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FXコラム

2018.10.22

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic181014-22.gif

前週の当欄は以下の様にまとめた。

********************

ドルはある程度反発する余力を残しているが、上値は重たいと予測する。

その根拠は上で述べた通り(前週を参照)だが、ローソク足の型も気になるところで、
今週の下げ方次第では(買っても伸び切れず、反落する様なケースでは)、
ドルの下値は相当に深いか。・・・・・・ストラテジー・アイディア

予測レンジ:111.60~114.75

********************

実際の相場も、安値は111.83と、ほぼ予測レンジの下限(111.60)まで下落した。

まとめ内に記したローソク足の型(「一点不発返し」か「大花火一点星」)は
前週のストラテジー・アイディアのコア要素として利用したが、
これが奏功した格好となった。

ドルが急落した後の今週、焦点は前述111.60を下抜くかどうかにある。

基本的には、足下のドル下落局面が収まったとする決定的要素がないため、
ドルの下値を試す展開が続くと見るが、まずは前週に指摘したドルの弱気要素のうち、
この先も続きそうなコアなドルの弱気要素をピックアップしておきたい。

(1)昨年来の傾向として節目の115円を前にして、114円台ではドルの上値が重たいことが再確認された。

10月1日週では2回、ドルの上値を試したが、高値は114.55止まりで、
昨年11月の高値114.73をブレイクできなかった。

これをローソク週足で描けば、113.70以上は上髭のあるコマ線(ほぼ十字)となっており、
前々週のローソク足と並べれば、極めて形の悪い「一点不発返し」か
「大花火一点星」の型であり、これが前週のストラテジー・アイディア
(ドル売り戦略)のコアとなっている。

天井圏でのこの型が出たため、中期あるいはより長いスパンにおいて
ドルに悪い印象が生まれたが、前週の展開はまだその序章かもしれない。

(2)一連のドル上昇局面(暫定最高値114.55)は3月23日に付けた年初来安値104.64を起点に始まったが、
そこからのウェーブカウントでは、109.78(8月21日)からの上昇ウェーブが第5波に当たる。

そのため、足下の展開は先般の高値114.55からの新たなダウントレンド(第一波)に
入っている可能性がある。・・・ストラテジー・アイディア

(3)スポットが転換線(前週末113.17)と基準線(112.44)を下抜くケースでは、
ドルの下降局面が長い傾向がある・・・・・転換線が基準線を下抜くか(逆転)どうかに注目!

(4)スポットが25日MA(前週末112.71)を下抜いているため、ドルがもう一段安となる傾向がある。

こうした状況に照らすと、ドルに強い下方圧力が掛かりつつあるか。

他方、ドルを支持するコアな要素もある。

(A)111.60~111.66(61.8%戻し[109.78→114.55]、9月18日の安値)と
前述支持線S1(111.60前後)が重なっている。

(B)一目の雲の上限が前週末から111.47に位置するため、(A)の後ろ盾となる。

(C)100日MAが前週末時点で111.29に位置し、(A)(B)の後ろ盾となる。

上のコアな強弱要素から、基本的にはドルの弱気地合いが継続する可能性が高いが、
問題は(A)~(C)、特に(A)を潰すまでにドルショートが機能するかどうかにある。

具体的に言えば、前週末時点で9日間RSIは37%台と、
ドル売り余力を残すが、30%に到達する(あるいはそれ以下となる)以前に、
(A)を潰し切れるかどうかということである。

また水準の問題として、(A)を潰す前に、前週後半の高値112.50前後を完全に
上回る様な展開では、ショートカットに巻き込まれる可能性があるため、
この点にも注意しておきたい。

以上から今週は次の様にまとめた

******今週のまとめ**********

上述したドルの弱気要素がある中、上値が限定されてきただけに、
下値を試す展開が継続すると見る。

ただ、111.60よりドル安水準には強いサポートが集中しているため、
一挙に潰れせない可能性がある。

前週までのドルの下落を牽引したドルロングの投げが減少しているため、
積極的なドル売りがどこまで機能するかどうかがポイント。

ドルの下押しが進まないまま、9日間RSIが30%を切る様であれば、
一定のプルバックを予測。

予測レンジ:110.40~113.40

**********************

**ドルのポジティヴ要素(上記と一部重複)
(1)スポットが一目の雲(今週中の上限は111.47)の上で推移している。

(2)転換線(前週末113.17)が基準線(同112.44)を上回っている。

(3)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を
起点とする抵抗線P1(前週末111.65前後、週足チャート)と平行に走る
P2で形成されたドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを完全に抜いる。

この先、P2(前週末110円台半ば)がドルの支持線となる可能性がある。

(4)25日MA(前週末112.71)と100日MA(同111.29)とがゴールデンクロスしている

(5)上昇する100日MAが200日MA(同109.78)を上回っているため、長いスパンでドルに先高感がある

(6)111.60~111.66(61.8%戻し[109.78→114.55]、9月18日の安値)と支持線S1が重なっている。

(7)(6)の下に、一目の雲の上限(前週末111.47)や100日MA(同111.29)が存在する。

**ドルのネガティヴ要素(上記と一部重複)

(1)10月1日週に、昨年11月の高値114.73や節目の115.00を試したが、
2回フェイルしている。

(2)(1)との関連で、昨年4月以降の戻り高値水準である114円台がより強い
ドルの抵抗帯となっている。

(3)スポットが25日MA(前週末112.71)を下抜いている。
・・・この先25日MAが抵抗線化する可能性も。

(4)スポットが転換線(前週末113.17)と基準線(同112.44)を下回っている。
この先転換線が基準線を抜く様であれば、ドル一段安も。

(5)高値圏でローソク日足・ローソク週足の型から判断して、ドルが下降局面入りした可能性がる。

(6)年初安値104.64からのウェーブカウントでは、上昇五波が終了した可能性がある。

・・・ストラテジー・アイディア

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
112.50(10月12日の高値)
112.71(前週末25日MA)
113.39(10月9日の高値)
114.10(10月5日の高値)
114.55(10月4日の高値)
*114.73(昨年11月6日の高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)
115.62(2017年1月19日)

**サポート
111.83(10月11日安値)
111.60~111.66(61.8%戻し[109.78→114.55]、9月18日の安値)
111.47(今週中の雲の上限)
111.29(前週末100日MA)
110.85(9月10日の安値)
110.38(9月7日の安値)
110円(サイコロジカル)
109.78(8月21日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

*今週のポイント

・ムニューシン財務長官発言

米財務省の通称「為替報告書」(15日発表予定)関連では、
「中国を為替操作国に指定する可能性がある」と発言。
・・・ドル売り要因

日米貿易協議では、
「通貨安誘導を防ぐため、最終的な合意に‘為替条項’を盛り込むべき」
との考えを示唆(13日、時事)。
・・・ドル売り要因

既にNAFTAの新協定では、為替条項が盛り込まれているため、要注意。

・日米株価の反発力弱く、安値を更新する様であれば、ドル売り円買い要因。

・ブレグジット
EU首脳会談を控えて、神経質な展開。
クロス円でドル円が振れるため、予断は禁物。

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/pic181014-23.gif

ドル円

ドルの戻り売り狙い・・・ドル一段安を睨んで

(1)ドルの戻りが限定されたこと
昨年11月の高値114.73を抜けなかった事実
高値圏でのローソク週足の型(前週の当欄参照)

(2)ウェーブカウントに注目
チャートで見る様に、上昇第5波が終了した可能性。

支持線S1を下抜ける様であれば、この可能性が高まり、中期ドル安局面に

(3)スポットが25日MAを下抜けた事実

前週の当欄では、上の(1)にフォーカスを当て、「ドル売り」のみを推奨した。

今週も(1)~(3)を軸にドルの戻り売りを基本線に置くが、
試しに111.60をバックに超短期ドル買いも戦略としてあるか。

・ドル売り推奨水準
週初推奨水準:112.30~112.65
コンサーバティヴ推奨水準1:112.80前後、113.40前後

・超短期押し目買い水準:111.60~111.85

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルや
トレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットやそれにマージン率を加味したものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、
その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

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