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FXコラム

2018.10.15

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic181007-22.gif

前週の当欄のまとめでは、

****************

幾つかのドルを支える要因が機能し続けており、
「ドルの高値を試す可能性が続くと見るが、オシレーター系のチャートやスポットと
中期移動平均線との乖離から判断すると、ドル買いに過熱感が出始めているため、
当面のトップに限りなく近づきつつある」とした。

その上で、「現状よりもドル高水準(113.75以上)は上髭となる可能性が高い」と予測した。

予測レンジ:111.70~114.75

****************

実際の相場は、114.55を付けたものの、週末には113.56まで下落し、
113.70前後での越週となり、予測のまとめで指摘した通り、
113.75以上は上髭で終えた。

その結果、次のことが言える。

(1)昨年来の傾向として節目の115円を前にして、
114円台ではドルの上値が重たいことが再確認された。

前週は2回、ドルの上値を試したが、高値は114.55止まりで、
昨年11月の高値114.73をブレイクできなかった。

(2)現在、年初来安値104.63からの支持線S1と平行に走るS2とで
上昇チャンネルが形成されており、今週中では115円後半までの上昇余地を残す。

だが、114.73~115.00の存在を考慮すると、その水準に届くのは難しい。

(3)10月3日の高値111.54を付けた日のスポット終値は114.53だが、
同日の25日MAは112.21と、両者の乖離が大きく拡大した。

その結果、翌日からのドルの反落に繋がった。

この点については、前週の当欄で注意事項として指摘した。

(4)(3)との関連で、スポットと一目の雲の上限(前週末111.26)との乖離も
ドルの反落要因として指摘した。

この点は、依然として両者の乖離幅が大きいのでドルの下落要因。

(5)9日RSIの上昇についても注意(ドル反落の可能性)を指摘した。
一応、週末時点では59%台まで下落し粗熱は取れた印象を与える。

ここで、前週のドルの反落でドル高の調整が終わったのかどうかについて考えてみたい。

●過熱感について:

(A)(3)のスポット終値と25日MAとの乖離は相当に縮小し、過熱感は緩和された。

(B)(4)の一目の雲との関係では、依然として乖離が大きい。

(C)(5)の9日RSIは、前述した様に、問題ない水準まで低下している。

問題は、この低下で上昇モメンタムが失われつつある。

●値幅調整について:

(イ)前週の安値は113.53(2日・3日)だが、その後、この水準を下回ることはなかった。

従って、超目先では同水準を下回るかどうかが下値圏での焦点になる。

ちなみに、値幅としては、「109.78(8月21日)→114.55(10月4日)の
23.6%」=113.42であることを考えると、113.53はそこそこ良い水準とも言える。

(ロ)ただ、このまま114.73~115.00をブレイクする程の調整とはなっていない。

上記値幅の38.2%戻し=112.73や50%戻し=112.17程度までの反落は考慮しておきたいところ。

上記値幅の61.8%戻しは111.60だが、ここまで下落すると、現局面でのドル上昇力は消滅する可能性が高い。

ちなみに、112.17は、ここまでの過程で抵抗水準となっていた
112.15(8月1日の高値)とほぼ同値であり、また9月14日の高値でもある。

(ハ)(イ)(ロ)では、値幅調整について述べたが、日柄にも注目しておきたい。

現局面は109.78を付けた8月21日に始まり、114.55まで32日を要している。

仮に前週の114.55を暫定トップとするのであれば、時間軸の調整が全く足りないと見る。

(上値メド線S2に到達するを前提とするのであれば、10日程度の調整が必要と考えている)

この先、ドルが一段高となるためには、前述フィボナッチで重要な112.73や112.17までの値幅調整、
そして時間調整が必要と見る。

*******今週のまとめ********

今週はドル高の調整週と見る。

ドルはある程度反発する余力を残しているが、上値は重たいと予測する。

その根拠は上で述べた通りだが、ローソク足の型も気になるところで、
今週の下げ方次第では(買っても伸び切れず、反落する様なケースでは)、
ドルの下値は相当に深いか。
・・・・・・ストラテジー・アイディア

予測レンジ:111.60~114.75

*********************

**ドルのポジティヴ要素(上記と一部重複)
(1)重要水準の113.40(年初来高値)を終値で抜いている。

(2)終値ベースで一目の雲(今週中の上限は111.26)の上で推移している。

(3)転換線(前週末113.54)が基準線(同112.44)を上回り、上昇し続けている

(4)スポットが上昇中の25日MA(前週末112.43)の上で推移している

(5)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を
起点とする抵抗線P1(前週末111.65前後、週足チャート)と平行に走る
P2で形成されたドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを完全に抜いてきたため、
ドルが一段高となる可能性が強まっている。

(6)25日MA(前週末111.43)と100日MA(同111.17)とがゴールデンクロスしている

(7)上昇する100日MAが200日MA(同109.79)を上回っているため、長いスパンでドルに先高感がある

**ドルのネガティヴ要素(上記と一部重複)
(1)前週の展開で、昨年11月の高値114.73や節目の115.00を試したが、2回フェイルしている。

(2)(1)との関連で、昨年4月以降の戻り高値水準である114円台がより強いドルの抵抗帯となっている。

(3)スポット終値と雲の上限との乖離幅が広がりつつある。

(4)転換線(前週末113.54)の上昇勾配が強くなっているので、ドル買いに過熱感を帯びている

(5) ローソク日足・ローソク週足の型が如何にも悪すぎる

(6) 暫定トップを114.55とした場合、フィボナッチ・リトレースメントが浅過ぎる
・・・前述の通り

(7)日柄調整不足

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
114.10(10月5日の高値)
114.55(10月4日の高値)
*114.73(昨年11月6日の高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)
115.62(2017年1月19日)

**サポート
113.53(10月3日の安値)
113.42(23.6%戻し[109.78→114.55])
112.73(38.2%戻し[109.78→114.55])
112.15~17(過去の抵抗水準、50%戻し[109.78→114.55])
111.60~111.66(61.8%戻し[109.78→114.55]、9月18日の安値)
111.26~47(今週中の雲の上限)
110.85(9月10日の安値)
110.38(9月7日の安値)
110円(サイコロジカル)
109.78(8月21日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント
〇FRBの正常化を睨んでのドル買い、米国を軸とした貿易戦争では有事のドル買い、
米国へのレパトリによるドル買い、主要国地域の株価上昇などでリスク選好ムードの高まりによるドル買い、
ユーロ懸念の反対側にあるドル買いなど、ドルが買われやすい状況。

●しかしながら、FRBが正常化路線で米国債の売却を進める中、米中貿易戦争絡みで中国も売却。

従って、今週予定されている米国債のテンダーが不調となった場合は(ドル下落に)要注意。

11日に公表される9月の財政赤字が1兆ドルを超えると見られ、ドル売りの誘い水となる可能性がある。

従って、「対GDP比双子の赤字6%超ではドル下落」という論調が台頭する可能性がある点には要注意。

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/pic181007-23.gif

ドル円

ローソク週足の(売りサイン)「一点不発返し」か「大花火一点星」の型(図のグリーン枠内)に要注意!。

急伸し、まだ上値余地がありそうなドルだが、日柄も経過し、過熱感が強く感じられた相場。

売り線に見える。

下段のローソク日足にドル下落の兆候が現れ出している。

ドル売り推奨水準
週初推奨水準:113.76~114.32
コンサーバティヴ推奨水準:114.32~114.55

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、
特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットやそれにマージン率を加味したものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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