8日高値、年初来高値)~113.75
(昨年12月12日高値)が抵抗水準として強く再認識された感がある。

(2)年初来高値113.40とフィボナッチ水準の113.30
(61.8%戻し、トランプラリー118.66→年初来安値104.64)とが重なる。

(3)(1)との関連で、昨年の戻り高値水準である114円台がより強いドルの抵抗帯となった。

(4)3月からの支持線S1が抜けており、中期トレンドが変わった可能性が高い

(5)9日間RSIの下降モメンタムが失われていない。

先週末時点で37%台と、ドル売り余力を残している。

(6)7日MA(前週末110.83)と25日MA(111.40)とのデッドクロスが継続している

(7)スポットが終値ベースで25日MAを下回っている

(8)25日MA(前週末111.40)が下降し始めた

(9)転換線が基準線を下回る(逆転)中、スポット終値が両線を下回っている

(10)スポットが終値ベースで雲の中に入った

(11)ピボットポイントが、先週も下がり続けている。10日:110.87→110.63

(12)ドルの上値が限定される中、下値が切り下がっている

**ドルのポジティヴ要素

(1)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を起点とする
抵抗線P1(前週末111.65前後、週足チャート)と平行に走るP2で
ドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを一度抜いている。

現時点でダマシとなっているが、再びP2に近づいているため、注目。

(2)25日MA(前週末111.40)と100日MA(同109.93)とがゴールデンクロスしており、
より長いスパンでドルに先高感がある

(3)上昇する100日MAが200日MAを僅かに上回ったため、やや長いスパンでドルに先高感が生まれている

(4)100日MA≒200日MA≒110円→強いドルのサポート水準

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
111.43(8月15日の高値)~111.53(8月6日の高値)
112.15(8月1日の高値)
112.62(7月20日の高値)
113.18(7月19日の高値)
113.30(61.8%、118.66→104.64)
*113.40(1月8日高値、年初来高値)
*113.75(昨年12月12日高値)
*114.73(昨年11月6日高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)

**サポート
110.45(前週末の一目の雲の上限、終値では抜けていない)
110.11(8月13日安値)
109.90~110円(200日MA、100日MA、サイコロジカル)
*109.37(6月25日の安値)
*109.20(6月8日の安値)
*108.12(5月29日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント
(1)米中貿易摩擦関連

23日の対中制裁関税発動が実施されるかどうか。

中国商務次官が22-23日に訪米し、マルパス米財務次官と通商協議を行うとされているが、
その結果次第で、米中摩擦の緊張が「一時的に後退」する可能性がある。

仮にそうした状況が生まれるのであれば、ドルの反発に繋がる。

(2)22日に7月開催分のFOMC議事録の発表される。

市場ではほぼ織り込まれている追加利上げの追認的ものとなるはずで、
市場への影響は軽微と見るが、問題はその時点(発表時点)の状況。

ドル買い気配の状況下では、織り込み済みの材料だが、ドルのサポート材料となる。

(3)23日~25日開催のジャクソンホール会議。

過去にサプライズ発言が出ている様に、注意が必要。

(4)トルコショック

右左の話が延々と続くため、短期の与件としては無視。

但し、新興国不安に通じる材料である以上、
長期的に世界経済、取り分け資本市場を含む国際金融市場へのリスク
として捉えておきたい。

綺麗ごとでは済まない結末に至る可能性を孕んでいる。

今年が10年に一度起きている世界的経済ショック年の8の付く年に当たること、
8月がショク月に当たることにも留意する必要がある。

注:(1)~(3)に関連して、それ以前に何等かの短期ポジションがあれば、
閉じておきたいところ。

*ストラテジー・アイディア
(一週間で組み立てた筆者のアイディアであり、イントラデーなど、より短いスパンのストラテジーではない)

ドル円

前週の当欄では、週初という前提でのニューエントリーは、
先週末のピボット水準の110.83~111.14としたが、
残念ながら110.11を付ける前に同水準を見ることが出来なかった。

他方、コンサーバティブに行くのであればという前提で、
「111.48近辺でのショートドルが面白い」とした。

高値が111.43なので、同水準近辺でショートを作っていれば、
週末に110.32を付けているため、結構良いポジションとなっている。

ドルショートのストラテジーが好回転なので、
今回も「Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析」を踏まえた上で、
同様のストラテジー・アイディアを述べるが、
前述した今週のポイントの(1)~(3)があるため、
22日以前のポジション管理が重要。

もっとも、良いコストのショートを持っていれば、別である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

例えば、7月15日の当欄では、
「現状のスポットと25日MAとの乖離、9日間RSI水準の高さを考慮しても、
今週の112円台半ば以上でのドル売り」を推奨しているが、

そうした良いコストのショートドルをキープしているのであれば、
この限りではない。
・・・・・大きな利益を上げるためには、
「基本的に根っことなる良いポジションを作ることに尽きる」

「小掬いは、労多くして、何とやら」と言っているのではなく、
「それが出来る人はその人りに行えば良いと思う」。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

話は逸れたが、週初という前提で、recommendationはピボットの110.63~94でのショートメイク。

但し、110.11~110.00を試した感が強くある場合は、110.63~94での売りは手控えたいところ。

コンサーバティブには、ピボット第二レジスタンスの111.36~111.53のショートメイク。

但し、111.67takenではストップを入れておきたいところ。

繰り返しになるが、上記は「Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析」を
踏まえた上でのアイディアである。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

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