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FXコラム

2018.09.03

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic180826-22.gif

このところドルの下値を試す展開を予測してきたが、
前週もその予測を踏襲し、予測レンジを109.35~112.15に置いた。

実際の相場も6月以来のドル安水準となる109.78まで下落し、
ほぼ予測通りの結果を見た。

ただ、前週の当欄でも
「200MA≒110円を完全に同水準をクリアする様であれば、
市場のセンチメントが(ドルに弱気に)動く可能性が高い」
と指摘した様に、完全にクリアした状態とはならず(110円を下回る水準は下髭)、
週末には111円台半ばまでドルが反発した。

やはり、「200日MA(前週末109.84)は長期の移動平均線であり、
市場が長期的に居心地の良いと感じている水準である」ため、
同線より下ではドルを積極的に売る向きは少なく、
逆に実需のドル買いやショートの手仕舞いを誘い込んだ格好となった。

週末には111台半ばまで反発しため、一見ドルが強そうに見える。

とは言え、ここからはそう簡単には行かない可能性がある。

●前週の戻り高値は111.48(8月24日)だが、24日は終日、
「幾度となく」同水準を試したが結局ブレイクできなかった点に
注目しておきたいところ。

以下では、111.48で上げ止まった要因を抽出してみた。

(1)「Ⅳ.前週のチャートポイントで指摘した
111.43(8月15日の高値)~111.53(8月6日の高値)の存在が
抵抗水準となっている。

(2)フィボナッチ水準として、111.48が存在する。
113.18(7月19日)と109.78(8月21日)との50%リトレースメント。

つまり、前週末の戻り高値(111.48)と全く同じ水準に当たることになる。
(時折こうした水準が出現する)

(3)一目の雲の上限(前週末111.61)の存在。

この3点を捉えただけでも、結構111円半ばゾーンのブレイクは簡単ではなさそうだ。

〇こうした状況をまとめると、
「ここをブレイクできないと、再びドルが反落する可能性がある一方、
その逆に同水準を抜く様であれば、112.15(8月1日)を試す展開が見込まれる」
という様にまとめられるか。

(a)まずは、「後者」についてだが、中期相場の支持線S1を下抜けた後、
相場はS1の上に入り込めない状態が続いている。

相場がS1を下抜けて以降4週間が経っていることを考慮すれば、
ダマシの下抜けでなかったことが分かる。

従って、111円半ば(特に雲の上111.61)を抜いたとしても、
S1(前週末112.00前後の水準)までと判断。・・・支持線の抵抗線化

要は、111円半ば以上は上髭との判断。

(b)次に「前者」についてだが、基本的に一目の雲の中で推移しているため、
終値で前述雲の上限111.61~56を抜けるまでは、ドルの下落リスクは高い
と見ている。

110.75 given では、再度110円が試される可能性がある。

ここで注意しておきたいのは、転換線が僅かに上向いている点で、
このまま上昇する様であれば、好転(転換線が下から基準線を抜く)
の可能性がある。

・・・・・・・・・今週のまとめ・・・・・・・・・・

基本的には110.75~111円半ば(前述)で、ドル強含み揉み合いといった展開を予測する。
(両サイドのどちらに抜けるかが当面のポイント)

但し、111円半ばを上に抜いたとしても、上髭に終わる可能性が高い。

逆に110.75を下回った場合はドルの下方リスクが高まると予測する。

**予測レンジ:109.40~112.15

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

**ドルのネガティヴ要素(上記と一部重複)
(1)5月以降のドル上昇局面における最高値は113.18で止まった。

その結果、中期的に113.40(1月8日高値、年初来高値)~113.75
(昨年12月12日高値)が抵抗水準として強く再認識された感がある。

(2)年初来高値113.40とフィボナッチ水準の113.30
(61.8%戻し、トランプラリー118.66→年初来安値104.64)とが重なる。

(3)(1)との関連で、昨年の戻り高値水準である114円台がより強いドルの抵抗帯となった。

(4)3月からの支持線S1が抜けており、中期トレンドはドルの下降

(5)7日MA(前週末110.68)と25日MA(111.07)とのデッドクロスが継続している

(6)スポットが終値ベースで25日MAを下回っている

(7)依然として転換線と基準線が逆転関係にある

(8)スポットが終値ベースで雲の中に入っている

(9)111円半ばに、テクニカル・ポイントが集中している(前述)

**ドルのポジティヴ要素

(1)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を
起点とする抵抗線P1(前週末111.65前後、週足チャート)と
平行に走るP2でがドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを
一度抜いている。

現時点でダマシとなっているが、再びP2水準に到達しているため、注目。

(2)25日MA(前週末111.07)と100日MA(同110.13)とがゴールデンクロスしており、
より長いスパンでドルに先高感がある

(3)上昇する100日MAが200日MA(同109.84)を僅かに上回ったため、
やや長いスパンでドルに先高感が生まれている

(4)100日MA≒200日MA≒110円→強いドルのサポート水準
前週は109.78を付けたが終値では110円を下回っていない。

(5)スポットが終値で25日MAを上回っている。
この関連では7日MA(前週末110.68)が上昇している。

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
111.48(8月24日の高値、113.18→109.78の50%戻し)~111.53(8月6日の高値)
111.61(前週末一目の雲の上限)
112.15(8月1日の高値)
112.62(7月20日の高値)
113.18(7月19日の高値)
113.30(61.8%、118.66→104.64)
*113.40(1月8日高値、年初来高値)
*113.75(昨年12月12日高値)
*114.73(昨年11月6日高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)

**サポート
109.90~110円(200日MA、100日MA、サイコロジカル)
109.78(8月21日安値)
*109.37(6月25日の安値)
*109.20(6月8日の安値)
*108.12(5月29日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント
(1)米中貿易戦争激化中・・・ドル売り要因

(2)トランプ大統領ロシアゲート・中間選挙・・・株に影響するのであれば、ドル売り要因。

そうでなければ、市場の解釈次第で、どちらの要因ともなる。

(3)年内2回のFED利上げ観測・・・ドル買い要因だが、相場の状況次第で市場の反応は薄い

(4)トランプ大統領のレパトリ減税・・・需給面を考慮すれば、ドル買い要因。

ドルの下値が堅くなる様であれば、ジャブとしてドルの押し上げ効果となる。

(5)トランプの通貨安競争参加観測・・・ドル安要因

ダラーラ(プラザ合意時代の米財務省高官)は「通商協議が通貨の問題を含む傾向が強まる」
とした(23日、Bloomberg)。

実際にドル売り介入があるとかないとかは別として(トランプのブラフとしてはありえる)、
米側からこうした言葉が出やすい環境にあるのは事実である。

*ストラテジー・アイディア

ドル円

https://www.pro-fx.info/ef/pic180826-23.gif
転換線が上昇気配にある。

週初に限ってという前提で、敢えてドルを買うなら、
ニューエントリーは第一ピボット・サポートの111.08~110.90。

110.70ではストップ。

過去の支持線S1が抵抗線化する可能性があるため、一目の雲以上は上髭と考えている。

従って、週初という前提で、ドルショートのニューエントリーは
第一ピボット・レジスタンス111.46~111.66が面白いか。

ストップは111.84。

コンサーバティヴなドルショートのニューエントリーは112.00~112.15。

ストップは112.20など適宜。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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