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FXコラム

2019.01.17

内閣不信任案決議、否決

著者:松崎 美子


本記事は、新イーグルフライから抜粋したものです。

————

 

1月15日夜に行なわれたBrexit案の採決に続き、

16日夜には英国の野党:労働党コービン党首が提出した

内閣不信任案決議に基づき、採決が行なわれました。

 

15日の採決では、230票差という近代の英国政治史上最悪の負けを喫したメイ首相。

しかし、内閣不信任となると話しは別です。もしここで解散総選挙となり、

労働党が政権を獲得するような事態は避けたいと考えた

保守党Brexit強硬派議員たちや北アイルランドDUP党は、メイ内閣支持に廻ったのです。

 

結果は、内閣不信任を支持(賛成) 306票、不支持(反対) 325票となり、

19票の票差でメイ政権は継続することが決定されました。
しかしこの19票という票差を知った時、私は唖然としました。

2017年の突然の解散総選挙で、保守党は過半数議席(325)を割ってしまい、

現在は317議席しかありません。

 

そのため、北アイルランドDUP党(10議席)に閣外協力をお願いし、

どうにか政権運営をしている状態です。
https://www.parliament.uk/mps-lords-and-offices/mps/current-state-of-the-parties/

もし今回の不信任案決議でDUP党がメイ首相に反旗を翻し

「支持(賛成)」に廻っていたら、どういう結果になったでしょう?

そうです、メイ内閣は僅差で不信任となっていたはずです。

 

先ほど私は唖然とした・・・と書きましたが、

その理由はメイ内閣はもっと楽々と大差をつけて不信任案決議を切り抜けることが出来ると思ったからです。

不信任案を支持(賛成)した議員は、306名。

労働党が256名ですので、残り50名の議員は、メイ内閣を支持していないということです。

表向きでは、「労働党政権なんて、真っ平ゴメン!」と言っている議員が、

こっそりとメイ政権不信任に票を入れていた計算になります。

 

今回の投票内容は後日発表されるはずですので、

そこで各議員の本当の顔がはっきりすることでしょう。

ここからのシナリオを簡単に書きますが、

16日の採決後からメイ首相は各党の党首と個別会談を持ち、

21日(月曜日)までに代替案を作成します。

最新の情報では、メイ首相がEUに向かうのは早くて来週末からということです。

つまり、21日の代替案はEUの譲歩が含まれない内容となるということです。

予定通りに事が運べば、21日にはメイ首相が代替案(プランB)を発表、

グリーブ元法務長官が提出した「2度目の国民投票」に関する修正案2つも採決が実施される予定。

 

もし、それ以外の修正案が提出され可決されたものがあれば、

メイ首相が21日に発表した代替案に修正案内容を肉付けし、

最終的に(いつになるかはわかりませんが)議会採決を取ることになるというのが、

現在のコンセンサスとなっています。

 

もしかしたら、代替案の肉付けをした時点でEUに飛び、

なんらかの交渉を持つ可能性も残されており、先行き不透明な点は変わっておりません。

具体的なタイムテーブルは分かりませんが、21日からまた忙しい1週間になりそうです。

ポンドのポジションをお持ちの方は、十分にお気をつけください。

 

————

本記事は、新イーグルフライから抜粋したものです。

松崎 美子

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