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FXコラム

2018.02.26

個人の外貨投資急膨張の背景と今後

著者:竹内 のりひろ


週明け月曜日のウェリントン、シドニー市場では前週末比ギャップ等はほぼ生じておらず、再び極めて静かなスタートとなっています(ややUSD高JPY安で推移)。

既にご覧になった方も多いと思いますが、日経朝刊(日経電子版でも)に「個人の外貨投資急膨張」という記事が既に東京外為市場の市場関係者の間、そして特に海外の投資家の間で話題になっています。

こちらはみずほ銀行が試算したものですが、「ミセスワタナベ(日本の個人の為替投資家の総称、外国人投資家でもこの名前で通用します)」の1月の外貨買い越し額が2兆円に迫り、2017年12月の約5000億円の4倍へ急増、と報じています。

この増加額の大半は対USDです、因みに1月の安値は1/26の108.28ですから現在のレートは107.20/23ですから、この1月に増加した買い持ちの建玉は持ち値(建値)だけから判断する限り、100%含み損を抱えていることになります。

先程モーニング・サテライトで、この建玉の増加に対し出演者の方が「仮想通過の損失からの資金逃避」と解説していました。額面通りに受け取りますと、『仮想通過で損失確定、為替取引では含み損継続中』という極めて不利な展開に持ち込んでしまった構図が鮮明です。

足元で、USDJPY単体では年初来の安値の105.55から1円70銭程度上で推移しています。一方でEURJPYやAUDJPYを筆頭とするクロス円では「年初来のほぼ安値付近で推移」していますので、解釈の仕方次第では「(クロス円でも)買い持ちの市場参加者」は、ほぼ全員が評価損を抱えるという大変厳しい状況になっています。

単刀直入に、USDJPY単体だけでも大きく(上昇して)回復すればこうした市場の構図は解消されるわけです。しかし21日に発表された米国の大統領経済報告のなかで、「貿易不均衡の是正に為替レートでの調整が有効」との文言が存在し、USDJPYの上値の重さが意識されます。

米国の貿易赤字上位3位までみますと、中国、ユーロ圏、日本と続きますが、この2位のユーロ圏で約1300億ドル、3位の日本で約900億ドルですが、欧州に対してのトーンはここまでは極めて低めです(それどころか、トランプ大統領からの批判もほぼ聞こえてきません)。

何故でしょうか?ここでも「ウォーリーを探せ」的に様々な政治経済のパワーバランスから、それらしきものを探し出せば良いわけです。因みに欧州内ではドイツとスイスは(日本と同様に)米財務省による為替(操作)監視対象にリストアップされています。

「ウォーリー」はここまでの為替の変動幅にあるのでしょう。23日の既報の様にEURは対USDでは2017年安値から2018年高値まで21.42%の上昇をみせています。ここがポイントで為替での水準調整が一番大きかったため、批判の矛先が向けられなかったとも判断できます。

すると今後の矛先は?中国、そして日本ということになります。極めて単純ですが、財務省の論点もこの辺にありそうです。

ポジションは変わりません、スポットでのEURJPYショート、オプションでの4/11満期、権利行使価格128円のEURプット・JPYコールの買いです。

 

(注意)当記事は新イーグルフライから抜粋した不定期掲載のため連続しておりません

竹内 のりひろ

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