元チーフディーラー集団(柾木 利彦、西原 宏一、伊藤 寿彦、竹内 のりひろ)+各分野一流の執筆陣の相場記事

×

メディア

無料メルマガ

無料講座

おすすめ商品

おすすめ会社

FXプライムbyGMO

スパンモデル標準搭載

FXコラム

2018.11.05

今週のドル円相場テクニカル分析

著者:為替相場研究会主宰


新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

 

Ⅲ.今週のドル円相場テクニカル分析

https://www.pro-fx.info/ef/pic181028-22.gif

前週の当欄のまとめでは、

「基本的に幾つかのドルの上値を抑え込む要因(詳細は前週の当欄)があるため、
戻りは限定的で、前週の安値111.63~S1を下抜く可能性が高い」

と予測した上で、予測レンジを110.40~113.45に置いた。

実際の相場も、S1(前週末112.00近辺)を抜いて週を終えた。

前週に支持線S1(前週末は111.70前後に上昇)を完全に抜くかどうかを焦点としたが、
その理由は、その前の週の安値が111.63であったことや、
S1を支持する以下の要因があったからである。

*フィボナッチ(61.8%戻し[109.78→114.55])の111.60や、9月18日の安値111.66の存在。

*一目の雲の上限が前週末から111.47(週後半は水準が上方にシフト)に位置する

*100日MAが前週末時点で111.45に位置する。

実際にはこうしたドルの下値を支持する要因がものの、
前週の下値は111.38とS1を完全にブレイクし、
これらのポイントも下抜いた。

だが、終値ベースで捉えると、S1をブレイクしたものの、
これらの要因を下抜いていないため、
今週の下押しでやや手こずる可能性もある。

もっとも筆者の予測は、依然としてドルの下方リスクが継続すると考えており、
これまで同様にブレてはいない。

●今週の主なドルの弱気要因

(1)上値が113円(112円台後半)に限定されてきた。

前週の予測の中で、上値圏の112.75~85が抵抗水準なりえる要因として、

*フィボナッチ(38.2%&50%戻し[114.55→111.63])の112.75、113.09の存在。

注:但し、前週に安値111.38を付けたため、このフィボナッチ水準は前週までで消滅。

*10月18日の高値112.74の存在

*25日MA(前週末112.85)の存在

の3点を指摘しているが、前週のザラ場高値は112.89と、
ほぼこれらの要因によって抑え込まれたと言える。
・・・・・前週のストラテジー・アイディアはドル売りだが、
その「週初の推奨水準」は112.74~112.92で、上手く機能した格好だ。

(2)仮にドルがこのところの水準で推移した場合、一目の雲の中に入り込むことになる。

今週以降では、雲の下限(前週末111.47)を割り込む可能性が高い。
・・・前週末に雲の捻じれが生じ、一旦ザラ場で割り込んでいる。

(3)年初来安値からの支持線S1が終値ベースで下抜け、上昇チャンネルS1-S2が壊れつつある。

(4)10月4日の高値114.55以降からの反落局面で、ベアリッシュ・パターンが出現しており、
ドル安トレンドが継続する可能性がある。
・・・ストラテジー・アイディアを参照のこと

(5)スポットが25日MA(前週末112.86)の下で推移している

(6)転換線(前週末112.11)が基準線(同112.95)を下回っている
・・・ストラテジー・アイディアを参照のこと

(7)114.55を付けた時点で年初からの上昇トレンドの第5波
[109.78(8月21日)が終了した可能性がある。
・・・・・この先S1の下で展開し、かつ暫定抵抗線TRを上抜けない状態が続けば、
その公算が一段と強まるか

もっとも、下記で指摘するドルのポジティヴ要因があるため、
110円台で一旦、調整が入る可能性がある。

以上から今週は次の様にまとめた。

****今週のまとめ******

年初からの支持線S1を終値で下抜いたため、ドルの下値を試す展開が継続すると見る。

既に年初来高値114.55を起点とする暫定抵抗線TRが前週末時点で
112円台前半に切り下がっているため、ここを上抜けない場合は、
110円を試す局面もあるか。

ただ、ドル売りが先行した場合、9日間RSIが30%に近づくため、
一時的なドルの反発には要注意!

予測レンジ:109.80~112.75

*****************

**ドルのネガティヴ要因(上記と一部重複)

(1)10月1日週に、昨年11月の高値114.73や節目の115.00を試したが、2回フェイルしている。

(2)(1)との関連で、昨年4月以降の戻り高値水準である114円台がより強いドルの抵抗帯となっている。

(3)スポットが25日MA(前週末112.89)以下で推移しており、同MAが抵抗線化している。

(4)転換線(前週末112.11)が基準線(同112.95)を下回っている(逆転)。

(5)10月4日の高値114.55以降からの反落局面で、ベアリッシュ・パターンが出現しており、ドル安トレンドが継続する可能性がある。
・・・ストラテジー・アイディアを参照のこと

(6)年初来安値からの支持線S1が終値ベースで下抜け、上昇チャンネルS1-S2が壊れ出した。

(7)前週末にザラ場で雲の下限(前週末111.47)を割り込んでいるが、終値ベースで抜く様であれば、ドルに一段と下方バイアスがかかりやすくなる。

(8)114.55(10月4日高値、年初高値)前後を起点とする抵抗線(前週末112円半ば)を暫定的に引くことができる

(9)9日間RSIが前週末時点で39%台と、ドル売り余力を残している

**ドルのポジティヴ要因
(1)ザラ場では一目の雲(前週末111.47)を下抜いたものの、終値では抜けていない。

(2)2017年のドル高値118.60(トランプラリーの最高値118.66近辺)を起点とする抵抗線P1(前週末111.65前後、週足チャート)と
平行に走るP2で形成されたドルの長期下降チャンネルP1-P2の上値メドを完全に抜いている。

この先、P2(前週末110円台半ば)がドルの支持線となる可能性がある。

(3)25日MA(前週末112.86)と100日MA(同111.58)とがゴールデンクロス中。

(4)上昇する100日MAが200日MA(同109.83)を上回っているため、長いスパンでドルに先高感が残る

(5)111.60~111.66(61.8%戻し[109.78→114.55]、9月18日の安値)や前述一目の雲
(前週末111.47)をザラ場で下抜いているが、終値では抜いていない

(6)心理的節目110円の下に、200日MAや8月の下押し最安値の109.78(8月21日)が存在する。

110円に近づくに連れて、ショートカバーが入りやすくなる。

Ⅳ.チャートポイント
**レジスタンス
112.86(前週末25日MA)
112.89(10月22日の高値)
113.39(10月9日の高値)
113.40(61.8%戻し、114.55→111.63)
114.10(10月5日の高値)
114.55(10月4日の高値)
*114.73(昨年11月6日の高値)
**115.00(昨年11月以降の展開で意識された強い心理的水準)
115.62(2017年1月19日)

**サポート
111.38(10月26日の安値)
110.85(9月10日の安値)
110.38(9月7日の安値)
110円(サイコロジカル)
109.79(前週末200日MA)
109.78(8月21日安値)
109.37(6月24・25日安値
109.20(6月8日安値)

Ⅴ.今週のポイントとストラテジー・アイディア

今週のポイント

*米経済指標

・米9月貿易収支(11月2日発表):全体の赤字並びに対日・対中赤字の増減に注目。

秋の米為替報告書では、来年からの日米通商協議において「為替条項」取り付ける旨を明示しているため、要注意。

・・・・・今の米中関係が、日米関係であった1980年代半ば以降では、
米雇用統計よりも貿易統計が重要視されていた時期があった。

日米構造協議など。

今後は、米貿易収支に要注目。

仮に対中赤字の拡大であっても、円高に結びつきやすいと見ておいた方が良い。

・米10月雇用統計(11月2日発表):9月統計比でNFP増や前年比平均時給増が予測されているが、
「雇用統計改善→米利上げ」をコアなドルの買い材料としての認識が市場で薄れている感がある。

・・・・・結果が良くてドルが買われるのであれば、戻り売りの好機か。

但し、発表前にドルショートが蓄積している場合は踏み上げられる可能性がある。

売り場は踏み上げ終了後か。

*株式
・中国の景気見通しが悪化する中、前週に「上海総合株式指数」は2014年11月以来となる安値を付けた。

予想以上に中国経済は悪いと見る。

・NYダウが年初来安値を更新。

サウジアラビア絡みの地政学的リスク、イタリア問題(イタレグジット)、
ブレグジット問題など不安材料が多く、リスクオフに傾斜しつつある。

リスク回避の円買い傾向が復活の兆し。

*IMM
徐々に投機的円売りポジションが減少(彼らも円高リスクを認識しつつある)。

*ストラテジー・アイディア

https://www.pro-fx.info/ef/pic181028-23.gif

●ドル円:ドル売りを推奨

理由:ドル売りのテクニカル要因が重なる

(1)ベアリシュ・フラッグの出現?

(2)ウェーブカウントに注目
支持線S1が下抜けているため、年初来安値104.64(3月23日)からの上昇トレンドの最終上昇波(第5波)が終了した可能性が濃厚。

(3)25日MAが抵抗線化

(4)転換線が基準線を下回り続けている。

・ドル売り推奨水準
週初推奨水準:111.90~112.20
サブ・コンサーバティブ推奨水準:112.05~112.30
コンサーバティヴ推奨水準:112.42~112.75

注)利食い・損切りは個人のトレーディング・スタイルやトレーディング・スパンが異なるため、特に推奨水準はありません。

推奨水準はピボットやそれにマージン率を加味したものです。

推奨水準は単なる筆者の分析結果であり、その水準での取引を勧めるものではありません。

投資の最終判断は自己責任で行ってください。

以上

 

新イーグルフライの記事の一部を抜粋して1週間遅れで掲載しています。

為替相場研究会主宰

>> 著者ページはこちら

新着情報

メディア情報

無料メルマガ

無料講座

おすすめ商品

FXプライムbyGMO FXプライムbyGMO

おすすめ会社

スパンモデル標準搭載

トップに戻る