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FXコラム

2018.09.18

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic180908-22.gif

前回の本欄では、高値圏の陽線を次の日の陰線が消した格好となった
「拍子木モドキ」の並びを、ドルが売られる強い要素として挙げた。

前々週の高値を付けた日(29日)のローソク脚(陽線)の実体は
「111.15→111.68」だが、その翌日(30日の陰線)の実体は
「111.69→111.00」と、前日のゲインを全て失っており、
「拍子木モドキ」の型となった。

「拍子木モドキ」については、前週のストラテジー・アイディアで採り上げているが、
実際の相場でも110.38を示現している点に照らせば、
好結果に結びついたドル売りのテクニカル要因だったと言える。

要は、111円台後半では有象無象のドル売りが多かったことを示している訳で、
前週の上値テスト(111.76まで買われた局面)においても、
実需筋のドル売りや値頃感からのドル売り(含むロングの利食い)に
上値抑えられ、週後半の反落に繋がった格好である。

こうした中、ドルが年初来安値(104.64)からの戻り高値113.18(7月19日)を試す以前の壁として、
111.83~112.15(8月1日)が立ちはだかったことは間違いなさそうだ。

こうした状況下、今週の主要なテクニカル要因としては以下の様な点が挙げられる。

〇ドルにポジティヴな主要テクニカル要因

(1)3週連続で、週終値が111円台を維持している

110円台でのドルショートを持ち切ることが精神的に苦痛である
(ショートの利食い場となっていることにも繋がる)ことや、
予想外に実需のドル買いが多いことなどが要因として考えらえる。

(2)ザラ場ながら、一時的に終値が一目の雲(前週末の上限111.53)の上に出ている

●ドルにネガティヴな主要テクニカル要因

(1)前週の高値(111.83/8月29日)更新に失敗している
→上値が切り下がっている

(2)転換線(前週末111.08)が下降し始める中、
基準線(同110.79)方向に向かい出している(「逆転」の可能性が高まっている)

(3)25日MA(前週末111.01)が下降し始める中、スポットが終値でも同MAを下回り出している

(4)7日MA(前週末111.13)が下降し始め、25日MAとデッドクロスする可能性が高まっている

この関連では、既にスポット終値が7日MAを下回っている

上の点を比較した上で、今週の予測を以下の様にまとめた

******今週のまとめ*********

ドルの上値の重たい展開が続くと見るが、111円後半に戻り切れない様であれば、
前週の安値110.38が試される可能性が高い。

ただ、前週のドルの下落局面において110.50以下での滞空時間が短く、
110.38までの下落は、ロングの投げ、あるいは俄かショート的な
ドル売りによる嫌いがある。

従って、110.38に先立ってドルが110.50で底堅さを示す可能性がある。

下値を試す展開ではこの点に注意しておきたい。

もっとも、110.50を下回る様であれば、110.38は脆く、節目の110円割れもあり得る。

**予測レンジ:109.40~112.15。

*********************

**ドルのネガティヴ要素(上記と一部重複)
(1)5月以降のドル上昇局面における最高値は現時点で113.18止まり。

その結果、中期的に113.40(1月8日高値、年初来高値)~113.75
(昨年12月12日高値)が抵抗水準として強く再認識された感がある。

(2)年初来高値113.40とフィボナッチ水準の113.30
(61.8%戻し、トランプラリー118.66→年初来安値104.64)とが重なる。

(3)(1)との関連で、昨年の戻り高値水準である114円台がより強いドルの抵抗帯となった。

(4)3月からの支持線S1が抜けており、中期的にはドルの下降トレンドが継続中である

(5)スポットが終値ベースで25日MAを下回っている

(6)7日MA(前週末111.13)が下降し始め、25日MAとデッドクロスする可能性が高まっている

(7)下降し始めた転換線(前週末111.08)が基準線(同110.79)を下回る(「逆転」に陥る)可能性が高い

(8)終値が雲の中で推移する中、既にザラ場では雲の下(前週末下限は110.64)に入った

**ドルのポジティヴ要素

(1)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を
起点とする抵抗線P1(前週末111.65前後、週足チャート)と平行に走る
P2でがドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを一度抜いている。

現時点でダマシとなっているが、再びP2水準に到達しているため、注目。

(2)25日MA(前週末111.01)と100日MA(同110.53)とがゴールデンクロスしている

(3)上昇する100日MAが200日MA(同109.81)を僅かに上回ったため、
長いスパンでドルに先高感が生まれている

(4)「200日MA≒110円」→強いドルのサポート水準
8月21日に109.78を付けたが終値では110円を下回っていない。

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
111.76(9月5日の高値)
111.83(8月29日の高値)
112.15(8月1日の高値)
112.62(7月20日の高値)
113.18(7月19日の高値)
113.30(61.8%、118.66→104.64)
*113.40(1月8日高値、年初来高値)
*113.75(昨年12月12日高値)
*114.73(昨年11月6日高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)

**サポート
110.38(9月7日の安値)
109.90~110円(200日MA、100日MA、サイコロジカル)
109.78(8月21日安値)
*109.37(6月25日の安値)
*109.20(6月8日の安値)
*108.12(5月29日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント
(1)8月米雇用統計関連
良好な米雇用統計の後、必ずしもドル高が持続しているわけではない。

ドルの反落に要注意。

もっとも、「平均賃金大幅増≒労働需給逼迫」という数字が出たため、
FOMC(25日~26日)でタカ派色が強まるとの見方が出やすくなる
可能性があるため、要注意。

タカ派のカプラン(ダラス連銀総裁)などのコメントに注意。

(2)日米首脳会談(9月25日予定)、第二回FFR(新日米通商協議:首脳会談前に開催予定)
・・・事前に円買い(ドル売り)要因となる可能性が高い。

結果が米国にとって思わしくない場合は、より深いドル安も。

但し、結果が米国にとって好ましいものであれば、ドル反騰も。

米中間選挙まで時間がなくなる中、米中貿易戦争が激化する中、
トランプが対日貿易不均衡問題にコメントし始めた。

この手の話はドル円の上昇を抑え込むのは当然のことだが、
ドル円のセンチメントが悪化している様な局面
(例えば、110円を割り込み始める様な局面)で、
メディアに流れると、ドル円の急落に繋がりかねない。

それが相場である。

メディアが報道を効果的に使う可能性があることに留意しておきたい。

(3)(2)とも関連するトランプの通貨安関連発言・・・ドル安要因
10月に米為替操作報告書の公表が予定されている点にも要注意。

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/pic180908-23.gif

ドル円

前週は「拍子木モドキ」の型が出現したことを理由として、
「111.25~111.41(第1推奨水準)」や「111.72~111.83(第2推奨水準)」
を戻り売り水準として挙げた。
(ピボット水準等などに一定のマージン率等を加味)

結果:〇

今週も基本的アイディアはドル売り

理由
(1)転換線が下落し始める中、基準線を下回る(逆転する)可能性がある

(2)既に終値が7日MAを下回っている中、25日とデッドクロス方向に向かっている

(推奨水準は、ピボット水準等などに一定のマージン率等を加味)

第1推奨水準:111.27~111.39

第2推奨水準:111.65~111.87

利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、
特に推奨水準はありません。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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