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FXコラム

2018.09.25

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

https://www.pro-fx.info/ef/pic180916-22.gif

前回の当欄で主要なドルのポジティヴ要因として、

・3週連続で、週終値が111円台を維持している

「110円台でのドルショートを持ち切ることが精神的に苦痛である
(ショートの利食い場となっていることにも繋がる)ことや、
予想外に実需のドル買いが多いことなどが要因として考えらえる」

・ザラ場ながら、一時的に終値が一目の雲(前週末の上限111.53)の上に出ている

などを指摘しているが、前週の相場展開はそれが機能した格好となった。

他方、同様に幾つかの主要なドルのネガティヴ要因も指摘したが、
前週の安値が110.85で止まったため、これらは機能しなかった格好である。

その結果、前回の予測レンジ109.40~112.15の上限が試された格好となり、
ザラ場ながら112.17を示現した。

こうした状況下、注目されるのは8月1日付けた112.15を完全にブレイクできるかどうかだが、
前週は112.05~112.10気配で終了しているため、その可能性が高そうに見える。

この点を踏まえ、テクニカルな強弱要因を見ておきたい。

〇主要なドルのポジティヴなテクニカル要因として、以下が指摘される。

(1)3週連続で終値111円台を維持した後、前週は112円台で終了。

(2)重要水準の112.15(8月1日)をザラ場で抜いている。

(3)終値ベースで一目の雲(前週末上限は111.54)の上に出た。

(4)脆弱ながら、8月下旬からの上昇チャンネルを描くことができる

(5)下降し始めていた転換線(前週末111.27)が上昇に転じており、
基準線を上回り続けている

(6)下降し始めていた25日MA(前週末111.10)が上昇に転じ、
スポットが終値ベースで同MAの上で推移している

中でも、(2)ドル高値をザラ場で更新したという点は重要で、
今週、終値ベースで抜いて来る様であれば、
年初来高値113.40(1月8日)テストへの気運が高まってくるだけに
注目しておきたい。

(3)~(6)まではドルをサポートする要因だが、
これだけ揃えば、やはり上値テストの展開に注意を払っておきたい。

●こうした状況下、ドルが反落する要素もあるため、考慮する必要がある。

(1)昨年11月以降、114円台がドルの強い抵抗水準として意識される中、
それ以前の壁となっている年初来高値の113.40を試す展開
(7月19日の高値は113.18)にフェイルしている。

従って、同水準に近づくと、次第にドルの上値が重たくなる可能性が高い

(2)チャート上のS1(113円台前半)は年初来安値104.64(3月23日)を
起点とする支持線だったが、ここを完全に下回った状況で推移している。

この点は、長らく110円台~111円台の揉み合い状態が続いている要因の一つと言えよう。

逆に言えば、S1を上回る様な展開となった場合は大きくドルに強気バイアスがかかる可能性が高い。

(3)今週末から来週にかけて一目の雲(下限は111.18程度)に捻じれが生じ、
ドルの下押し局面で、雲の下限を割り込む様であれば、
センチメントがドルベアに変化しやすくなる

(4)上昇チャンネル(ストラテジー・アイディア添付図)の上値メドとの関係では、
ドルの上値が限定される

以上をまとめると次の様になる

・・・・・今週のまとめ・・・・・

ザラ場ながら、前週末に重要水準の112.15に到達しているため、
ドルが強含みに推移する可能性が高い。

ただし、終値で112.15の上に出られるかどうかが問題。

終値で112.15を超えられない場合は、113.18(7月19日)~年初来高値113.40(1月8日)の存在が、
ドルの上伸を抑え込む圧力として働いていると見た方が良い。

重要・注意:前週初からドルが上昇し、週末に112.17を付けているが、
週末のローソク脚の出方が気が掛かりで、反落に要注意。
(ストラテジー・アイディア参照)

**予測レンジ:110.40~113.20

**ドルのポジティヴ要素(上記と一部重複)
(1)3週連続で終値111円台を維持した後、前週は112円台で終了。

(2)重要水準の112.15(8月1日)をザラ場で抜いている。

(3)終値ベースで一目の雲(前週末上限は111.54)の上に出た。

(4)脆弱ながら、8月下旬からの上昇チャンネルを描くことができる

(5)下降し始めていた転換線(前週末111.27)が上昇に転じており、好転を続けている

(6)下降し始めていた25日MA(前週末111.10)が上昇に転じ、
スポットが終値ベースで同MAの上で推移している

(7)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を
起点とする抵抗線P1(前週末111.65前後、週足チャート)と
平行に走るP2でがドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを再び抜いてきた。

(8)25日MA(前週末111.10)と100日MA(同110.66)とがゴールデンクロスしている

(9)上昇する100日MAが200日MA(同109.78)を上回っているため、
長いスパンでドルに先高感が生まれている

**ドルのネガティヴ要素(上記と一部重複)
(1)昨年11月以降、114円台がドルの強い抵抗水準として意識される中、
それ以前の壁となっている年初来高値の113.40を試す展開
(7月19日の高値は113.18)にフェイルしている。

従って、同水準に近づくと、次第にドルの上値が重たくなる可能性が高い

(2)チャート上のS1(113円台前半)は年初来安値104.64(3月23日)を
起点とする支持線だったが、ここを完全に下回った状況で推移している。

この点は、長らく110円台~111円台の揉み合い状態が続いてきた要因の一つと言えよう。

(3)今週末から来週にかけて一目の雲(下限は111.18程度)に捻じれが生じ、
ドルの下押し局面で、下限を割り込む様であれば(捻じれ箇所近辺ではその傾向がある)、
センチメントがドルベアに変化しやすくなる

(4)年初来高値113.40とフィボナッチ水準の113.30
(61.8%戻し、トランプラリー118.66→年初来安値104.64)とが重なる。

(5)(1)との関連で、昨年の戻り高値水準である114円台がより強いドルの抵抗帯となった。

(6)週初から上り詰めた週末の陽のコマ線が売り線に見える(ストラテジー・アイディア参照)。

(7)上昇チャンネル(ストラテジー・アイディア添付図)の上値メドとの関係では、
ドルの上値が限定される

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
112.15~17(8月1日の高値~9月14日の高値)
112.38(76.4%、113.18→104.64)
113.18(7月19日の高値)
113.30(61.8%、118.66→104.64)
*113.40(1月8日高値、年初来高値)
*113.75(昨年12月12日高値)
*114.73(昨年11月6日高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)

**サポート
110.85(9月10日の安値)
110.38(9月7日の安値)
109.90~110円(200日MA、100日MA、サイコロジカル)
109.78(8月21日安値)
*109.37(6月25日の安値)
*109.20(6月8日の安値)
*108.12(5月29日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント

(1)日米首脳会談(9月25日予定)、第二回FFR
(新日米通商協議:首脳会談前の9月21日に予定)
・・・事前に円買い(ドル売り)要因となる可能性が高い。

*結果が米国にとって思わしくない場合は、ドル安要因。

但し、結果が米国にとって好ましいものであれば、ドル反騰も。

*米議会中間選挙まで時間がなくなる中、トランプは具体的成果を望んでいる。

10月中旬に米為替操作報告書の公表が予定されている点には要注意。

トランプの懐に入ったムニューシンが報告書の中身で円高要請を
示唆するのはいとも簡単なことである。

数量効果を得るのは簡単ではないが、
「特別関税賦課≒価格効果≒ドル安円高」である以上、
ドル安円高カードには要注意!

(2)前週のドル円上昇の主因は、クロス円の上昇に因るところが大きい。

ブレグジットのソフトランディング合意によるクロス円上昇が止まった場合、
ドル円反落もあり得るか。

(3)「トルコ中銀やロシア中銀の利上げ=それぞれの通貨安定」ではない。

依然としてトルコなど新興国リスクは燻り続けている。

メディアが書く
「リスク回避的な動きが止まり、投機筋が投資資金の調達通貨として選択しやすい円を売っている」
などの内容を安易に信用しない方が良い。

(4)再び米経済指標に良好なものが散発的に出てきた。

日米金利差拡大の話がドル買いに結びつきやすい。

但し、次回FOMCで中立金利が上方に振れる可能性は少ない。

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/pic180916-23.gif

ドル円
〇一目の雲を終値で抜いていることや、転換線が基準線を上回り続けていることから、
短期ドル買いもあり得るが、添付図に示した上昇チャンネルの上値メドを見た場合、
それ程上値余地は大きくない。

また、高値圏で出現した先週末の脚が、「宵の明星モドキ」であり、反落サインにも見える。

敢えて、短期でドルロングに構えるとすれば、
推奨水準は111.70~111.82だが、ストップは早めにすべきと考える。

●前述チャンネルの上値メドが近いこと、雲の捻じれが近いこと、
「宵の明星モドキ」の足型が出現していることを考慮すると、
「週初の成り行き」や「112.15~112.54」でのドル売りも面白いか。

チャレンジングな試みだが、ドル買いにやや前掛かりに見える相場展開だけに価値はあるか。

利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、
特に推奨水準はありません。

注)推奨水準はピボットやそれにマージン率を加味したものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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