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FXコラム

2018.10.01

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic180923-22.gif

前週の当欄では、8月1日にザラ場で付けた112.15を抜いていることや、
ドルの強気ポジティヴ要因が多いことから、
「上値テストの展開に注意を払っておきたい」とした。
(前週の予測レンジ:110.40~113.20)

その際、指摘したドルのポジティヴ要素のうち、

(1)終値ベースで一目の雲(前週末上限は111.21)の上に出た。

(2)脆弱ながら、8月下旬からの上昇チャンネルを描くことができる

(3)下降し始めていた転換線(前週末111.95)が上昇に転じており、基準線を上回り続けている

(4)下降し始めていた25日MA(前週末111.40)が上昇に転じ、スポットが終値ベースで同MAの上で推移している

などを強調したが、これが機能したことは間違いない。

特に、(1)(3)はドル買いサイドのストラテジー・アイディアとして指摘したが、
この先も注目しておきたい点である。

今週もまだ、(1)(3)など、ドルを支持する要素が残っており、相場が転換する気配がない。

また、前週末終値が112.60前後と、依然として相場が上方向に固執している感があるため、
値頃感での売りは短期に留めるか、長期で構えるのか、選択を迫られることになる。

「昨年11月の高値114.73→同12月の高値113.75→年初来高値113.40(今年1月)」という格好で、
上値が切り下がっている推移を考慮すると、長期では売りを構えたくなる水準であり、
テクニカル分析では筆者もそう考えている。

もっとも、日経新聞などのメディアが(ベアリッシュドルから)ブリッシュドルの論調に
変化していることを考えると、前のめりのドル買いがもう暫く続く可能性がある。

こうした状況下、今週、注目しておきたい点を幾つか挙げておきたい。

〇ドルを支持する要因

(A)ドル買いの過熱感が高まるかどうか

前週末時点で9日間RSIは67.7%(チャート下段)と、まだ70%に到達していない状況。

モメンタム線(ドル買いに勢力が傾いている)は上昇中である。

(B)スポットと25日MA(前週末111.40)との乖離が1円強(約1%)と、過熱感を示していない。

(C)基準線が急上昇中。

「好転」時点から助走をつけながら上昇後、先週から急上昇。

早晩、フラット化から下降するが、前述(A)や(B)の状況からすると、その時期はもう少し先になると見る。

(D)7日MAと25日MAとのゴールデンクロス(GC)は長く続く傾向がある。

現状はGC中であり、今回のドルの堅調地合いが長引く可能性がある。

この点については、後に述べる「今週のストラテジー・アイディア」として採り上げた。

●ドルに否定的な要因

現在、8月の安値109.78から支持線を引くことができるが、これと上値メド線とで、
脆弱なドルの上昇チャンネル(チャートのグリーン線)が形成されている。

実は、前週末に112.88を付けた時点で、この上値メド線を抜いているが、
スポットが終値で同線以上を維持できなかった。

これはドル買いがややオーバーシュートしている証左だが、
そのオバーシュート分がローソク足の髭となって現れている。

つまり、上で述べた〇の(A)から(C)で述べた様に、まだドル買い余力は残っているが、
上昇チャンネルの上値メド水準(前週末112.60前後)はドルを買っても妙味が薄いことを示す。

前述した「昨年11月の高値114.73→同12月の高値113.75→年初来高値113.40(今年1月)」
という上値の切り下がり感がある中、上の〇●を合わせ見ると、
目先114円台を前にしての「112.88(前週の高値)~113.75」では、
実需や機関投資家のヘッジ売りが出ても不思議ではなく、
ドルの伸び脚が鈍化すると見られる。

*******まとめ***********

上述(A)~(D)を考慮して、ドルの高値を試す可能性が高いと見るが、
113.18(7月19日高値)~113.40(年初来高)をブレイクできな要であれば、
結構深い調整が入ると予測する。

その際、111.66(前週の安値)を割り込む様であれば、
ドルの年初来高値テストは出直しになるか。

**予測レンジ:110.40~113.75

*********************

**ドルのポジティヴ要素(上記と一部重複)
(1)重要水準の112.15(8月1日)を終値で抜いている。

(2)終値ベースで一目の雲(今週中の上限は111.26)の上に出ている。

(3)脆弱ながら、8月下旬からの上昇チャンネルを描くことができる

(4)転換線(前週末111.95)が基準線を上回り、上昇し続けている

(5)下降し始めていた25日MA(前週末111.40)が上昇に転じ、スポットが同MAの上で推移している

(6)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を起点とする
抵抗線P1(前週末111.65前後、週足チャート)と平行に走るP2でがドルの
長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを再び抜いてきたため、
ドルが一段高となる可能性が高まった

(7)25日MA(前週末111.40)と100日MA(同110.80)とがゴールデンクロスしている

(8)上昇する100日MAが200日MA(同109.76)を上回っているため、長いスパンでドルに先高感が生まれている

(9)前述した様に、ドルに買い余地が残る

**ドルのネガティヴ要素(上記と一部重複)

(1)昨年11月以降、114円台がドルの強い抵抗水準として意識される中、それ以前の壁
となっている年初来高値の113.40を試す展開(7月19日の高値は113.18)にフェイルしている。

従って、同水準に近づくと、次第にドルの上値が重たくなる可能性が高い

(2)チャート上のS1(113円台前半)は年初来安値104.64(3月23日)を起点とする
支持線だったが、ここを完全に下回った状況で推移している。

チャート上に「相当に上値が重たい水準」として明示

(3)年初来高値113.40とフィボナッチ水準の113.30
(61.8%戻し、トランプラリー118.66→年初来安値104.64)とが重なる。

(4)(1)との関連で、昨年の戻り高値水準である114円台がより強いドルの抵抗帯となっている。

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
112.88(9月21日の高値)
113.18(7月19日の高値)
113.30(61.8%、118.66→104.64)
*113.40(1月8日高値、年初来高値)
*113.75(昨年12月12日高値)
*114.73(昨年11月6日高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)

**サポート
112.15(過去の抵抗水準)
111.66(9月18日の安値)
111.26(今週中の一目の雲の上限)
110.85(9月10日の安値)
110.38(9月7日の安値)
109.90~110円(200日MA、100日MA、サイコロジカル)
109.78(8月21日安値)
*109.37(6月25日の安値)
*109.20(6月8日の安値)
*108.12(5月29日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント

(1)中国政府が米国との閣僚レベル通商協議を拒否(21付ウォールストリート・J)。
米国の第三弾特別関税発動宣言を受けてのこと。

株式を含めて金融市場全体の波乱要因。

最近では、リスク回避の円買いが極めて短期的なものとなっているため、
メディアの論調(遠のいたリスク回避の円買いなど)に乗ると危ない。

この点、(2)についても同様。

(2)日米首脳会談(9月25日予定)、第二回FFR(新日米通商協議:首脳会談前の9月21日に予定)
・・・事前に円買い(ドル売り)要因となる可能性が高い。

*結果が米国にとって思わしくない場合は、ドル安要因。

但し、結果が米国にとって好ましいものであれば、ドル反騰も。

*米議会中間選挙まで時間がなくなる中、トランプは具体的成果を望んでいる。

10月中旬に米為替操作報告書の公表が予定されている点には要注意。

トランプの懐に入ったムニューシンが報告書の中身で円高要請を示唆するのは
いとも簡単なことである。

数量効果を得るのは簡単ではないが、「特別関税賦課≒価格効果≒ドル安円高」である以上、
ドル安円高カードには要注意!

(3)メイ首相がブレグジットについて、やや否定的な論調になっている。

ソフトランディング合意によるポンド円の上昇が解かれた先週末、
ドル円が緩んでいるが、引き続き要注意。

(4)再び米経済指標に良好なものが散発的に出てきた。

日米金利差拡大の話がドル買いに結びつきやすい。

24~25日開催のFOMCでのFFレート引き上げ決定は織り込み済み。

ドットチャートにおける長期見通しが上方にシフトするかどうかに注目。

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/pic180923-23.gif

ドル円

〇一目の雲を終値で抜いていることや、転換線が基準線を上回り続けていることから、
短期のドル買いはあり得るストラテジー、という点については前週と同じ。

*7日MAと25日MAとのゴールデンクロスは長い点にも注目を!(図参照)

ただ、113.18~113.40(今週のテクニカル分析参照)に近づいているため、
「ドルを買うのであれば、早めの回転」が必要。

ストップは早めに。

推奨水準:112.15~30・・・中国政府の米中貿易不均衡を巡る閣僚級会議拒否で、
週初にディップを作る可能性も

●114.73(昨年11月高値)→113.75(同12月高値)→113.40(年初来高値)
という推移を考慮すれば、中長期的にドルショートを膨らます機会に使づいている

短期推奨水準:112.83~113.18
コンサーバティヴ推奨水準:113.40~75

利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、
特に推奨水準はありません。

注)推奨水準はピボットやそれにマージン率を加味したものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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