FXコラム
今週は月初でもあり、複数のイベントが予定されていますが、見どころを順に…。
9月の理事会で元ECBドラギ総裁が反対意見を排除して金融緩和を強行、理事会内での対立が浮き彫りに、ラガルド新総裁が欧州議会で議会証言にのぞみます(12/2、23:00)
米中摩擦から、好不況の分かれ目である50を大きく割り込んだ米経済の代理変数=ISM製造業景気指数、11月分が公開予定で前回の48.3から49.2へ改善が見込まれています(12/2、24:00)
RBA(豪州準備銀)が政策金利を発表予定(12/3、12:30)、年央以降に合計で75bp(0.75%)の利下げを実施、利下げの効果を見極め今回は据え置き予想となっています。
米国では11月の雇用統計が発表予定(12/6、22:30)、非農業部門雇用者数の増加幅で+18.8万人(10月、+12.8万人)、失業率で3.6%、平均時給の前年比伸び率で+3.0%の予想。
バランスの取れた良好な結果が市場コンセンサスですが、改めて雇用関連の指標は、景気の遅行指標であるため、極端な悪化がない限りあまり大きな相場材料にならないかもしれません。
全般的に短期的な流れを作る要因にはなりそうですが、引き続きこう着感強い相場環境を脱するのは厳しく、米中や英総選挙絡みの報道に右往左往する展開が継続でしょう。
今週の動画はこちら↓
今週は2020年のテールリスク(市場リスク)10を抽出、10位から6位までを扱っています(来週は5位から1位)。
ご笑覧くださいませ。
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