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FXコラム

2019.07.05

欧州の金利再低下、米雇用統計プレビュー、トレードポイント

著者:竹内 のりひろ


【欧州で金利が再低下、流れは南欧に波及、イタリア(伊)とドイツ(独)の金利差まで大幅縮小、域内の信用格差に縮小はユーロ買い要因、EURUSDの下げが限定的な背景です。米雇用統計、景気の遅行指標でもあり予想値程度の場合、余り材料視されない可能性も】

昨日は欧米時間に入り、米国で独立記念日の祝日を控え小動きのなか、ユーロ圏5月の小売売上高は前月比で-0.3%(予想、+0.3%)とさえない結果となっています。

こうした経済指標の発表を受け、欧州では金利が再低下、独の10年債金利は、ECBの政策金利である預金ファシリティ金利(現行-0.4%)を史上初めて下回る-0.407%まで低下しました。

その後ECB(欧州中銀)デキンドス副総裁より「ユーロ圏の経済成長にはダウンサイドのリスクが高まりつつある」と慎重な見方が示されています。

欧州通貨に売りが集まり下値を伸ばすなか、EURUSDは1.1273の昨日安値を示現しています。

本日は米国では6月の雇用統計が発表予定、先月発表分の5月農業部門雇用者数(NFP)の増加幅は+7.5万人、今週水曜に発表の6月のADP雇用報告でも、NFPは+10.4万人とどちらも市場予想を下回っています。

毎度申し上げていますが、NFPなどは季節性も強くブレが大きいため、6か月平均程度で遠くからながめるのがベストです。

今回のNFPに関しては、JPモルガンチェースの+14.0万人からBNPパリバの+22.0万人まで予想レンジは広がりますが、市場予想の平均は+16.0万人程度。

前FRBイエレン議長は、NFPの伸びは景気拡大期でも+7.5~+12.5万人で十分と繰り返し言及してきましたので、最低限この位の数字であれば余り大きな市場反応はないかもしれません。

雇用関連の経済指標は景気の遅行指標、米景気の拡大が史上最長の11年目に突入するなか、極端な悪化が確認されない限り余りイベントとして機能しないかもしれません。

それ以外では失業率で3.6%、平均時給の前年比伸び率で+3.2%程度と前月並みの数値が予想されています。

■トレードポイント

上述のように欧州の金利が低下しているにもかかわらず、EURUSDの下値は限られていますが、米国での緩和余地の方がはるかに大きいことからでしょう。

さらに南欧債まで買いが集まり金利は急低下、伊10年国債と信用度の高い独の10年国債の金利差は昨年秋の3.27%をピークに大幅に縮小、昨日は1.99%で引けています。

この金利差縮小は域内の信用較差の縮小ですから、「単純にユーロ買い要因」、EURUSDが下げきらない一因といえるでしょう。

米ドル売りに転じていますが、このまま継続です。

竹内 のりひろ

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