元チーフディーラー集団(柾木 利彦、西原 宏一、伊藤 寿彦、竹内 のりひろ)+各分野一流の執筆陣の相場記事

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2019.01.18

ユーロ相場の行方


1月17日21:30~22:00 ラジオNIKKEI第1「集まれトレーダーシンプルFXトレード」
今日の聴きどころ!

実際の放送内容は是非YOUTUBEオンデマンド、もしくはラジコ・タイムフリーでお聞きください。

大橋)まずは竹内のりひろの視点ということで、前半はユーロ誕生から20年・その史跡をまず振り返って、今後はどうなのかということを考えるポイントというのを伺っていきたいと思います。
20年前は何歳だったかと聞きませんけれども、ずいぶん経ちましたね。

竹内)20年というとやっぱり一つの節目ということで、一回ユーロのここまでというのを振り返ってみて、今後を考えるのにちょうど良い機会かなと思って今日はこれを持ってきました。

大橋)まず足元のユーロの動向を見るのに、非常にEU圏っていうのは今政治状況が不安定になってきているなというのが気になりますよね。

竹内)そうですね。特にドイツは欧州の名士と言われるメルケル首相が今いますけれども、大橋さんもご存知だと思うんですけれども昨年の10月に州議会選挙が2つありまして、そこでメルケル首相の率いているキリスト教民主同盟の社会同盟が大敗を喫してしまいました。
ポピュリスト政党の躍進を許してしまったということなんですよね。

大橋)バイエルンとヘッセンですね。ここで負けちゃったのでメルケルさんが党首を退いてしまった。

竹内)そういうことですね。で、クランプ=カレンバウアーさんって方が新しく入ってきたんですけど、ヘッセン州に関しては特に難民の流入があるところですので負けて当然ということだったんですよね。

大橋)ちょっと支持率の推移のチャートがあるのでご覧いただきましょう。

大橋)やはり第1党は強いとは言え、やっぱりちょっと右肩下がりの傾向があったんだなあって。

竹内)2015年以降見ていきますと明らかに支持率の低下が起きてきまして、その一方でこのチャートの中で言うと赤ですよね。極右の「ドイツのための選択肢」というのが今大きく躍進をしてきまして、その2つの州議会選挙の後には実質2番目の政党にまで躍進をしてしまったということですね。

大橋)この赤いチャートを見ていただくと、2番目に浮上した瞬間がありました。

竹内)若干今、支持率落ちててますけど2番目に完全に浮上した時がありましたね。

大橋)ということはこれが右派。ポピュリズム大衆迎合型の政党ですね。
これ、ドイツだけの自称じゃないんですよね。

竹内)自称じゃないですね。昨年の場合はイタリアでも同じような政党が誕生していますし、こういった政党は概してユーロ懐疑的ということですから、もちろんユーロに対して求心力が低下、遠心力として働く可能性もありますけれどね。

あと一番問題なのは通貨、ユーロに対して懐疑的ということですね。

大橋)政治リスクがあるということは、やはりちょっと色々投資対象としても魅力がないと思いますが、彼らにしてみてももうユーロから離脱してもいいっていうことなんですか?

竹内)実は彼らは国民としては、直接ユーロから離脱したいというふうに思いはないんでしょうけれども、とにかくユーロに対して反EUということを掲げるだけで政党支持者というのは皆喜びますので。

大橋)じゃあユーロっていうんじゃなくてまずEUから出るっていう、そこを掲げてたりしますよね。

竹内)そこを掲げることよって支持者がますます喜んでくれますので。
ただこれが続くと投資資金というのは、やっぱりどうしても欧州に向かいづらくなってきますね。
この辺がやっぱり弱いところですね。

大橋)今年ってヨーロッパにとって、かなり重要な選挙があるんですよね。

竹内)はい、5月に欧州議会選挙というのがあるんですけれども、ここでまたこの極右というポピュリズムが躍進する可能性が取り沙汰されています。

大橋)今フランスのマクロンさんもあんなことになってますからね。
国民戦線のル・ペンさんというのももしかしたら出てくるかもしれませんよね。

そういう状況の中で欧州議会選挙、保守右派が取ってしまうのではないかというような機運が、欧州全体に出てきたということで。
これ、ユーロ買いにくいなっていう風に投資家さんは思うと。

竹内)思いますね。わざわざユーロに投資をしていいのかなという風に、やっぱり1回か振り返って考えてしまうんでしょうね。

大橋)では誕生から20年のユーロドルの史跡、チャートでご覧いただきましょう。

竹内)ユーロって実は誕生から一回思い切り下がりまして、大きく割った時からほぼ倍になってるんですよね。
で、0.8226っていうのは史上最安値ですけれども、これ実はこのチャートでは月足の終値を出してます。
なので2001年のように見えるんですけど、実際出てきたのは2000年なんですよね。

大橋)2000年ジャストに0.8226。

竹内)0.8226ですね。そこから2008年の7月に瞬間風速で1.6038という高値をつけているんですけれども。

大橋)2008年リーマンショック直前にこれ1.60いってるんですね。

竹内)ただこの直後にリーマンショックになりまして、わずか4ヶ月後の10月には1.23台まで下がっちゃったんですよね。

大橋)すごい暴落ですね。

竹内)3700ポイント4カ月で下がっちゃったわけですから、率にすると23%ぐらいですかね。すごい下げですね。

大橋)その後もかなりボラが荒かった相場ですけれども、こうやって見ると右肩下がりですね

竹内)右肩下がりに見えますね。これは浮上の要因が所々では出てくるんですけれども、大きな切返しとなって流れを変えられなかった歴史を物語っていますね。

大橋)これはやっぱりこのユーロがずっと下がってきてるってのは、ユーロ単体の問題だけなんでしょうか。

竹内)そういうわけでもないのは次のチャートをいただきたいんですけれども。

大橋)これは何でしょうか。

竹内)これはユーロドルと豪ドルを重ねてみたものです。
ユーロドルはそのままなんですけれども豪ドルを赤で示しているんですけれども。
見ていただくと若干所々では、違う動きをすることがあるんですけれども、ほぼ似たような動きをしていることがわかりますね。

これを見ていただくと、よく言われるのがいわゆるオーストラリアドル、豪ドルというのはリスク通貨であって、市場のリスクセンチメントが悪化した時によく売られると言いますけれども、これは何も豪ドル単体の問題じゃなくてユーロでも同じような格好をしていると思いませんか。

大橋)してます、してます。

竹内)ということは、ユーロ単体あるいは、豪ドル単体の要因だけではなく世界景気の影響とか、あるいは米ドルの動向なんか特に大きく影響を受けているという、そういうことになりますね。

大橋)基軸通貨はやはりなんといってもドルですので、ドルの反対側の動きとしては、なんとなく相関性は出てくるということですね。

竹内)はい。ユーロがなぜ、先ほど大橋さんがおっしゃったんですけど、低迷しているかというのは一つの理由として挙げられるのは次のチャートなんですけれども。

大橋)金融政策、金利ですか?

竹内)今、ECBの政策金利ですけれども、その一部の預金ファシリティー金利というところに、マイナス金利を適用していまして、今マイナス0.4%というところでずっと張り付いてるんですよね。

大橋)マイナス金利状態続いていると。
こうするとじゃあ、ユーロ持っててもどっちかっていうと払わなきゃいけない?

竹内)そういうことですね。これは市中の銀行、お金を預かったにも関わらず金利がもらえてしまうということなんです。
ですのでなるべく預金してお金が金利がもらえるわけじゃなくて、払わなくてはいけないような状態になっちゃいますので、銀行にお金が行かないで市中に回ってしまうということなんですね。
ですからあまりユーロという通貨に対して魅力がないということになってしまいますよね。

大橋)この金利がマイナスである、これがプラスになって来ないとなんかユーロ買いたくないなとか、持ちたくないなっていう心理が働いてるということでもあるんですね。

竹内)そういうことなんです。これはもう借りたもん勝ちになっちゃう。
意味合い的には借りても利子をもらえる状態になってきます。

大橋)そしてもう一つ、竹内さんにはよくこのチャートを持ってきてくださるんですが、アメリカとドイツの債券の利回り格差。

竹内)これが2年債というところで見てみますと、米独の2年債の金利差がこの直近30年で今現在一番拡大している状態です。

大橋)要するに、ドイツ債が安くて米国債が高いっていう。

竹内)米国債の金利の方が高い。

大橋)米国債の金利の方が高いって状況が今、極まってる。

竹内)極まってるということですね。
このチャートを見ていただくと範囲も30年以来なんですけれども、ちなみにユーロが誕生したのは1999年。20年経っているんですけれども、この20年の中で今一番金利差が拡大している時ということになります。

大橋)そうすると、何が起こるかというとドイツ債、ヨーロッパのものを売って米国債、アメリカのものを買う。
これで金利差がもらえるということですね。

竹内)そういうことです。ですから通貨で言えば、ユーロドルを売ってるだけで毎日日銭が、チャリンチャリン落ちるわけですよ。

大橋)そうするとやっぱり下げ圧力の方が強いという状況であると。

竹内)下げ圧力は強くて、キャリートレードが実質成立してしまうような、金利差がここには働いているんですよね。

大橋)極まっているんですね、金利差。

竹内)これがちょっと解消して来ないと、ユーロの上昇要因には、ちょっとなりにくいんじゃないかなという気がするんですよね。

大橋)ということで竹内さんは、このユーロ、マイナス金利があるということを考えると「あまり上がらないよね」と。

竹内)ユーロに対してはあまり上がらないんじゃないかなと思うんですけど、ここに来てアメリカの景気減速が今言われてるんで、これがちょっと顕著になってくれば、ユーロドルも少しは上がるかもしれないですけれども。
いかんせん、この3%近くまで開いているということは、ちょっと浮上のめどが立たないということですね。

大橋)長くポートフォリオにユーロロングはしたくないなという通貨であるということで。
竹内さんのメルマガ・SmartLogicFX(スマートロジック エフエックス)では今朝の配信で、ユーロ円をショートされた。

竹内)ユーロ円もショートしたんですけど、これはこのチャート見ていただくとかわかるんですが。

竹内)これはTwinCloud(ツインクラウド)というんですけども、TwinCloudにも、移動平均と同じような使い方が出来まして、この場合はデッドクロスをした後にサインが出ましたので、ちょっと今日はユーロ円を124円30銭で売ってみました。

大橋)SmartLogicFXで、竹内さんが独自のテクニカルインジケーターとして使っていらっしゃる、これはTwinCloudですね。これが今デッドクロス状態であると。

竹内)デッドクロスしてサインが出たんで、1回120円30銭で、今朝売ってみました。

大橋)ユーロ円の、30分足。

竹内)30分ですね。

大橋)これを詳しく知りたい方はぜひ、SmartLogicFX(スマートロジック エフエックス) でググってみて頂ければと思います。

竹内のりひろの視点、前半戦でした。

 

この後の大橋さん・竹内さんのトークは
以下動画アーカイブ、radikoから、どうぞご覧ください。

動画アーカイブ

https://www.youtube.com/channel/UCLhjaz_j5zgylcilm_aCzTQ

radiko
http://radiko.jp/#!/ts/RN1/20190117213000

■今週来週の為替スケジュールはこちら

■番組情報
「集まれトレーダーシンプルFXトレード」
放送日時
ラジオNIKKEI第1 毎週木曜日 21:30~22:00
出演者
パーソナリティ:西原宏一
MC:大橋ひろこ

過去放送
YouTubeライブ配信開始しました!
聞き逃した方も、オンデマンドでどうぞ!
https://www.youtube.com/channel/UCLhjaz_j5zgylcilm_aCzTQ

聞き逃してしまった方はこちら(radiko)
http://radiko.jp/#!/ts/RN1/20190117213000

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