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FXコラム

2018.09.13

ECB理事会予想

著者:松崎 美子


本記事は、新イーグルフライから抜粋したものです。

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続いて、2つめの投稿です。

9月13日には欧州中銀(ECB)金融政策会合と、ドラギ総裁記者会見が続きます。そして、9月は3ヶ月に一度のマクロ経済予想「スタッフ予想」が発表されます。

イタリア予算案を巡る攻防、新興国通貨危機など、マーケットを取り巻く環境は決して良いとは言えません。そこにきて先週は、ゴールドマンサックスやシティバンクも、完全に一人勝ち状態であった米国株に対して下落の警告を発しはじめました。

米国株の下落に備えよ-ゴールドマンとシティが警戒促す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-09-05/PELGSG6K50Y301

*** 「スタッフ予想」について ***
上述の通り、イタリアやトルコなどの問題がマーケットを賑わしておりますが、今までのところはユーロに直接的な影響はありません。ただし、ECBがそれについてどう考えているのか?3ヶ月に一度のマクロ経済予想「スタッフ予想」でのインフレ率やGDP予想の数字の変化には気をつけたいものです。

気になる金融政策については、既に6月理事会でQE策変更の詳細を発表したため、特筆すべき発表はないでしょう。

私が考えるシナリオは3つ。簡単にまとめると、以下の通りとなります。

1)タカ派的シナリオ
スタッフ予想でのインフレ見通しとGDP予想が、上方修正される。
テーパリングに関しては、2018年12月末より早めに終了が示唆される
満期分国債の再投資を、2019年上半期で終了
フォワードガイダンスについては、2019年夏前にデポジット金利の引き上げを示唆する

2)中立シナリオ
アメリカとの貿易問題は残るが、ユーロ圏経済はバランスが取れている
インフレも、ジワジワ上昇し、ECB目標値前後での推移
テーパリングもフォワードガイダンス内容も、6月理事会発表時のものと同じ

3)ハト派シナリオ
アメリカとの貿易問題の影響で、経済の下振れリスクに言及
インフレ率も下方修正
テーパリングについては、2018年12月末から延長を示唆
フォワードガイダンスについては、2019年夏が過ぎても、現在の金利水準をしばらく継続

*** ブルーンバーグの予想  ***
9月12日に出たブルーンバーグ社の予想は以下の通りとなっています。

・ECBはGDP予想を下方修正
・声明文の中で、GDP見通しが今後も下振れリスクがあるという文言が入る
・GDP下方修正の根拠は、世界景気がやや弱くなり、外部の需要が低下するため
・インフレ見通しは、変化なし

ただし、具体的にどの程度の「下方修正」となるかについては、言及なし。

前回6月に発表されたスタッフ予想のGDP予想は、以下の通り。
• 2018 +2.1%
• 2019 +1.9%
• 2020 +1.7%

もし、2018年予想の2.1%が、2%へ下方修正されるくらいでしたら、今後のECB金融政策に関しては特に変化ないと考えています。

*** ドラギ総裁記者会見 ***
ドラギ総裁の記者会見で私が注目している点は、①欧州系銀行のトルコへのエクスポージャーについて、②イタリア問題(政治状況、予算案に代表される財政問題、イタリアの銀行の健全性など)です。。

ドラギ総裁ご自身がイタリア人ですので答えづらい質問でしょうが、トルコへのエクスポージャーが大きいイタリアの銀行の健全性などについての見解は是非ともお伺いしたい項目です。それに加え、イタリア新政権がECBに対しQE策の延長を求めるという観測記事についての質問も飛び出すかもしれず、その辺りの感触も是非知りたいです。

 

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本記事は、新イーグルフライから抜粋したものです。

 

松崎 美子

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