元チーフディーラー集団(柾木 利彦、西原 宏一、伊藤 寿彦、竹内 のりひろ)+各分野一流の執筆陣の相場記事

×

メディア

無料メルマガ

無料講座

おすすめ商品

おすすめ会社

FXプライムbyGMO

スパンモデル標準搭載

新着情報

2019.01.25

世界景気の減速はどこに現れる?どこから判断する?

1月24日21:30~22:00 ラジオNIKKEI第1「集まれトレーダーシンプルFXトレード」
今日の聴きどころ!

実際の放送内容は是非YOUTUBEオンデマンド、もしくはラジコ・タイムフリーでお聞きください。

大橋)さてここからは竹内のりひろの視点と題しまして、マーケット今をつかむための視点を竹内さんにじっくりと解説していただきたいと思います。
今年は世界経済の減速というのが非常に気になると言われているんですが、何をもって皆さん不安になってるんでしょうね、今。

竹内)もういろんなことですよね。先ほども西原さんの話にもありましたように、要はブレグジットがまとまらないということもあります。
また今、米中の貿易戦争というのも落とし所がつかめていないということもありますね。
その他にたくさんありまして、ドイツでは排ガスの問題がありましてGDPが落ちてきちゃうということですね。
今日はまた発表になりましたフランスなんかのPMI。

大橋)燃料税をきっかけにマクロン政権のデモがね。

竹内)止まらないんですよ。一回収束をしたんですけれども、またぶり返してきてまして。
フランスのPMI、購買担当者景気指数って言うんですけれども、こちらはまた50っていう好不況の分かれ目を明確に割ってきまして、47.5というのが出て。

大橋)今日の夕方ですね。びっくりしましたね。

竹内)こんなんでして世界経済の不透明感がすごく高まってきています。
こちらを見ていただきたいんですけれども、経済政策不確実性指数というのがあるんです。

大橋)これ初めて見ました。

竹内)こちらアメリカのスタンフォード大学のニコラス・ブルーム教授というのが作ってる指数なんですけれども、複数の経済指標あるいは政治動向をスクリーニング、つまりふるいにかけまして、現在その経済がどれだけ危ない状況か、あるいは不確実性というのを数値に表したんです。

大橋)これ、上に行けば行くほど不確実性が上がるという。

竹内)おっしゃる通りです。

大橋)今、一番右が高い?

竹内)そうですね、直近の20年を見てますと、経済の不確実性は安定してくるかどころか徐々に拡大して来てます。
ざっと見てみましてもリーマンショックで200、欧州債務危機で214、トランプ大統領の誕生で308。
そして今はなんと337まで上がっています。

大橋)リーマンマンショックを全然超えてるんですね。

竹内)超えてますね。もう世界が不透明感の中に立たされているということになっちゃうんですよね。
これが一つありまして、世界経済の減速っていうことにかなり影響をしているという。

大橋)不確実性が高まっているということ、皆さんの不安心理を高めていることでもあります。

竹内)これは、原油先物価格WTI。
これは通常、何ドルってチャートで見ますけども。

大橋)これは何のチャートですか?

竹内)これは前年比でどのくらい上がってるとか、どれだけ下がってるとかというのを取ってきたチャートです。

大橋)前年同月比で見るチャートって珍しいですね。
これ、0のところに点線がありますけども。

竹内)これは0というところで前年と同じ水準だったということですね。
だいたい直近で28年ぐらいを取ったんですけれども、見方としてはこの急激に上から0を急激に切っているところをちょっと注目していただきたいんです。
例えば2000年のところで思い切りスパイクしているところがありますね。そこから急激に下がってきている、あるいは2007年ぐらいのところで上から急に下がってきている。
こういうところは一つ注目なんですけれども、実は今また、そんなに高いところじゃないんですけれども、急激に下がってきてます。
これがこの先どうなるかということを見るのが次のページです。

大橋)次のページはこのチャートに加えて。
アメリカの政策金利ですか、これ。

竹内)アメリカのフェデラル・ファンド金利のレートを赤で取ってみました。
で、このピンクでハイライトしているところが、先ほど申し上げたように急激に0を切っている瞬間ですね。

大橋)じゃあ急激に、去年と比べて落ちてきているという流れが続いちゃってるという原則が見える時に、金利がどうなってるかっていうことですか?

竹内)そういうことなんですけれども、まずピンクでハイライトしたところに金利がどうなっているのかと見ていただきたいんです。
これが利下げ局面であれば問題がないんですけれども、例えば利上げ局面であるとすると打ち止めになっているっていう風に見えませんか。

大橋)ああ、なるほど。
90年のところ、これはまあ下がってるからOKですね。

竹内)次の比較的大きいピンクのハイライトのところは打ち止めになってますね。
次の2000年ちょっと過ぎたところ、これはITバブルが崩壊したところですけど、これを完全に利下げ局面ですからいいんです。
その次の10年と手前のところ、これはリーマンショックですけれど。

大橋)もう金利ゼロですね。

竹内)金利がもうリーマンショックでまずかったので、先に金利を下がってしまったことを考えると、これはちょっと例外的に見るんですけれども。
15年のところで少し上がってますね。

大橋)問題はここですね。

竹内)これって今回の利上げ局面は、2015年の12月に始まっているんですけれども、その後1年間利上げがなかったと思いませんか。

大橋)止まってますね。

竹内)ということは、一応これも広義の打ち止めということなんですよね。

大橋)2015年は利上げ1回したけど、ちょっと休んだ時期があるということですか。

竹内)そういうことですね。
今回また大きく下がってきまして利上げ局面、今回9回目が終わったところなんですけれども、ひょっとしたらまたここで利上げが打ち止めされる可能性がこのチャートを見る限り、濃厚じゃないかなということになってきました。

大橋)これはそうですね。こうやってちょっと急激に下がってきてるところで、利上げ続けられないなっていう感じがありますね。

竹内)そもそもWTI・原油価格が下がってくるというのは2つの要因がありまして、要は供給過多になるかあるいは需要が減少しているかなんですけれども、今回の場合はおそらく後者じゃないかなということになりますね。

大橋)需要の伸びの鈍化、中国とかですね。
これ、じゃあ利上げがもし打ち止めになると、ドル円相場はどうなっちゃうんですか?

竹内)次のチャートなんですけども、これは去年の9月以降のドル円と2019年末までの利上げの織り込み回数をプロットしたものなんです。

ここに真ん中に線を引っ張ったのは、これが近似曲線と言いまして、だいたいこの線上にあるところがいわゆるフェアバリュー、整合値なんです。

今、パウエルFRB議長が言ってるのは、今年利上げをしないと言ってますよね。1回休止と言ってますよね。そうするとこれを見ていただければ分かるんですけれど、この0のところからずっと上に上がっていくと点が点線と引っかかってるところあるんですけど、これがだいたい109円69銭です。

大橋)利上げしないとこれがフェアバリューなんですか?

竹内)フェアバリューになってしまいます。
今、 JPモルガン・チェースが今年まだ景気がいいから2回利上げをすると言ってます。
これまた右のほうに行って、2.0のところをずっと上に行きまして、そこからまた左に行きますと113円56銭ぐらいなんですね。

大橋)この赤い点線のところですね。2回あっても113円ですか。

竹内)そういうことになってしまうんですよ。
去年2回以上利上げを織り込んでいる時があったんですけれども、それでも115円にはいかなかったわけですよね。
これ結構深刻で、この先利上げが2回をフルに織り込んでも113円程度にしかならないんですよね。

もっと今は言えることは、年明け以降の急激なドル円の下げとか株価の下げに伴いまして、利上げの織り込みというのが急速に剥落しています。利下げが織り込みになっている時期もありました。

今どのへんにあるかと言うと、この0回のところの上のあたり、109円ぐらいにあるんですけれど、ここにずっといることによってこの近似曲線がずっと下がってきちゃうんですよね。
するとこのいわゆるフェアバリュー、0回つまり利上げを行わないっていうところがどんどん下がってきちゃいまして、この先ずっとここにいますと109円とか、下手したら108円も下がってくる可能性があるということなんですね。

ですのでグローバル景気の減速というのは、こんなところにも表れてきているということですね。

大橋)利上げの織り込みとの相関図っていうのを見ていると、ちょっと今年円安ドル高にはなりそうにないですね。 2回上げても113円50銭ぐらいというバリューだと考えるとね。上げない可能性も今、高まってますけど。

竹内)この先またフラッシュクラッシュじゃないですけれど、株が下がったりすると利上げの見通しがむしろ利下げになってきますから、するとこの曲線がどんどんどんどん下がってきてドル円の下落を示唆してくるということになってしまいますね。

大橋)ここまで竹内のりひろの視点でした。

 

この後の大橋さん・竹内さんのトークは
以下動画アーカイブ、radikoから、どうぞご覧ください。

動画アーカイブ

https://www.youtube.com/channel/UCLhjaz_j5zgylcilm_aCzTQ

radiko
http://radiko.jp/#!/ts/RN1/20190124213000

■今週来週の為替スケジュールはこちら

■番組情報
「集まれトレーダーシンプルFXトレード」
放送日時
ラジオNIKKEI第1 毎週木曜日 21:30~22:00
出演者
パーソナリティ:西原宏一
MC:大橋ひろこ

過去放送
YouTubeライブ配信開始しました!
聞き逃した方も、オンデマンドでどうぞ!
https://www.youtube.com/channel/UCLhjaz_j5zgylcilm_aCzTQ

聞き逃してしまった方はこちら(radiko)
http://radiko.jp/#!/ts/RN1/20190124213000

Twitter
ラジオ番組「集まれトレーダー!~シンプルFXトレード」 Twitter
https://twitter.com/rn_simplefx

西原宏一メルマガ シンプルFX Twitter
https://twitter.com/fpnet_nishihara

新着情報

メディア情報

無料メルマガ

無料講座

おすすめ商品

FXプライムbyGMO FXプライムbyGMO

おすすめ会社

スパンモデル標準搭載

トップに戻る