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FXコラム

2018.09.10

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic180902-22.gif

前週の当欄のまとめでは、「基本的には110.75~111円半ばで、ドル強含み揉み合い」
と予測した。

その上で、予測レンジを109.40~112.15に置いた。

実際の相場は、111円前半での揉み合いを熟し、111.83まで上昇。

だが、その後110.69まで反落した。

もっとも、ドルの上値を試す展開が完全に終わったとは思われない。

〇これについての主な要因としては、以下を指摘できる。

(1)年初来安値104.64(3月23日)を示現して以降の最高値は113.18(7月19日)だが、
それ以降の一連の大まかな展開(高値→安値→高値)は以下の通りである。

「113.18(7月19日)」→110.58(7月26日)→「112.15(8月1日)」
→110.11(8月13日)→「111.43(8月15日)」→109.78(8月21日)
→『111.83(8月29日)』。

直近最高値は111.83だが、8月15日の高値111.43を上回っている点が気懸り。

つまり、その時点の安値からの戻り高値はそれ以前の戻り高値を上回らないという、
過去のデータの並びが途絶えたことになり、
この時点では一連の流れの変化として捉えておく必要がある。

既に強い抵抗水準の111円半ばを熟していることもあり、
次の上値テストがあれば、いきなり「111.83~112.15」テストという展開もあり得る。

(2)一度だけだが、一目均衡表の雲の上限(8月29日:111.59)を終値で抜いている。

(3)この点は、前週もドルの強気要素として指摘していることだが、
転換線(前週末110.78)が基準線(同110.95)を抜く(好転する)可能性がある

(4)週末に110.69まで下落したが、111円台へと反発して引けている

●他方、以下の様なドルの下押し要因もある。

(1) 先週の高値を付けた日(29日)のローソク脚(陽線)の実体は「111.15→111.68」

だが、翌日(30日の陰線)の実体は「111.69→111.00」と、前日のゲインを全て失った格好。

二日分の脚を合わせてみれば分かることだが、上髭の長い陰のコマ線(ほぼ寄り引け同時)になる。
・・・戻り高値のこの拍子木モドキは、ドルを買うのには結構気持ち悪い脚の並び。

→今回のストラテジー・アイディア参照

(2)上との関連だが、30日は111.69と前日比高寄りしているが、
ほぼ坊主の陰線が示す様に、東京での騰勢が感じられなかった
(積極的なドル買いが見られなかった)。

(3)過去の支持線S1の下で展開している。
●の(1)を重視して、ドルの下落を予測したいところだが、
〇の(1)にどことなく変化の兆しが感じられ、ドル高軽視というわけにはいかない。

その点を見据えて、今週は以下の様にまとめた。

・・・・・今週のまとめ・・・・・

前週の展開で、短期の上下を模索した感が窺えるため、
今週前半は111円を中心に上下30銭幅で保ち合う展開を予測する。

早めに動意が出るとすれば、7日の海外あたりからか。

週後半以降、111円半ばを抜いている様であれば、111.83~112.15を試す展開も。

週を通して、111円半ばで上値が重たい様であれば、一旦110.69をテストに行く展開か。

110.50を下回った場合は、110円が試される可能性を綱領しておきたい。

**予測レンジ:109.40~112.15

注)
○重前述した拍子木の並びを考慮すると、今週中に比較的大きくドルが下落する可能性がある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

**ドルのネガティヴ要素(上記と一部重複)
(1)5月以降のドル上昇局面における最高値は現時点で113.18止まり。

その結果、中期的に113.40(1月8日高値、年初来高値)~113.75
(昨年12月12日高値)が抵抗水準として強く再認識された感がある。

(2)年初来高値113.40とフィボナッチ水準の113.30
(61.8%戻し、トランプラリー118.66→年初来安値104.64)とが重なる。

(3)(1)との関連で、昨年の戻り高値水準である114円台がより強いドルの抵抗帯となった。

(4)3月からの支持線S1が抜けており、中期トレンドはドルの下降

(5)依然として転換線と基準線が逆転関係にある・・・但し、好転する可能性が浮上

(6)スポットが終値ベースで雲の中に入っている

(7)先週の高値を付けた日(29日)のローソク脚(陽線)の実体は「111.15→111.68」

だが、翌日(30日の陰線)の実体は「111.69→111.00」と、前日のゲインを全て失った格好。
・・・前述した下落サインの拍子木

**ドルのポジティヴ要素
(1)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を起点とする
抵抗線P1(前週末111.65前後、週足チャート)と平行に走るP2でが
ドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを一度抜いている。

現時点でダマシとなっているが、再びP2水準に到達しているため、注目。

(2)25日MA(前週末111.08)と100日MA(同110.33)とが
ゴールデンクロスしており、より長いスパンでドルに先高感がある

(3)上昇する100日MAが200日MA(同109.82)を僅かに上回ったため、
やや長いスパンでドルに先高感が生まれている

(4)100日MA≒200日MA≒110円→強いドルのサポート水準

前週は109.78を付けたが終値では110円を下回っていない。

(5)7日MA(前週末111.21)が25日MAを抜いている

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
111.83(8月29日の高値)
112.15(8月1日の高値)
112.62(7月20日の高値)
113.18(7月19日の高値)
113.30(61.8%、118.66→104.64)
*113.40(1月8日高値、年初来高値)
*113.75(昨年12月12日高値)
*114.73(昨年11月6日高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)

**サポート
110.69(8月31日の安値)
109.90~110円(200日MA、100日MA、サイコロジカル)
109.78(8月21日安値)
*109.37(6月25日の安値)
*109.20(6月8日の安値)
*108.12(5月29日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント
(1)8月米雇用統計(9月7日)
過去から指摘していることだが、基本的には、それ以前にドルが買われた場合は、
統計前にポジション調整のドル売りが出る。

逆は逆。

4日に発表されるISM製造業景気指数の結果との抱き合わせで、
FEDに対する市場の観測が偏る可能性がある。

(2)米中貿易戦争激化中・・・円買い(ドル売り)要因

関連では、米EUやNAFTA関連のネガティヴな(貿易摩擦縮小に反する様な)報道は円買い要因。

(3)トランプの話・・・一貫性はないが、短期ポジションは右左に振らされることになる。

従って、短期ディールではテクニカル・ポイントでの手仕舞いをマメに実行することが重要。

(4) トランプの通貨安関連発言・・・ドル安要因

10月に米為替操作報告書の公表が予定されているため、
この先「米国は中国を為替操作国として認定するかを検討している」
(先週のトランプ発言)

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/pic180902-23.gif

ドル円

「Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析」で述べた通り、
前週の高値111.83を付けた日(29日)のローソク脚と翌日のローソク脚の
関係から判断すると、ドルの下落が予測される。
・・・二本合わせて売り線の拍子木モドキ①

ただ、31日の線②が下髭を引く陽のコマ線なっているため、
下値圏の底堅さを示す。

そのため、下値が予想外に底堅いのかもしれない。

また、売り線である拍子木モドキ①が週末の110.69までの下落を示唆していたとすれば、
ドルの下落は深くない可能性がある。

以上から、コンサーバティヴに、戻り売りを推奨。
(ピボット水準等などに一定のマージン率等を加味)

第1短期戻り売り推奨水準:111.25~111.41
第2短期戻り売り推奨水準:111.72~111.83

注:但し、前週は「111円半ば以上は上髭である」と予測したが、
その時点ほど、111円半ば以上でドルの上値が重たいイメージを持っていない。

前述〇の(1)が、主な理由である。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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