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FXコラム

2018.09.28

イタリア予算案内容を受けて、イタリア市場混乱

著者:松崎 美子


本記事は、新イーグルフライから抜粋したものです。

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昨日イタリア議会では、夜11時まで2019年度予算案について協議され、市場が注目していた「財政赤字対GDP比」は2.4%となりました。トリア経済(財務)相と、連立政権の5つ星運動+同盟との間で赤字ターゲットの折り合いがつかず、最終的に連立政権の思うままの数字となったようです。

来週月曜日(10月1日)には、ユーロ圏財務相会合が予定されております。
https://www.consilium.europa.eu/media/36490/draft-annotated-eurogroup-agenda-01-october-2018.pdf

会合のテーマをチェックしたところ、特に予算案については触れておりませんが、トリア財務相も(それまでに辞任しなければ)当然出席されるでしょうから、他の国々の財務相達からなんらかの反応が示されるかもしれません。

もう一度、2019年度予算案における財政赤字対GDP比について復習しますと、

トリア経済相 → 1.6%、ただし1.9%まではギリギリ容認
連立政権 →  2.4%
本来あるべき数字 → 0.8% → 2020年度に財政均衡達成

基本的なことですが、EUの財政赤字対GDP比の上限は、3%です。そのため、今回の2.4%という数字は上限より低いので、EU規則を破ってはおりません。しかし、EUは債務残高が高いギリシャやイタリアに対し、一日も早く財政均衡を目指し、債務額の縮小を促していました。そのため、「2018年 1.6% → 2019年 0.8% → 2020年 財政均衡」という目標を課したのです。しかし、連立政権は2.4%という「とんでもない数字」を平然と発表。

現在、イタリア株式指数はマイナス3.9%、10年物国債利回りは 3.22%台まで来ています。

ディマイオ副首相は、今回の予算案には150億ユーロ規模のインフラ投資をはじめとする投資が含まれているので、最終的にイタリア経済は持ち直し、イタリアの国債や株を売っている人は間違っている・・・ という内容の発言をしました。

今後、欧州委員会が取るであろう行動は

1) イタリアの予算案を拒否し、2週間以内に新しい予算案提出を義務付ける
2) 今回の予算案をひとまず受け入れるが、来年度は許しませんよ!という警告をする
3) 今はひとまず受け入れて、11月末までの決定期間にあらためて結果を通達する

このような選択が予想されます。

最後になりますが、ここから一番の問題点は、

「10月にムーディーズとS&Pのイタリア国債見直し」があることです。

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本記事は、新イーグルフライから抜粋したものです。

 

松崎 美子

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