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FXコラム

2019.05.07

英地方選

著者:松崎 美子


5月2日に実施された英地方選挙。

事前予想は、保守党が800議席ほど失い、代わりに最大野党:労働党が400議席ほど伸びるという内容でした。

*** 選挙結果  今回の議席数 (  )は増減数
保守党  3561 (-1333)
労働党  2023 (-82)
自民党  1351 (+704)
緑の党  265 (+194)
UKIP  31 (-145)
その他  1179 (+662)

保守党の議席喪失数は、事前予想を大きく上回り、メイ首相の進退問題にも発展しそうです。

しかしそれ以上に驚いたのが、保守党の議席減少が、
そのまま労働党の議席増加につながらなかったことです。

今回の地方選挙は、、保守党と労働党の2大政党制が崩れたことに加え、
3月29日にBrexitが出来なかったことに対する、2大政党へのパニッシュメントだったとも言われています。

*** 残留政党の大幅議席増加
今回の地方選挙の最も顕著な点は、残留支持の有権者にとっては、
投票する政党(自民党、緑の党など) がありましたが、離脱支持の人にとって、
これといった政党がない事でした。その結果、離脱支持の有権者は、白紙の投票用紙を提出しています。

これは一部の選挙区に限った現象ではなく、すべての選挙区で、白紙投票が目立ったと報道されています。

UKIPは離脱支持政党ですが、現在は新党:Brexit党に人気が集中しており、離脱支持者はBrexit党に票を入れたかったのです。

しかし、同党は地方選挙に参加していません。

だったら、代わりにUKIP党に投票すればいいじゃないか! という議論は一切なく、
あくまでもBrexit党を、ファラージュ党首を支持する人が多いため、白紙票となったようです。

一部の日本語の報道では、残留支持/2度目の国民投票支持政党が議席を伸ばしたので、
英国の世論は、そちらに傾いているに違いない・・・

という論調の記事を書いておりますが、そこまで簡単なことではないと、私は思います。

もし、国民が真剣に2度めの国民投票を強く支持しているのであれば、
Change UK党という新党にもっと票が集まるべきでした。

いずれにせよ、5月23日の欧州議会選挙では、Brext党が参加しますので、
ここでも地方選で議席を伸ばした自民党や緑の党の議席が、大きく伸びるようですと、
英国民のBrexitに対する意識が変わったと判断せざるを得ず、結果が非常に気になります。

 

*** 新たなメイ首相辞任要求
当然と言えば当然ですが、今回の選挙結果を受け、
保守党内部からメイ首相に対する辞任要求が出ています。

保守党元党首であるイアン・ダンカン・スミス氏は、
メイ首相は即刻辞任すべきとラジオインタビューで語り、
本来であれば5月23日の欧州議会選挙後に
改めて1922年委員会で党首交代のルール変更に動くべきであるが、
今回は非常事態として、今後数日以内に、
交代ルールの変更を再考する可能性について言及しました。

個人的には、国民の心はメイ首相から完全に離れてしまったと思います。

そのため、首相交代がなされない限り、5月23日の欧州議会選挙では、
保守党はBrexit党に対し、さらにヒドイ負け方をするような気がしてなりません。

もし、メイ首相のままで欧州議会選挙に挑戦しても、負けることは確実ですので、
今週中にも1922年委員会が、なんらかの動きを見せるかもしれません。

(月曜日は、英国の国民祝日ですので)火曜日以降の動きに注目です。

松崎 美子

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